いまげろく

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韓国のボカロを聴こう

韓国のボーカロイドといえばSeeU(シユ)とUNI(ユニ)!

彼女達の歴史なんかはまぁ個人で別に調べておくとして…

韓国語のボカロを聴くことへの一番の不安は、やはり言語でしょう。

普通のK-POPなら、事務所やチャンネルによって変わりますが、公式が英語字幕や日本語字幕を付けた動画をアップロードしたり、日本のファンが作った日本語訳を見つけることができたりします。しかしKボカロ(なんか良い呼び方ないかな)となると滅多に無いので、自分は意味を全く理解せず聴いていくことになりました。

まぁそれでも楽しめるのが音楽ですよね。歌詞が分かる(訳せるわけではない)洋楽でも邦楽でも、とりあえず音の良さが自分にハマるかどうかが優先で、先に歌詞の意味を知りたいとは思いません。こういうスタイルでいることが一番楽しみやすいもんですよ。

Kボカロは動画サイトで探すとなると、日本語ソングのカバーが多くヒットしちゃってオリジナルを探すのが難しいので、有名っぽいやつばかりにはなりますが、古い曲と最近の曲から良かったモノをバランスも意識して載せていきます。

かつてCRECREWという投稿サイトが存在していたんですけど、2013年に閉鎖されてしまったようで、YouTube上にあるソース不明の古い曲はそこからの転載らしいです。

 


[SeeU] Alone (Original)

YouTubeの概要欄に日本語で「路頭を通り過ぎる人々の中で自分が感じるさびしさ, 悲しみを歌で表現して見たElectronic House ジャンルの曲です」と書いてあります。曲はかっこいいし動画に英語字幕が付いているし100万回以上再生されていて強い。

そんな無理して外出るなよって感じ。

 

 


【UNI + FUKASE Original / PV】깨어나는 새벽 (유니/후카세 오리지널)

Fukaseが韓国語で歌ってるんですよ!なんかちょっとキツいけど…古くてスローなKボカロを良い感じに電子化したような感じとクールなイラストも良いじゃない!

投稿者のライブ配信を聴いてみたら、カワボでした。

 

 


[유니/Uni] 유쾌한 우주인의 인류멸망

なんかずっと楽しそうに叫んでいますね。シャウトがけっこう透き通っている感じで聴きやすい。韓国語のメロディもボカロの使い方もかなり上手いと感じました。

宇宙人的なUniが不幸な主人公に人類滅亡スイッチを提案してくるストーリーになってるっぽいけど、主人公はタリタッタンッタと受け流しているのかなと。辛いけど…辛いけどさぁ…って感じの葛藤が心に響く歌詞。

 

 


[유니/Uni] 벚꽃비

これは非常におすすめ。

曲によっては韓国語の音の気持ち良さは異常。UNIの声がかわいいしメロディもノリやすくて、歌詞がワケ分かんなくても俺は何度も聴いている。

 

 


[SeeU] 위선의 과학Science of Hypocrisy (Fan MV)

オリジナルを貼りたいところですが、そっちにはMVが無かったのでFan MVのほうをどうぞ。探せば英語字幕付きもあります。ファン制作のMVが生まれる文化って意外と珍しいよね。ニコニコにも動画がありましたが100回ちょっとくらいしか再生されていませんでした。やれやれだぜ。

 

 


시유-우산

かなり古い曲ですが、ポップだし調教も聴きやすいし、アニメのOPくらいのサイズで良い。こちらもMVはファンによって作られたモノのようです。かわいすぎる。しかも日本語字幕付きなので聴くしかないでしょう。

 

 


[Korean Vocaloid] SV01 SeeU 4th Demo-song M/V

なんとこの曲はBTSで有名なBig Hitが製作に関わっていたりします。

古いから仕方ないけど、MVのCGSeeUが超絶ビミョー。音だけならさすがのクオリティです。

 

 


(Original) UNI - 저격수 인형 [VOCALOID4] (보컬로이드 유니)

なんていうかボカロ曲ではあまり聴かない感じのサウンドで良いっスね。動画と歌詞の意味は分かりませんが。

 

 

Kボカロの中ではめっちゃ有名みたいで、俺もこれが一番気に入っている。ぶっちゃけSeeUのハスキー声は苦手なのだが、これは普通に聴きやすい。日本語カバーもあるしその気になれば歌詞の内容は分かるかと思います。これがウケたからなのか、Kボカロで人気の曲はホラー系が多いように感じますね。にしてもMVの女の子は超かわいいな…

 

 

시유 - love and death (러브 앤 데스 무서운노래)

MVから察するにサイコ女の歌っぽい。「Hide and Seek」 リスペクトなのかよく走っています。

 

 


시유-가위

タイトルの意味は「ハサミ」ですが、やっぱり細かいことは分からん!!なんかヤバい奴に体を乗っ取られるストーリーなのか二重人格の表現なのか…だれかおしえて。

まあとにかく、粗いイラストや何度もループしたくなる音がたまりません。

 

 


UNI - ZOMBIE ─Original─

イラストが素晴らしいし曲も良い。

ゾンビは好きですが、ホラーのような雰囲気ではないだろうし、ここで紹介した曲の中では歌詞の意味を一番知りたい。

 

 

 

Kボカロとなると日本での「ボカロっぽさ」ってやつはあんまりないけど、やっぱりボカロ生態系だなというか…。もちろんディスってはいるわけではなくね。クセあるよなと。

 

ひたすら歌詞が分からねぇ分からねぇと言っている情けない内容でしたね。

もっと探求してえ!とか思った方がもしいるのなら、上記の動画をYouTube上で観て表示される関連動画を巡ったり、「UNI original」とかで検索すればいろいろ見つかると思います。ニコニコのタグもアリですが、量も探しやすさもYouTubeのほうがあると思う。

↓俺のリスト

韓国ボカロ - YouTube

ライブハウスに行った陰キャ

タイトルの通りですよ。

初めてライブハウスでのライブに行ってみました。 

 

参加したイベントはコレ。

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このWoolyは今回のやつで静岡での活動を止めるみたいだし、さらには開催場所を今までとは違う自分の近場の浜松にするとのことで…もう行くしかないなと思ったワケです。

 

