ソフィーのアトリエ2…堪能した。
最初はNORMALで楽々クリアしたので、VERY HARDでラスボス倒せのトロフィーに気付いた時には絶望したね。
それからエンドコンテンツとしてボスラッシュをLEGENDのHARDでクリアできたから満足したんだけど、やっぱりトロフィーが中途半端なのは気になっちゃって、クリア前の砂漠辺りに作っていた別のセーブデータからやり直し、なんとかトロコンも達成…それはもうしんどかったぜ。
『ソフィーのアトリエ』の「クリア前に賢者の石を錬金しろ」ってトロフィーでも思ったけど、やり直しがきかないやつ普通に腹立つわ。
まぁそれはともかく、想像以上のボリュームで1作目以上にやり込んでしまったな。
美しい感動物語のニオイをプンプンさせながらCEROはCである。
ほとんどは女性陣の下半身が際どいせいだろう。水着衣装を導入するためってのも大きいかもしれん。
際どいのは大好きだけど、子供にも勧められそうな優しいストーリーなので非常にもったいなく感じてしまう。

このゲームは戦闘の難易度なら選べるけど錬金のパズル要素は素の実力を試される。
装備品を極めようとすれば、適切な錬金成分と特性を身に付けた厳選素材を用いて全特性を解放しつつ、品質と大成功率を上げることも意識し、追加で能力値も足そうもんなら途方もない探求が必要なのだ。
気付けば1時間近く溶けてる場合もある。これが楽しいのよ。

戦闘も試行錯誤させられたし、状態異常やバフ/デバフのスタック重ねは最高に楽しい。自分はキャラ愛を優先したいので、戦闘メンバーが余らないのも個人的にはありがたいのだ。
調合も戦闘も不思議シリーズで一番やる気が出るシステムだったかもね。
フィールドは単純な草原からミスリードが散りばめられた複雑なモノもあって飽きさせない。初見の場所でも全体マップを表示可能なので、フィリスとかと比べると圧倒的に優しい作り。
壁伝いに歩くとカメラが回り込んで一人称視点みたいになるのが地味に好きで、いっそのことFPSなアトリエ作品をやってみたくなったな。
意識的にファンタジーを残しているようなCGの質感もけっこう好きで、相変わらず音楽も上質。
『木漏れ日を縫って』『夢の繋ぎ目』『蒼穹を穿つ』『今だけは子供のように』『夢を掬いに』は特にお気に入り。
モブの使い回し感や魔物の種類が色違いばかりなのは気になったが、冷静に考えるとドラクエなんかもそうか。
とはいえ、足場の狭い崖を横歩きで通り抜けるギミックが非常に面倒で、探索が億劫になることも少なくなかった。俯瞰でスリリングに見せたいのか時間稼ぎのつもりなのか知らんけど、渡っている間はカメラを動かすことすらできず、スティックを倒すだけの動作に心が萎える。
普通の狭い道はソフィーの手とか後ろ姿がかわいいので悪くないし、樽などの足場をぴょんぴょん飛び越える動きもかわいいし、坂を滑る時は声も出ていてかわいい。とにかくかわいければヨシだ。
しかもこれらのアクションを水着衣装で行うと、ポロリしかねないセクシーアトラクションの始まりだ。退屈だった崖の横歩きまでもが、胸の谷間を眺める至福の時間に変わるってワケ。
バトルのオーラ展開後や天候変化時に画面が白くなる演出は眩しかった…。ロードを誤魔化していたのかな。
いろいろ輝くハデな技も多いし、クリティカルは必ずチカチカするから目が疲れる。自分のモニター設定も関係あると思うけどね。
金銭面も割と厳しい。金プニは役に立たなくて何のために存在してるんだって感じだし、高難易度のボス退治じゃ補充代でほとんど損する。最終的には最高装備の複製とボスラッシュのアイテム消費で一文無しと化したよ。
アイテム効果の誤表記とか致命的なミスもそこそこあって、作品毎にシステムを変えまくってる弊害が出てしまっているなという感じ。
でもやっぱりキャラに関しては文句なし。

