いまげろく

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【シン・エヴァンゲリオン 劇場版】は駄作

公開当時の感想は迷いなく「駄作」とか「草」だったんですけど、1年以上も時間を空けてTwitterのフォロワーと序から観直してみた結果……やっぱりクソ!!!

 

冒頭からパリで意味わからん戦闘を見せつけてくる勢いは嫌いじゃない。

考えてみると、人類の存続をかけた戦いが実質日本人だけで行われているとかシュールすぎるだろ。

リツコがクソダサい格好で指揮していたけど、怖気づかない振る舞いと「カチコミ完了」なんて冷静に報告する姿はさすがであった。

 

第3村に着いてからは成長した元同級生との差に、感慨深いようなショックなような気持ちにされられたり、全てに目を輝かせながら社会性を獲得していくアヤナミの豊作な萌えを堪能できる。

ヒカリが「おまじない」としてコミュニケーションの大切さを露骨に伝えてくるのは割としんどい。度々挟まれるアスカの罵倒が少し嬉しいオレ。

アスカは無駄にヌルヌル作画で動いたり「ここは私がいる所じゃない。守るところよ」などといった自宅警備員らしい名言を生み出していたね。

アスカを幸せにするのは、俺だと思っていたのに…ケンスケが妙な存在感を放ち始めてアスカからの信頼も深い感じの雰囲気をアレしてやがるんだ。

考えること自体が気持ち悪いのは重々承知だけど、アスカとケンスケがどこまでの関係を築いていたのかについて俺の推測も書いておく。

裸のアスカに対するケンスケの冷静な対応は俺の脳を破壊しかけたが、冷静に捉えてみるとケンスケは自立した立派な大人として描かれており、アスカの裸体を見慣れているとかそういったわけではなく、子供に変な気は起こしませんよといった類の振る舞いだったのではないか?という結論に至った。それにアスカは睡眠も食事も必要としないので、都合よく性欲だけがあるとは思えないし、パイロットを男に抱かせるような管理もありえないだろう。

これは処女性の安心と同時に外見14歳のアスカを愛する俺自身を傷つける解釈だが、そうであると信じている。

パンフレットの声優コメントなどではケンスケとアスカのカップリングは信じて疑ってないようだけど、あんたらの目は節穴かよと…関係者に反論したくなるほど俺は必至なんだ。助けてくれ。

最終的にアスカが約28歳の体で復活していたのなら俺の負けです。でもマリはエヴァの呪縛が解けても極度に歳を取っていなかったので大丈夫でしょう。そうだよな?

 

シンジを叩きまくってたアスカは結局ゲンドウの罠にハメられてトリガーになっちゃったね。『破』から2号機がズタボロすぎるよ。

式波シリーズとかいうクソみたいな後付けは記憶から消すとして、砂浜で目覚めたアスカのプラグスーツがエロ同人みたいに破れていたのはウケる。

アスカがケンスケに求めていたモノを異性愛として解釈すると、人形からケンスケが出てきた描写は人形に男根が生えてくるような気持ち悪さがあるので、普通に父性とかで考えたほうがしっくりくるのだ。

幼い頃のムスッとしたアスカはかわいすぎ。ウソ…どんな君も最高さ。

 

ヴンダー VS 冬月の際にミサトさんが「タイマン上等!」と言っていたように、本作にはヤンキー映画の最終局面っぽさが漂っている。

とはいえシンジとゲンドウの戦いはシュールすぎたし、ゲンドウの独白も映画としてはヒドイもんでガッカリだし、ミサトさんの槍作りもノリでやりすぎだろ…。

「他人の死と思いを受け取れるとは…大人になったなシンジ」の俺スゲー無双感よ。

 

とにかく謎ワードと謎理論の洪水状態で何度も笑っちまった。セリフは全体的に説明的すぎたけど基本的に意味不明だから、くどさを感じなくてズルいなぁ。

老後の楽しみなのか知らないが、ほぼ全編に渡って冬月のクリエイティビティが全開なのも笑えてくる。

冒頭に出てきたボスキャラはパーツの寄せ集め感がシンプルにキモかったし、突進するばかりのMark.7とか腕2本爆弾の低予算兵器感はグッド。戦艦も作りすぎ。

 

泣きそうになった所も少しはあったけど、うーん…無難?こんなものかと。

中2の頃から約10年ファンだったし、気持ちよくさよならしたかったのだが、「ばーかばーか!お前なんてもう知らね!」って気持ちです。

庵野の投影とかオマージュだとか言ってる感想も多く見たけど、俺は庵野のことなんて全く意識してないので、ただただ旧劇とのギャップに絶望した。

 

シンジがマリとくっつくのは「それでいいのか…?」って感じ。

似合わないとか劇場版からの新キャラだからってワケじゃなくて、マリって元は親世代の人間じゃん?めちゃくちゃモヤモヤする。

だったらレイやアスカとなら納得したかというと…それも違くて、本当にポッと出のエヴァと関わりのない一般女性と付き合っていたらしっくりきた気がする。

シンジがカヲルに言っていた「僕はいいんだ。つらくても大丈夫だと思う」が「つらくても大丈夫だと思う(胸のデカいイイ女がいるから)」に聞こえてしまう…。

 

絵コンテや原画を用いた演出、序・破・Q・旧劇の使い回しな画の多さも単純に残念だ。裏宇宙内の使い回しには必然性があるっちゃあるけど、それ以外でも被る構図が何度もあった。CGの質感もレベルが高いとは言い難い。

ラストの実写空撮も、虚構の先(上位)こそ現実みたいな価値観を感じて気に入らない。たぶん令和だから。

 

まぁ確かに、神格化されていたコンテンツを失望という形で終わらせる、神殺しと云うに相応しい作品でしたね。ありがとう。

宇多田ヒカルは最高!!!