でも服装とかで悩みましたよ。

ダサい格好で行くのは失礼だぜと思い、調子に乗って買ったブラックピラミッドの水色Tシャツにホワイトの七分袖シャツを羽織って下はチノパンという、冷静に考えるとオタク顔の自分に似合わないだろって感じの地獄コーデに仕上げちゃいました。

 

それでいて街中には一切足を踏み入れない生き方をしている人間なので、数年ぶりかもしれない人混みにはガクガク震えた。

 

そして脳内予習したルートを歩きリストバンドの交換場所へと到着。

チケットを見せるという試練もなんとかクリアし、最初に吉田凜音を見ようと思ってグーグルマップを駆使しながら会場を探していたら全然見つからなくて完全に終わったと思ったのだが、イベントのリストバンドを付けた人を発見してストーキングしてたらなんとか辿り着けました。

グーグルマップは距離がありそうに見えても全然遠くないってことがよく分かりましたわ…

 

そして入った所はそれなりに広い気がする部屋って感じの会場だったし、最前から2番目の真ん中に構えたからかなりドキドキした。

パフォーマンス中に何をすればいいのかよく分からなかったので、とりあえず腕組んで体を揺らしたり頷いたりしてましたね……あと歴戦の戦士っぽい最前列のおっさんの応援の仕方を参考にしたりしてなんとかやっていけた。それと最前列にはポケットに手を突っ込むか腕組むだけで曲が終わった後の拍手以外は微動だにしない人なんかもいて、彼の背中を見ながら謎のかっこよさを感じていましたね。とても楽しかったですよ。

もうとにかくYouTubeで観るよりも良かった。かわいいだけじゃなくカッコイイじゃないですか吉田凜音っ!って感じです。これからの活動が楽しみですね。

 

それからしばらく外に1人で椅子的なものに座りながらスマホを見つめ、1時間くらい時間を潰し、ゆるめるモ!を見に行くのであった。

 

会場に入ったのはいいがメインの登場がちょっと遅れていたので、かなり長い時間を不動で立つことになりましたね。

なかなか広いところでしたが、ここではずっと一番後ろで腕組みながら過ごしていました。始まると「後ろでよかったなあ」と思いましたよ…前衛のファン達はハデにジャンプしたりめちゃくちゃ腕を振っていたりで激しすぎた。何言ってるのか分からんくらい1人で叫んでる人もいて、自分の前の女性は引いていたのだが、俺は全力のオタクってかっこいいなぁと少し感動してしまうのでした。

 

ゆるめるモの曲はYouTubeで聴いた時にはイマイチな印象を受けましたけど、ライブだと振り付け含め2.2倍くらい良く感じられました。

 

引き続き同じ会場で一番の目的のDAOKOを見っぞ〜と前から3番目くらいの前線に行ってひたすら腕組み待機。ほんと立ち疲れましたが、始まってからはもうサイッコーでした。メジャーデビュー後の曲しかやらないのかなと思っていましたが、「ME!ME!ME!」とか「boy」とか聴けましたよ。見ている間は「水星」や「BANG!」でクラップとかやりました。「もしも僕らがGAMEの主役で」と「ShibuyaK」の振り付けは簡単だけど逆に難しいとこありますよアレ。

たしかDAOKOの格好は、上に着丈の長いTシャツだけで下はほとんど脚が見えてる感じでして…夏で良かったなあと思いましたね。へへっ

 

もっと見たいアーティストはいたけど疲れすぎたので帰った。

 

というわけで、ライブハウスにはヤングで怖い人達が多そうなイメージを持っていましたが、別にそんなことは無く、全身黒の服を纏った少年や、ガチ感あるオッサンも多くいたし、誰かに絡まれることもなくて、個人的にはそこそこ安心できる空間でした(自分の見たアーティストがそういう層に好まれるタイプだからかもしれませんが)

 

とりあえずそういう感じだったので、怖くて無理そう〜って感じの人は頑張ってみましょうや。

魔法少女 まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語について

ネタバレ注意

 

 

叛逆の公開当時、俺はまどマギにゾッコンだったにも関わらず、めんどくさがって映画館には行かなかった。

しかも先に漫画版を買って内容を把握するという、今の自分だったらありえない愚行に走っていたものです。

そしてこの文を書く2年以上前にBDを買ってやっと観たのだ。

幸いにも漫画版の内容は1割も覚えていなかったので、映画は純粋に楽しむことができましたね。

 

というわけで、ほんと今更なんですけど…自分なりにまとめたくて仕方がないので、量産型感想を書きます。

とりあえず『叛逆の物語』全体のリアクションと、この映画で変わった彼女達のイメージを書いていこうかなと思います。

 


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冒頭はほむほむが「ポケットモンスター縮めてポケモン」みたいな感じで魔法少女について語る。

それから舞台は幻想的な街に移り、なんと劇場版『永遠の物語』で消えたはずの少女達が笑顔でぬいぐるみと戦っているじゃないか。あのさやかと杏子が共闘してんだよ!

 

途中の背景に「Welcome to cinema」と書いてあって、らしくないメタ発言かなと思ったけれど、この世界はほむらの作り物って意味で捉えるのが妥当かな。

 

新しい敵のナイトメアは、さやかも「グロい」なんて言わない微妙にかわいらしいデザイン。枕やクマさんのぬいぐるみでビルを破壊するほどワイルド。

 

儀式中に流れる「まだだめよ」はずっとループして聴ける良く出来た挿入歌。

 

オープニング『カラフル』は歌詞も映像も素晴らしい。ほむらだけ踊っていないダンスシーンが一番好き。哀しいけどね。

 

OPも終わった翌日、さやかと杏子とまどかが登校している新鮮な絵面が見られる。

独身和子先生はなんだか悪魔憑きみたいな動きをしていて恐ろしかった。

反っていた時は完全にコレでしたね。意外とおもしろい映画でしたよ。

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本当の悪魔はほむらよりも先生なのかもしれない。

 

そして転校生はドヤ顔でソウルジェムを見せてくるほむら。かわいいやつめ。

2秒で採用したくなるかわいい自己アピール後、速攻で魔法少女全員に受け入れられ、早くも1ヶ月経過…

キュゥべえはまだ「きゅ~」しか言わない。クソ野郎ですよ。

 

夜景のカットが何度も映されるのだが、前後編以上の景色の描き込みには圧倒される。水の表現も美しい。

そんな景色をまどかとほむらが楽しんでいる間、仁美は恭介を電話で誘っていた!

