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『チェンソーマン』のレゼが俺の心に焼きついたワケ

今更ながらチェンソーマンを読了し、俺の心はマキマかコベニかレゼの間で揺れていた。

ガチ恋キャラは各作品1人ずつと制限を設けている誠実な俺は悩みに悩んだ結果、気付いたらレゼを抱きしめていた。というわけでレゼへの愛をここで表明します。

気を付けて!このラブグレネードには安全ピンなんて無いよ。

OK、俺は元水泳部だから泳ぎには自信があるんだ。君を悲しみの海から救い上げてみせるさ。でも君に溺れている俺は誰が助けてくれるんだろうね?

 

レゼは客の少ないカフェでバイトする学生…というロールプレイでデンジを狙う兵士だ。基礎戦闘力が高いので爆破能力を最大限に活かした動きが可能であり、スピードもパワーにも隙が無かった。過去の女の記憶も閃光のような笑顔ひとつで吹き飛ばしてしまう。

紫髪から覗く緑の瞳はそこそこ珍しい配色で、見つめられたら惑わされるのも当然だろう。

髪型は後ろ髪をリボン的に縛っていて前髪は長いM字。雑にもオシャレにも感じられるし社会に溶け込める絶妙なセンスだ。

首のピンを自然に見せるためのチョーカーは彼女ならではのアイテムだし、夏祭りの日に着ていたスリット入りのショートパンツ(素材謎)(ベルト無し)とニーハイ(ブーツ?)で絶対領域も魅せてくれる。ノースリーブの服も上品な色気があって綺麗。

登場期間は長くないけど服装パターンがいくつもあって嬉しいね。

変身後はリドリー・スコットの『エイリアン』にしか見えないミサイルヘッド、導火線アーム、ダイナマイトエプロンといった気合の入った姿でバツグンのインパクト。

ダイナマイトバディとはいえないが決して貧相ではなく、バランスの良いスタイルは戦闘においても映えている。

君の頭部の爆発より美しい花火は他に無いだろうね。変身の爆破で腕が削がれていたのもゾクゾクする。

外見は瑞々しいが、心には水気が足りなかったように思える。何が言いたいかというと、俺は彼女の涙が見たかったんだ。

冷徹な兵士として涙は流さないのかもしれないし、もはや枯れてしまったのかもしれない。しかし一部の描写で彼女の人間らしさは確かに感じ取ることができ、デンジによって心に植え付けられていたであろう花を大切にする余裕があれば…きっと何かが変わっていたはずだ。

濡れすぎると起爆できないのは弱点だが、君の輝きに火薬は不要だし、最も輝いていた瞬間は夜の学校でプールや雨に濡れていた姿だったのかも。

ちなみに俺が最も好きな瞬間は、噛み切ったデンジの舌をべ〜って見せてるコマ。

知ってるかい?C4爆弾は噛むと甘いらしいよ。君の舌も甘いんだろうね。

あと自分の頭を持ち上げたり車の前で2課の生首を見せつけてるシーンはマジで美しい。背景の闇とライトの明暗がおどろおどろしくて演出的にも感激した。

いったいどんな訓練で身につくんだよと言いたくなる頬の赤らみや首を傾ける角度とか魅惑的な仕草が悪魔的でたまらない。

君のやること全てが爆薬として心に溜まり、君のキスで2人を結ぶ導火線に火がついて、一気にブッ飛びたいんだよ。

ぜんぶ嘘だったとしても、本当だった瞬間があったと信じて、常に正直な自分で向き合っていきたいな。きっと呆れるだろうけど、しつこいくらいじゃないと君を見失ってしまいそうだから。

強くて賢い君に必要なモノはさほど無いだろうけど、孤独に強かったとは思えない。重ねた罪を少しでも背負いたいし与えられた役割を全部投げ捨てて2人だけの世界を求めたすぎるだろ。

マジでレゼと同級生になってるような別の人生で出会えたら、学校は楽しくて仕方ないだろうし、立ち去る後ろ姿を眺めるだけでは終わらせなかっただろうな。

君と歩む人生は地雷原の全力疾走に等しいのかもしれないが、そのスリルすら楽しめる気がしてる。

 

モルモットと呼ばれてきた人生、そして狩られるネズミのように追い詰められて殺された哀しい最後が死にヒロイン好きの俺には深く刺さったし、手首と上腕で切断される腕の残り方がエッチすぎじゃないすか?

すぐに変身しなかったことから、マキマが出てきた瞬間に半分諦めていたのかもしれない。

心を乱し尽くしてそれっきりになった君を想い続けながら虚しい切なさに浸っていると、ふとした瞬間に好きな気持ちが爆発する。死んでからより輝く時限爆弾のような女だった。

 

映画化でライバルが増えそうだな…

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