今作もソフィーのかわいさは圧倒的。衣装のスカートがギリギリすぎて(決して下品には見えない)脚フェチとしては拍手喝采です。
オスカーも旅に同行していたらしいのだが出てこない。それでいい。
前作の成長はしっかりと引き継いでおり、ジュリオとかコルネリアを思い出すセリフには切なくも暖かい気持ちになれたし、賢者の石なんて素材があれば作れるよ~って軽い態度や、用心棒たちも驚く高い戦闘能力で、嫌みのない強キャラ感を醸し出す。
エルデ=ヴィーゲは夢への通過点なのだと一歩引いた立場を貫くが、いざ別れの時が来ると悲しい表情を隠せない。
ラミゼルとの関係は友情や憧れが混ざる複雑なモノだったと思うけど、ラストで溢れ出すおばあちゃんへの涙と想いを見て、俺も心でソフィーを抱きしめていた。
安心してくださいお祖母様。ソフィーは俺の隣で寝ています。

どのキャラもステータスを優先した装備作りをしちゃったので、ソフィーに至っては全ての数値が1000を超えてしまった。
「竜神の逆鱗」
「竜神の脚」
「全能の力」
「エボルブボディ」
「百魔の覇王」
「百魔の覇王・技」
といった特性は全員の装備に付いてるし、数値が上がる素材も最大限活用した。
同じ要領で最高の「転身の護符」と最高の「エントワイルマフラー」と最高の「リザレクトウェア」を作って複製して全員でペアルック!
ゲームを楽しんでるって実感できる特性を持った装備たちだよ。スコープなんて使うな!
ソフィーは物理技も全体攻撃魔法もあるうえに専用アイテムも便利でバランス良すぎ。
天界の大掃除は2個持たせるくらい頻繁に使っていた。純白の蝕みを付けて強化除去とオーラダメージとデバフを与えまくるタイムカードの発行が快感。
ボスは魔法耐性が付きがちだと思っていたので、効果はあえて物理ダメージの「ゴーレムが落ちてくる」にしておいた。落ちてくるゴーレムもかわいいし。

まだ未熟な頃のプラフタもかわいい。
自信過剰なところが目立っていたが、ソフィーの実力を目にして少し謙虚になったり、未来の自分が師匠になることを知って調子に乗ったりしていたね。

ハイライトは…興味無いのにカラダが反応してしまう思春期プラフタ。
最終的に記憶消去を選んだのは本当に好みのラスト。プラフタのアトリエを経てから最後の答えを思い返すと、ソフィーに対する愛情の大きさに感激するし、2人の出会いがどれだけ互いに変化を与えていたか実感しまくる。
アレットとオリアスとディーボルトだけはプラフタが忘れたことを知らないまま生きて行くのかと思うと…たまりませんな。

どのスキルもダメージが出づらかったけどデバフ効果は役立つし、難易度LEGENDで強敵に付与されるバフなんぞ「イレイズソード」を使えば無いようなもの。
何よりトワイライトプリズムが全てを解決してくれる(できるだけ頼らないようにはした)

この手の線の濃さ…良くない?

ω


でもやっぱり人形のプラフタがさらにかわいい。格好はとんでもないが、町長就任時の痴態や過去の自分を見て気恥ずかしくなってる時の赤面した表情は純粋に激萌えであり、前作と比べて豊かになった表情の恩恵をソフィー以上に受けていたのではないか。

未来の自分が人形の身体になった部分にしかリアクションしていなかったけど、どう見ても服装の方がヤバイだろ。

この会話からすると、この時点の人形プラフタには既に味覚があるってことだよね。
全作やった後でも人形プラフタには曖昧な要素が多いな。

ラミゼルは他人を頼ったり他人を助けることに躊躇いが無く、親しみやすさと頼もしさが同居したメチャクチャ良い大人(お姉さん)。
ソフィーのおばあちゃんってこんなにセクシーだったのかと…ソフィーとは別の気まずさを感じてしまったが本当にステキな女性。
戦闘では完全武闘派なのも意外だったけど、体を動かす才能と性格の相性が良すぎたって設定を聞けば納得だ。
ソフィーと暮らしている間に魔物との戦い方も教えていたんだろうけど、ソフィーは魔法メインのスタイルに育っていたから、元の世界に戻ってからは魔法技も学んだのかもしれない(歳のせいもあるか)。
内面に関してなら、此の祖母にして此の孫ありだなと思える微笑ましい共通点をいくつも感じ取れた。