恭介の渇いた「アハハ」で誘いを断られてしまった仁美の目が寄生虫に寄生されたようになってしまいナイトメアが誕生する。

簡単な理由で生まれすぎなんだけど、だからこそベタベタな魔法少女らしさがある。

その誕生シーンが『エルム街の悪夢』のベッドから血が沸き出るシーンに似ている。

「日曜日なんていりませんわ!」が何よりも恐ろしいわ。

 

そんでいよいよお披露目されるバスタオル1枚のマミさん。他の魔法少女では越えられそうにないビッグな山をこれでもかと拝むことができる。髪を下ろしたマミさんも素晴らしいよ。外から見れば部屋の中がオープンすぎるんだけど、世の中にはゲスな輩がたくさんいるから気を付けるべきだよ。

 

そしてナイトメア戦が開始!最初に披露される全員の変身は見所すぎる!マミさんはスケート、杏子はなんだかよく分からないやつ、さやかはブレイクダンスをキメて、ほむらはぴょんぴょんバレエ、まどかはキラキラなザ・アイドルって感じ。よくわからない杏子の変身が一番好きです。さやかのブレイクダンスは何度観ても慣れないよ…

 

からの

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ピュエラwwwwマギwwwwwwwホーリーwwwwwwwwwクインテットwwwwwwwwwwwwwww

 

デデデン!って感じの音楽が狙いすぎ。中心にいるマミさんの堂々としたポーズから分かるように考案したのは彼女だろう。

なんだかんだマミさんの夢がついに叶ったんだ。ここは創造者のほむらに感謝するしかない。ネーミングセンスへのツッコミは胸に閉まっておこうね。

 

戦闘に関しては師弟コンビのティロ・デュエットだけでも驚きなのに、さやかも杏子もほむらも技名を叫ぶなんて…マミさんにずいぶんと教育されたんだね。

でもせっかくなら杏子のロッソ・ファンタズマとか見てみたかったなぁなんて思ったり。

あそこはほむらの願望の世界だから、痛々しいマミ・クオリティに実は憧れていたってことなのかもしれない…全てがマミ得すぎる。

そして問題のケーキラップ。

ライムは皆無だが、ナイトメアをケーキと表して遠回しにディスってる彼女達はなかなかヒップホップ。

さやかの動きとマミさんの脚が素晴らかった。何度観てもキュートで奇妙で、観ているとこっちが恥ずかしくなる。でも英語吹き替え版だとちょっとかっこよく聴こえますよ。

 

ナイトメアを倒した後には全員魔力回復!

なんて優しい世界なんだ。仁美と恭介の仲を認めるさやかの優しい表情も素晴らしい。おそらくだが、さやかは恭介と一度付き合って別れているんじゃないだろうか。元カノ面っぽいセリフがあるし間違いないだろうよ。無印でも魔法少女の存在がネガティブなモノじゃ無ければ、仁美とさやかと恭介の関係はあんな感じで落ち着いていたのかもしれない。

捻くれているほむらは世界のヌルさに違和感を感じ始め、相貌失認になる。

モブキャラの顔がゲロみたいに見えるけど、唐揚げを渡すまどかはマジ女神。

モブキャラのことはおかしいと思っているはずなのに、ヤバイ角度で降下する飛行船とかヤバイ角度で上昇する飛行船とかヤバイ動きの子供達とかは気にしていない。絶対におかしい。害がないから完全無視とか都会の子ってやっぱりそうなんですか…?

でも夢の中の違和感って、気付いているのにまったくツッコめないよね。そんな感じならすごく納得できる。

プロダクションノートには、子供達が注文した物の代金はほむらの財布から拝借してると書いてあるから笑う。紙芝居は人魚の話が人気無いんだって…さやかちゃん…

 

そんなわけで違和感に耐えられなくなったほむらは、敢えて一番違和感がある杏子と隣街を捜索することになったのだが、何度バスに乗っても風見野に辿り着けない奇妙な状況に陥る。 あんな風に彼女達とホラー体験したいもんだね。

ほむらは危険を感じて杏子を先に帰し、独りで夜の街へと繰り出すのだ。

杏子に貰ったキャンディをさりげなく捨ててやがる。

魔女の結界だと気付いてからは街がにぎやかになっており、条件を満たすとマップが広がるゲームみたいだ。

 

そしてたぶん次の日、男児の憧れマミさんのお部屋!

背景に写る本がお菓子とインテリア関係のものしかなかった。

そんな空間に普通に溶け込んでいる劇的ビフォーアフターしたほむらに誰かツッコめよ!(漫画版ではマミさんがイメチェンを褒めていました)

そして常に微笑で会話していたほむらが突然時間停止を発動し、生き物に慣れていない掴み方でベベをかっさらってナルトもびっくりの助走無し大ジャンプで街を飛び回る!

ここでほむらがマミのことを誰よりも繊細でマジ苦手だったと言っているのだが、あんたの真実の告げ方がいつも悪かったんじゃねえのかと思わざるを得ない。自分が最低であることを自覚していたのは良いけど、それを仕方のない事だと改善せずに諦めていたんじゃないのかと責めたくもなる。

まぁそして崩壊が始まっていそうな無人の場所でマスコットキャラをいじめていたほむらの足に突然リボンが絡み付く。

スーパーヒーローマミさんだ。

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テラフォーマーズのこのコマを思い出したのは俺だけじゃないはず。

 

それにしても"隠"を使うとはさすがマミさん。誰よりも応用ができているベテランは先の読みもおっぱいも圧倒的だ。

ほむらもベテランには違いないが、時間停止の能力に頼りすぎて"凝"を忘れていたようだ。ハンターハンター7巻を読んで出直してこい。

「巴さんはもっと強くてたくましい人です」なんて言った直後にリボンを仕込まれるなんて…ほむらはどんだけマミさんに信用されていないんだ。

劇場版前編では「いじめられっこの発想ね」なんて言われて新編では「ベベがいじめられるのを黙って見ているわけにはいかないわ」と言われて…なんともワルな扱いである。

 

2人の戦いはアニメだからこそできる、文字じゃ表現できない圧倒的な「ガン=カタ

戦闘が落ち着いた後の喘ぎ声(に限りなく近い息切れ)もたまらん。四つん這いになったほむらを観た俺は頭の中で別の銃撃戦を始めたけど、クラスのみんなには内緒だよ!

 

最後に銃弾がぶつかり合う時、漫画版だと2人とも耳を塞いでいるんですよ。漫画版は本当に丁寧に補足されているのでおすすめです。

劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

 

マミさんとほむらは、おっぱい・髪の色・性格・胸など、キャラデザの段階から対極的な運命を予感させる2人なのだが、共通点もいくつかあるんですよね。

メイン武器が銃とか、1人で頑張りすぎちゃうところとか、俺に愛されているところとか、さやかの消火器攻撃を受けたとか…

 

そしてほむらをかっさらったさやかが「君の推理を聞こうか」みたいな態度を取っている姿は劇場版前編と対比的でおもしろい。

ほむらの推理ショーを「犯人はあんただよ」って思いながら聞いてるんでしょ?あの頃とのギャップがやばすぎる。

 

オラァ!

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それから自分を信じられなくなったほむらが、自分の想像物ではなく本物だと確信したまどかの「みんなと離れるなんて私には無理だよ」という言葉を聞いていろいろ後悔する。

それが後に悪魔化を選ぶトリガーになるんだろうけど、アルティメット化する決心をしたまどかは、マミさんや杏子が亡くなったり、さやかが魔女化した酷い世界でメンタル的に成長し、魔法少女達を本気で救いたいと思えるようになったまどかだったから、ここで話したまどかの本音が向こうと同じだとは思えない。あの時のまどかに後悔なんてあるわけない。そういうところばかり間に受けていたらなんかもうダメでしょ。

もうほむらには「本当のまどか」なんてとっくに分からないものになっていて「自分のまどか」だけを追いかけているんだ。

まどかがほむらの髪を勝手に編んでいたけど、イメチェン似合ってないよとか思っていたのだろうか。しかし髪はほどけてしまって、ほむらは走り去ってしまうのだ。

 

それからいろいろ試してみた結果、ほむらは自分が魔女だったのだと気付いてショックを受け、腰痛持ちみたいになる。辛いよな腰痛… 

杏子に電話で「巻き込んでごめんなさい」と告げるシーンは、テレビシリーズのことも含まれていそうでなんだか深いよ。

 

ここでキュゥべえが猫被りを辞めてドヤドヤと現れるのだが、登場の雰囲気だけはちょっとかっこよかった。

 

ネットで見つけた画像でしか確認してないけれど、白いシーツを纏ってるほむらが事後っぽくて良いんだよな。

BD版だと変な光というか模様が追加されていて見にくいんですよね。

 

ここからキュゥべえによる長い解説パートが始まるんだけど、つまりは女の子に声をかけるだけでも迷惑だったストーカーどもが「干渉遮断フィールド」なんて後付けの新技を使い、ほむらは強制的に辱しめを受けていたことが判明するのだ。睡姦みたいなもんだよ。真実を明かされた時のほむらの顔にはゾクゾクしたね。

時々あったキュゥべえの視姦するようなアップはそういうことだったんでしょうね。

変態はんぺん猫は「無意味な堂々巡りに付き合わされることになった」とかほざいていたけど、喋らない設定を利用してまどかとお風呂に入ったんだろ…どうせ。

 

そんなこんなでほむらは円環の理に救われないままソウルジェム内で半魔女化し、無意識に現実の知り合いを巻き込みながら新しい世界を作って過ごしていたのだ。

しかもキュゥべえは観測ついでに円環の理を制御したいと正直にぶっちゃけやがった!

もちろんほむほむはブチギレて魔女パワーでキュゥべえフルボッコにし、円環の理に干渉される前に完全な魔女化を果たしてしまう。俺もボコボコにしてくれ。

「輝きと後悔だけしかもう思い出せない」とかJCのセリフじゃねえ…

 

鳥肌が止まらないカウントダウンからついに始まるホムリリィ戦。

ホムリリィは姿からして哀しく、後ろから伸びる手が街を壊して引っ掻いて、後悔しか感じさせない。あれだけ頑張ってきたのに最後が自己完結だなんてありえないよ。

 

しかしさやかが大活躍!自分の心臓を突き刺す演出がかっこよすぎるし、VIP感が新鮮すぎてたまらん。派遣使い魔どもの戦争が熱すぎる。

マミさんの10倍ティロ・フィナーレは強すぎる…

そしてさやかのスタンド「オクタヴィア」が杏子の槍を使うシーンの素晴らしさに、一部のオタクは円環の理へ導かれたことだろう。あれは嬉しくなるよね。

 

そして皆の愛でQBフィールドがブッ壊れるんだよ。

Kalafinaの『misterioso』が完璧に合っていて泣いた。このシーンは仕事中だろうがメシ食ってる時だろうが、思い出すだけで鳥肌ブワァーなって泣けてしまいます。

2人で弓を構えるシーンも劇伴が素晴らしくて泣ける。視聴2回目以降は会話が噛み合ってないと思えちゃうけど最高。

 

からのキュゥべえフルボッコ!ざまぁねえなおい!!!

 

変態集団を撲滅して結界から脱出!

あの砂漠はいったいどこなんだ。

そして巻き込まれた一般人が懐かしい使い魔どもに優しく運び出される。先生が座っている椅子の下の使い魔がおもしろい。地味に巻き込まれていた中沢くんにも笑った。

ほむらが中沢くんを異性として意識していた説…はありえんから、ほむらにとって朝のやり取りはとても重要なんだろう。良いポジションだな中沢くん。

 

ついに感動の再会かと思ったのにほむほむがまどかに愛の告白!からのバラバラ事件!