でもソフィーに恋愛小説を薦めるイベントシーンは2人の違いが明確に現れていて笑える。ソフィーの「恋愛小説を読んだことないかも」ってセリフで、もはやエリーゼさんの責任だろと思ったり…というかラミゼルも一緒に住んでたんだから読ませなかったのかなと疑問なんだが、さすがの本人も読まなくなったのかもしれない。
ソフィーはナイト気質のイケメンと出会いすぎなので、自然と男のハードルがめちゃくちゃ高くなってそう…。
ラミゼルとディーボルトの間に何も無いはずがない…って想像しかけたけど、ガチでクリーンなんだろうな。いやでも、ラミゼルの結婚相手はディーボルトみたいな男になるんじゃないかと思うのですよ。
この人が後に地元へ帰って町を支えながら孫娘を育てて人生を終えるのかと思うとグッときまくる。ソフィーの親になる自分の子供が早死にすることが確定しているのは哀しすぎるな…。(ソフィーの両親の消息は明かされてなかった気がするけど、死んだとしか思えんのよ)


この画が良すぎる。

どのスキルも優秀なうえに攻撃力も高いから彼女の強化はマジで重要。
打撃しかできないので魔法アイテムも必須。デュアルトリガーの「不思議な奇跡」も便利だね。

前作のフリッツとジュリオのポジションなのか、今回は俺様系とクール系のイケメンが協力してくれる。案の定、性格もめちゃくちゃ良いヤツらさ。

オリアスはナルシズムの塊だが、他人を見下すことなどせず、素直に感心もするし、清々しく己を貫いていて好感が持てる。ここまでお兄ちゃんになって欲しいキャラはそうそういない。
そんな彼が引きずり続けていた悩みが家族との距離感ってのが良いギャップだった。
不思議シリーズは夢を持つテーマが一貫していて感心するのだが、夢は尊いというメッセージに偏りすぎている印象があるので、夢が特に無くても頑張って生きているキャラクター性はとても良い。

実際に絡むまでオリアスとディーボルトはライバル的な関係なのかと思っていたけど、めっちゃ仲良くて最高。

「アヴァンガルデ」「グレイシャスコール」をバンバン使うと気持ちよくて、戦闘では必要不可欠なアタッカー。「スノーフォールカノン」もマヒャドっぽくて良い。
「コールドミスト」もよく使ったな。オーラダメージが時々強いしデバフも悪くないしモーションがカッコイイ。

ディーボルトは寡黙な面もあるがハートは熱く、クールでホットな最高ナイト。
オタクに必要であるジェントルな騎士道精神は是非とも見習いたい。
ズメイ発生の原因になってしまった点は問題だったけれど、自らケジメをつけて夢を見つける流れは感動的で、彼のドラマはメインストーリーの大きな部分を占めていた。
ピリカとの遠い繋がりと、元の世界に戻った後の生き様を想うと泣ける。

一番遅いキャラだったけど、なんとか素早さ1000超え達成。
スキルは「二連薙ぎ」が地味に好きで、威力は弱いけどちまちま使ってた。シンプルなモーションとATK低下と範囲が良いのよ。

アレットはバカキャラの雰囲気を持ちつつも商人としての覚悟は一流。
前作でも思ったが、どいつもこいつも商売してるの凄いんだよな…。
単純にキャラデザが好みじゃないから思い入れは薄いんだけど、もしいなかったとしたら作品の明るさが半減しそうなくらい目立つ存在。

全体的にスキルの威力が惜しかったけど、高い素早さ故にバフ係としては常に優秀だし、「トルネードクラスター」はオーラダメージ的に便利で、「超大量ばらまき」や「打ち上げ大玉」のギャンブル感も楽しい。辞めかけた頃にデュアルトリガーの「サプライズフォーユー」が素晴らしいことに気付いた。