 

愛で堕ちるとかルシファー感ありますね。

永遠の別れを受け入れた後に本物と再会しちゃったら揺らいでも仕方ないのかもな。

ところで『マギ』25巻の244話にこんなシーンがある。

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彼が抱いているのは怒りだが、ストレートに表すとほむらもこういうことなんだろうなと俺は思う。

 

そんなわけで、これは愛なんだぞッと吹っ切れたほむらは悪魔化してしまうのであった。

 

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こんなきわどい衣装を着ちゃってさぁ、確かに目付きとか肩とか背中に物凄くそそられるけど、俺は下半身が一番のポイントだと思うね。

今まではタイツやハイソックスを履いていて「もう少し下に…もう少し上に…」と焦らされている気分になっていたのだが、悪魔化によりついに絶対領域を解禁したのだ。

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これはディバインゲートほむら。

スカートの形がとってもイジワルで嬉しいのだが、そのスカートの形や他の部分の露出の高さに、絶対領域としては邪道だと感じる人もいるだろう。だがそういうところが悪魔的と言えるのかもしれない。脚を組むイラストが多くてホント悪魔。聖水かけるぞ。

ここまで言ってますけど、やっぱり俺は黒タイツ派!

 

というわけでキュゥべえは完全敗北し、奴隷宣告まで受けるハメになる。正直なところ、羨ましんだよなチクショウ。

 

こうして1人による1人のための愛によって、迷惑にも宇宙規模で改編された世界が訪れたのだ。

 

道のド真ん中でエアまどかと楽しそうに話すほむらがいて言葉にならない。

 

ほむらの「敵になってあげる」ってセリフがよく分からん。さやかは強がっているけど記憶が消えそうだし(ていうか消えたし)、まどかが使命を思い出さない限り戦いも何も起こらないだろう。魔獣が滅んだ後とか…ほむらの寿命は無限にでもなっているのかな。クラスの授業でディベートをやって敵対するみたいなレベルであることを願うばかりだ。

ほむらがいたところのパラソルにまどか(魔女)文字で「永劫回帰」と書いてあるらしく、いろんな意味で畏怖の念を抱いた。あんた、マジなんだな…

さやかとの会話中にトマトを投げられてるほむらは凄くおもしろい。気取り屋にトマトをぶつける遊びが子供達のブームらしい。

「あの子にまで嫌われるわよ」と上品ぶって忠告していたけれど、たぶんお前よりは好かれると思うぞ。

そして何より、なぎさが小学生だったことに一番驚いた。精神年齢も明らかに幼い小学生を契約させるとかキュゥべえブラックすぎるだろ最低だな。なぎさが叶えた願いも小さいものだったらしいし、ケダモノだよヤツらは。

でもソウルジェムの描写はなぎさだけ無いし、もしかしたら一番救われた存在なのかもしれない。

さやかはまた円環の理に導かれるんだろうけど、まどかがいないなら前より寂しくなりそうだ。それならさやかにとっては杏子が導かれるまで待ち続けていた以前のほうが良いに決まってる。TV版では何も言えずに別れてしまった恭介と仁美と再会できたのは良いとしても、また別れる運命なんだろうし、ほむらが結果オーライみたいに言っていたけど、魔法少女として復活したんじゃビミョーすぎる。でも仮に一般人に戻っていたとしたら杏子との関係は無くなりそうで…ってこの辺は考えるだけ無駄かぁ。どっちにしろまどかと接点が無くなっていて辛いよ。

 

まどかが転校生設定とか出会いをやり直すってレベルじゃない。俺の価値観になるし何度も言ってる気がするけど、あのまどかは別人だよ。

概念になったまどかが…ほむらの全てを知ることができて良かったって言ってたじゃん!

ほむらの努力が伝わった時以上の関係になるなんてもう不可能。いっそ関わらないほうがマシなくらい中途半端だ。

まぁそもそも、ほむらは理解されなくてもいいと思いながら戦い続けてきたんだし、自分自身に興味が無いだろうから、まどかとの関係性にもあんまり執着が無いのかもしれない。

ほむらが何度も繰り返してきた戦いを理解してあげられる人はアニメの視聴者だけになってしまった。

ほむらが相手の幸せを願ったっていうのは本心なんだろうし相手が幸せならそれでいいというのは理想的な愛し方だが、結局は自分が1番納得できる形を押し付けた自分勝手な自己満足なんだよ。愛とか言っていたけれど、自分の弱さを都合よく解釈してるだけなんじゃねえのかと。自分はどうなってもいいと思い続けて自分を愛せないままでは他人もマトモに愛せやしないんです。まどかが愛しく思っていた日常を分かっていないよ。

 

ほむらに質問攻めを注意されたクラスメイトの「やばっ...近寄らんとこ」みたいな散り方はおもしろい。廊下を歩いている時も「うわっ...暁美ほむらだ」みたいな目で見られているし、社会不適合者が無理にデカい顔してるとロクなことになりませんね。

これじゃマミさんのことをぼっちだとか言って馬鹿にしている場合じゃあないですよ。

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ここ良いパンアップ。

 

目付きが悪く、イヤーカフを着けた初対面のクラスメイトに哲学的な質問をされ、リボンを渡され、涙まで流されてまどかはドン引きする。二人はまた笑い合えるのだろうか。エンディングの最後のように手を繋げるのだろうか。

…まっったく期待できない。

むしろほむら自身の意思でまどかから離れていきそう。

でもリボンを渡す時のほむほむの顔は確かにいつものほむほむだったんだ(いつものほむほむもアレなのだが)

 

その後に描かれる日常の風景では、さやかと杏子はラブラブで、まどかは大切な家族とまた一緒にいられて、我らがマミさんはアホみたいにチーズを買っている。しかも傍にはなぎさがいる!漫画版では二人が手を繋いで歩くところまで描いていたので素晴らしかった。ぼっちだなんてもう言わせないわ!

 

という感じでほとんど文句ナシのハッピーエンドにも思えてしまうが、やはりまどかから親友のさやかを奪っているのが一番もやもやするんだよほむほむ。

質問攻めの時にさやかは近づいてもいなかったから完全に忘れたと捉えていいだろう。

幼い頃からまどかを支え続けたのはさやかであり、人格形成にも大きく関わっていたはずだ。

ほむらめ…「この世界が尊いと思う?」って何度も聞きやがって…まどかの答えの中には、さやかと仁美との思い出も含まれているに決まってるだろうが!日常に戻れたってまたあの3人で過ごせなきゃダメなんだよ……

ずっとさやかに助けられてきて何も出来なかったまどかが、円環の理でせめてものお返しをしたのだ。その気持ちも消し去りやがった。

テレビシリーズの公式ノベライズで描かれた2人の初めての出会いや、「いつかさやかちゃんにもわたしにも本当に好きな人ができて、結婚して、ばらばらになっちゃったとしても…それでも、友達だと思えます。どこか遠いところに住んでいても、たまに会えれば、会ってあの笑顔で話しかけてくれれば、わたしはそれだけでいい」というまどかの気持ちに涙腺をやられた俺はキレたもんですよ。まどかとほむらが普通に仲良くするラストだったらたぶん画面を殴っていた。

さやかと杏子が仲良くしていれば全て良し...ってわけではなく、さやかにとってはまどかが一番大切な友達だったんだよな。たぶんまどかからしても。

ほんと何の権利があってそんなことしたんだよ!チキショー!

 

そして内容のメッセージが込められまくっている素晴らしい曲『君の銀の庭』(ほむらのシルエットが良い)が流れた後には半分に欠けた月の下で椅子に座るほむら…

明らかに寄り添う相手がいないあのシーンのせいで彼女の行く末をめちゃくちゃ察せられて「ハッピーエンドだッ!」なんて言えるわけがない。なーにがまどほむ尊いだ。 

無理に恍惚とした表情を作っているような痛々しい横顔だった。

落ちたラストシーンはこの先も堕ちていくだけってことを暗示しているのではないかな。

タオルにしたら肌に悪そうなボロクソのキュゥべえは部下に先を越された元上司みたいな目をして奴隷と化したみたい。でもここまで逆転しているとさすがにかわいそうだから、大量のキュゥべえがほむらに叛逆(成人指定)する妄想までしてしまいますね……俺がしたいだけだな。

あの状態のほむらの支えになりたいと思う俺もいれば、キュゥべえのような扱いも悪くないんじゃないかと思う俺もいる。そんな哀愁とサディスティックな雰囲気を身に付けたほむらがどうなってしまうのか気になるけど、この終わり方はある意味美しいし、解釈の余地が残っているからこそ長く楽しめる作品なので、続編をわざわざ作る必要はないと思う。続きを作ってしまったらこの作品の価値がほとんど無くなるんじゃないのかってほど素晴らしい結末でした。

それにしても、魔法少女はこれからも増えるのかが気になるなあ。ボロ雑巾キュゥべえがマッチ売りの少女みたいに契約を持ち込むのだろうか。ウケる。

 

というわけで、観る人によっては様々な解釈ができる内容で、新編を蛇足と言う人の気持ちにもかなり共感できる。「これが見たかった!」と「こんなの見たくなかった!」に溢れている困った大傑作です。モノローグも会話も説明的すぎて映画としては難もあるっちゃあるが、圧倒的におもしろさが勝った。

 

BD特典にあった「1st take ver」も観たんだけど、悪魔化してからのセリフが気取りすぎていて痛さが倍になっていた。救いの無さも強くなっていて、音響監督が語っているようにエンディング後を想像させる含みは薄い。公開版で正解だ。

 

新房総監督は「テレビシリーズの『女子中学生が神様になった』という結末は重いかもしれない」と言っていたらしいが、JCが悪魔に等しい存在と化すのも恐ろしい気がしますよ。

新編はTV版の続編ではなく劇場版前後編の続編だとも言っていたらしい。

そこは別けられていて良かった。

TV版ではきっと普通にまどかと再会できたんだよ…ほむほむ…

 

前後編と新編の間を描く魔獣編なんてものも漫画で出ています。ぶっちゃけかなり蛇足感がありますけど、公式っぽい扱いですし、マミマミストには非常にオススメ。

魔法少女まどか☆マギカ[魔獣編] (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

魔法少女まどか☆マギカ[魔獣編] (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

 

 

 

それでは新編のキャラについて語る。
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暁美 ほむら

大体は上記のアレコレで語ったので、簡単にまとめるなら…新編のほむらは『ランボー』だった。

ループ(ベトナム戦争)が終わり新しい世界で生きていこうとしたものの、キュゥべえ(保安官)に邪魔をされ、それが引き金となって自分の好きな空間(山)に閉じこもってしまい、そこで戦っていくうちに、あの頃の苦しみが次々と沸いてきて、終盤にはほむら(ランボー)の願い(ベトナム戦争)はまだ終わっていなかったのだと分かる。守ると決めたもののためならば自分はどうなってもいいと思っている所も似ている。

ランボーは大佐に苦悩を全部ぶちまけて、それでも生きていくことを決められたんだけど、ほむらは独りで完結して悪魔化を選んでしまったのだ。

ランボーは歴戦の戦士であり大人だったが、ほむらは場数だけ積み重ねて精神の成長はしないまま生きていたので、あんな行動をとってしまったんだろう。

やっぱり魔法少女達は女子中学生なのだ。

テレビシリーズからずっとそうだが、女子中学生故の精神の脆さや思考がキャラクター性のかなり重要な要素であって、そこを理解しようとせずディスったりするのはよくないんですよね。

まぁとにかく…不幸なほむほむはかわいかった!

誤解されないように言っておくと、俺はテレビシリーズのほむらも叛逆したほむらも大嫌いだ。それでも…1番愛してるんだ(めんどくせえ)

 


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鹿目 まどか

ほむらをずっと見守り、やっとまた一緒になれる時が来たと思ったら、ほむらの余計なお世話によって自分で決意した願いは無かったことになってしまい、勇敢だった彼女は消えてしまった。

まどかが家族とまた一緒に生きられるようになったことは本当に素晴らしいことだが、どうしても寂しさを感じてしまう。

もし彼女の中のアルティメットが目覚めて今のほむらを見たら泣きそう。

まあ個人的には一生目覚めず、ほむらはずっと孤独に生きていくってほうが好みだな。

まろかぁ~。

 


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百江 なぎさ

まどかが送り込んだ元お菓子の魔女。

まどかにとっては一番のトラウマ魔女だと思うんだがな。

しかし魔法はなかなかのもんだし、病んだ発言も無くて完全に癒しだった。

結果的にあらゆる面でマミさんを救ってくれたので、叛逆後の世界でもし魔法少女を引退できているのなら本当に幸せになってほしいですね。ほむらからすれば全然知らない娘だし、たぶん魔法少女の引き継ぎはされてなさそう。

 


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美樹 さやか

彼女も円環の理から、テレビシリーズの時とは正反対の圧倒的な頼もしさを纏って帰ってきてくれた。呪いであったオクタヴィアを受け入れている事でもあるのか自由に出せるようになっているし、正直強さはマミさんよりもヤバいんじゃないかと思える。ほむらの頑張りを認めることもできてキャラが無敵。