エルヴィーラは内面の意外な幼さとか、力の持て余し感とか、色っぽい外見との噛み合わなさが歪で良いキャラだった。
上田麗奈がまたピンク髪の神様やってる!って意識するくらいには声もハマってる。
夢の神だけど「眠って見る夢」と「抱く夢」の要素が混ざっていて解釈に困る瞬間もある。
ラミゼルが死を迎える時、娘のように扱われてきたエルヴィーラは何を想うのだろう。

この…片目を強調する中二じみた構えは神として生まれた時から身に付いてたもんなのかな?
他のサブキャラも良い人ばかり!!!(省略)

狩り尽くしていた身で言うのもアレだが…切ないね。

誰も覚えないと思うけど、アトリエシリーズのタルに関わっていたかもしれないと考えるとドラマティックだ。

もし本を出版するつもりなら、エルヴィーラは確かに存在していたってことが長きにわたって語り継がれるような、誰かの記憶の中だけでも彼女が残り続けるようなものを書いて欲しいですね。この探求者がいつの時代に住んでいたのか分からんけども。

ガチ恋勢の鑑。これって夢を諦めたような描写だけど、これこそ人生だろう。




街中に住んでいたプ二はプニプニ玉をくれたりして愛着があったんだけど、たぶんグロールに襲撃された辺りから、おじさんが居なくなっちゃって、エルヴィーラが正気に戻った後にはプ二も消えてしまったのよね。
おじさんがプニを相棒とか言ってたし、いろいろ想像すると切なくて寂しかったなぁ。
プ二の真理に辿り着いて元の世界に帰ったのならいいのだが。





依頼文を読むと住人の多様さを感じられるのも良かった。姿は出てこないが万能中和剤・虹を報酬で渡してくれる凄腕の錬金術師もいたらしい。
こうしたモブによって世界観が固められていく感じは凄く好みだし、いろんなイベントを見ていても、不思議シリーズ全体を振り返っても、モブが大切に扱われていて本当に優しい物語なんですよね。
ストーリー自体の質は「何とも言えん」に尽きる。シリアスでも甘すぎるわけでもないから、傑作とも凡作とも言い切れない感覚。壮大な後付けになってる続編でもあるから評価に困る。
ただ、良いキャラクターを描けているのは間違いなくて、キャラに関する文句はまったく浮かばなかった。
ラストのお別れ会の切なさは好みドストライクだったんで泣いちゃったし、女の子も超かわいかったんで、俺は充分に満足している。
DLCは水着(一部)と『プラフタのアトリエ』だけ購入したお。





オーマイ…なんて美しさだ。


『プラフタのアトリエ』はソフィー2の前日譚でありつつ、プラフタとラミゼルとディーボルトの重要な掘り下げもあって、3人が好きならやるしかない。
ボリューム不足を補うためなのか、マップを開いて移動することができなかったので、一度でもアトリエに戻れば街の端までマラソンさせられる。
調合も戦闘も求められるけど、強制以外の調合は一度もやらなくていいし、宝箱から手に入る装備とアイテムだけでボスに勝てる(ギリギリ)。
ストーリーを見たいだけなら素材集めは時間の無駄。
あえて錬金レベルの限界を目指す猛者もいるらしいけどね…。
どうでもいいスクショシリーズ

ナンパ

戦闘した場所にあった茂みが邪魔で何も見えない

足が埋まってるオリアス




放置モーションかわいい

なんかハマって動けなくなった場所


時々マップに映り込むケダモノども



段差で片脚を曲げるソフィー

街中で見かけたら絶対に立ち止まってしまうであろう画。

何とは言わんがデカイ

頭ポンポン撫で撫でしたくなるぞ

火傷状態のエフェクトがカッコイイ

紐と胸の隙間…俺でなきゃ見逃しちゃうね

光や影が一番良いと思ったやつ

プ二かわいい

一番幻想的に感じた瞬間

ヤバいことしそうなディーボルト





探索中のセリフも聞き逃せないものがある。
次は『フィリスのアトリエ』やらなきゃな~って感じですけど、ソフィー2をもっと引きずりたい気持ちがあるので、手を出すのはいつになるやら…。