ただ叛逆後ではスタンド能力もまどかの記憶も失って杏子とアレしてるだけなので、あのさやかちゃんは何だったんやとなる。不憫だよ。魔獣に負けるまで幸せに過ごすことができそうだが…素直に喜べませんね。

 


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佐倉 杏子

やっぱり彼女の気楽さと戦闘力から溢れ出る安心感は、今回のワケわからん世界観の中でも一種の癒しだった。

おそらく一番振り回されていたキャラでしたが、ほむらの叛逆によってマイナスになったことがまったく無いように思えるので、彼女にとってこの結末はハッピーエンドと言えるでしょう。でも真実を知れば認めないのかもしれない。

 


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巴 マミ

この新編を観た誰もが彼女の強さに震えたことだろう。戦術、戦闘力、リーダーシップ、肉体(バスト)などあらゆる点で単体最強であることを証明した。なぎさという支えもできた彼女も疑いようのないハッピーエンド…だと信じたい。

 

 

さて...長々しく駄文を書きましたが、コレを読んでくれた方の『叛逆の物語』への理解に、少しでも良い変化を与えられたら幸いです。

 

ついでにサントラで好きな曲

2、3、11、18、22、26、30、31、32、35、38、44、45

 

 

 

まどマギについて

何の前兆なのか、最近まで『魔法少女 まどか☆マギカ』がいろいろなアプリゲームとコラボしまくりであった。

スロットも人気っぽいし、さらにはマギアレコードとかいうオリジナルのソシャゲまで製作するようで、まためんどくさい世界観が広がっていきそうだ。

コラボはそのための戦略なのだろうか。

 

とまあそんな尻軽コンテンツっぽい流れだが、好きなアニメが終了から何年経っていても広がっているのは嬉しいなぁ。

AbemaやAmazonプライムビデオで時々配信されているTV放送版を観るのも良いし、修正されまくった円盤で観るのも良い。

 

というわけで、まどマギについて語ります。

とは言ってもほとんどキャラについてだけです。

とっくに様々な解釈がされている作品なので本当に今更だが、キャラについてなら今でも語れる余地はあるんじゃないだろうか。

この先はかなり主観的で言葉遣いもテキトーですし、アニメ本編はもちろん番外編のネタバレも含むので注意。

新編についてはまた別の機会に。

 



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まどマギは全12話のアニメではありますが、世界観やキャラクターへの物足りなさはまったく感じないほど練られた構成になっており、ダイナミックなシャフト演出や劇団イヌカレーによる狂気的な魔女空間も極上で、映像作品としても唯一無二のおもしろさを感じられる。劇伴も最高。かわいいキャラデザとダークな面のギャップもキャッチーだし、それが悪趣味なんてことはなく、描かれる事は真っ当に美しい物語。愛さずにはいられない。

 

それではキャラについて語っていきます

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鹿目 まどか

ほむほむによって翻弄され絶望に突き落とされていく主人公。

他の魔法少女とは違い、健康で優しい父親と稼げる母親と未来ある弟に支えられている富裕層である。

そんな彼女が、自分とは対比的な家庭環境や価値観を持つ少女達と行動を共にしながら、魔法少女になるかならないかの選択を迫られていくわけですが、魔法少女になるまでのまどかは皆に優しい言葉をかけてはキツく返されてショボンしてしまうので見ていて辛い。

そして魔法少女になった最後には「もう誰も恨まなくていいの。誰も呪わなくていいんだよ。そんな姿になる前に、あなたは、わたしが受け止めてあげるから」なんて言って世界を救い、根暗な俺は泣いてしまう。積み上げてきた凄まじい愛の説得力が素晴らしすぎる。

他人の幸せを祈ったことが間違いだなんて、絶望に向かうだけだなんて考えは否定していきたいもんですね。意外と語ることが無かったので以上です。

 

 

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美樹 さやか

変身すると腋と絶対領域にオーラが出てくるまどかの幼なじみ。魔法少女の中で唯一男に恋心を抱いていた女。そんなリアルな女子中学生感が視聴者に好かれたり嫌われたりする要因になっている。

彼女は本当にドンマイなキャラだ。

なんかいろいろあって猫型はんぺん野郎に体を脱け殻にされた挙句、強制的に腹痛を与えられたさやかはもうお嫁に行けないと確信し、本当の気持ちを実行できないまま友人の仁美を妬んだり自分の醜さに苦しんでしまう。

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影の魔女と自暴自棄に戦っていた時の傷ですが、小説版だと「さやかちゃんの片目は潰れていました」「腕の一部は裂け、足も骨が見えるほど抉られていました」とグロテスクに表現されていたので、本当にマイっていたのだと分かる。

 

だけれどネガティブな感情には常に鋭く敏感で、ほむらがグリーフシードを渡してきた時には、ほむらがやろうとしたことが完全に偽善であると気付いて拒み、「あなたって鋭いわ」などと言われたりしている。(誰にでも分かりそうなんだけどさ)

ただグリーフシードを渡すだけでは、まどかを傷つけて恭介を仁美に取られたさやかの苦しみが癒えるわけがなかったのだ。

浄化してもその場しのぎでまた濁る可能性も高いと思うし、こうなる前に純粋な杏子と話していたことで余計にほむらが気にくわなかったのかもしれない。

そして壊れた自分を見たまどかが苦しむかもしれないって心配をする以前に、自分はもうまどかに嫌われたんだと思い込んで諦めちゃっていたんだろう。

 

魔女化する前に電車でお話したホスト達は殺されてなかったみたいですね。漫画版では殺されちゃったらしいけど、それ1つでキャラの印象は物凄く変わるのでアニメのパターンでよかったよかった…。

ちなみにアンソロジーコミックにホストどもが活躍する話があって地味におもしろかったです。

魔法少女まどか☆マギカ 4コマアンソロジーコミック (1) (まんがタイムKRコミックス)

魔法少女まどか☆マギカ 4コマアンソロジーコミック (1) (まんがタイムKRコミックス)

 

 

そしてまどかに救われることで恭介と仁美の仲を認められて、彼の演奏が好きだっただけなんだと悟った後に円環の理へ…。

思えばさやかが恭介の性格等を褒めたことはまったく無かった気がするぞ!

まどかに酷いことを言ったきり二人は話せていなかったから再会できて良かったなぁ。あんなことがあっても最終的にさやかの願いを尊重してくれたんだし、まどかが最高の友達であることは間違いない。

 

そんなさやかちゃんの戦闘スタイルは剣でした。

その道の師から剣技を学んだ訳ではないので、振り回したり投げたりするようなノリに任せた動きばかりでしたね。バット時代とあまり変わらない。

5話で杏子の槍を刃先で止めた瞬間は凄かったけど、演出のために仕方なくって感じの扱いらしい。

才能が無いんだと自虐していたけれど、数えるほどしか戦ってないんだから彼女を焦らせる事が無ければもっと強くなれたんだろうな。

 

まとめると、次々と起こる不幸ラッシュに耐えられず色々やらかしてしまったフツーの女の子である。彼女は『ダイ・ハード』シリーズを観るべきだったんだ。

 

 
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佐倉 杏子

登場したばかりの頃は行動がDQNすぎて無理だったのだが、物事を厳しい目で見つつも、一番ハッピーエンドを望んでいたであろう優しい娘であった。

杏子は最初に訪れた絶望の壁を乗り越えていた点が凄い。普通なら家族の自殺で魔女化していたんだろうけど、そのまま生き続けて孤独まで自分の力とした。

最後にはさやかを孤独にしないよう自爆。

なんかもう今までの悪いイメージも全て吹き飛ばしちゃうような退場でズルいですね。

以上です。

 

 

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巴 マミ

マミさんは何も考えられない瀕死の状態で「生きる」という当たり前のことを願ったが、それはたぶん別の願いで契約しても自動で叶っていたんだろうな。

つまり他の魔法少女とは違って、夢も希望も叶えられぬまま、ほぼ強制的に魔法少女としての人生を歩まされた。

彼女の願いから訪れる絶望は恐らく「孤独」だったんだろうけど、それにもなんとか耐えていた。

まだ中学生なのに恋や友達と遊ぶことまで諦めて、魔法少女一本で生きている達人。しかも天涯孤独で独り暮らし(猫型孵卵器は含まない)。

…こんなに支えたくなるキャラがいるだろうか?

俺も一緒に戦って彼女の生きる希望になりてぇ〜などと思っても、観ている側は何も出来ない。残念だが、その辛さがまた作品とキャラの魅力なのだろう。

 

「マミさんは豆腐メンタル」なんて言う人をよく見かけるが、魔力を私欲に使わず、他の魔法少女のやり方に流されず、人を救う理想の魔法少女像を貫いてきた彼女が豆腐なわけがない。

豆腐などと思われてしまう一番の原因は10話だと思うけど、人助けを生き甲斐としてきた自分が、最後には人を傷付ける側になるだなんて分かったら死ぬでしょ。ゾンビ映画でよくあるやつです。友達だと思っていたキュゥべえに裏切られたってショックや、さやか達を誘った罪悪感もあっただろうしさ…

ワルプルギスの夜を止めることは考えずに皆を殺そうとしたマミさんのオツムは弱いかもしれないけど、「皆をすぐ楽にしてあげたい」「私が殺して全てを背負う」なんて気持ちがあったとしたらどうだろうか? 

まぁ上記の心理は完全に俺の妄想なのだが、杏子を最初に片付けたり、ほむらを拘束する手際の良さからして感情に流されただけの行動じゃ無かったのは確かだと思うんですよね。大事だった皆を撃った後に自分がどれほど苦しむかなんて分かっていたはずだ。そんな汚れ役を仲間にやらせようとしなかったマミさんは最後まで「お姉さん」だったんだよ。

事を済ませたら自分の命を絶たねばならないことも覚悟していただろうだからメンタル面では強さしか感じなかったなぁ。

 

そしてまどかが神様(仮)になれた理由にマミさんの存在は欠かせない。

なぜなれたかって、もちろんほむほむがループしまくっていたり、まどか自身が数々の悲劇を見て覚悟を固めてきたからなんですが、精神面では何よりも勇気が必要だったはず。俺はそれをマミさんから受け継いでいたと思っている。

4話でまどかがマミさんの部屋で「あたし、弱い子でごめんなさい…」と言ったのはマミさんの強さを分かっていたからで、12話でノートを返してもらった時に決断する勇気も頂いたんじゃないかな。

まどかがほむほむに「だって魔法少女はさ、夢と希望を叶えるんだから」と言ったが、これはマミさんからきている言葉なんだ。

まぁつまり…マミさんはすごいってことです!これだけは譲らん!!!

 

もちろん戦闘でも最強。

使い魔どもとの戦いでは銃で殴ったり、蹴りでぶっ飛ばしたり、華麗に舞いながら容赦なく銃弾を撃ち込みまくる。

数々の戦いで得た経験と頭の良さと胸が他の魔法少女と比べて段違いに優れている。

銃のサイズや弾の種類まで多様性があるし、マジカルリボンは相手を拘束したり、相手の拘束技を切ったり、落下物を受け止めたり、移動手段として使うこともできる。

他にもさやかのバットを素材無しでマジカルステッキに強化したりと魔法の応用までもが一番上手い。

マミさんはドラマCDや番外編のTDSで杏子の師匠をやっているので、杏子の技が多いのはそういうことでもあるのだろう。良くも悪くも他の4人はマミさんから始まっているのだ。偉大すぎる。

TDSのマミさんは最後に自ら死んじゃうんだけど、あのタイミングでは後輩に押し付けて逃げたようにしか見えなくて正直酷かった。

でも「魔女のいない世界でみんなに会えたら良かったな」って言葉が核心を突きすぎていて泣けるんですよ…

魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~ (上) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~ (上) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

 

 

そういえば事故前の人物像はまったく語られていませんね。

両親と楽しそうに話すマミさんとか想像しただけで胸がズキッとくる。

 

…とまぁこのままマミさんの全てを絶賛したいところですが、1つ引っかかってるシーンがあるんだよな。

2話の「自分より強い相手は邪魔者ってわけ?いじめられっこの発想ね」ってセリフの違和感…すごくないですか?

さすがに何言ってんだコイツと思ってしまった。普通にピンとこない例えだし、気に入らない相手を排除しようとするのはいじめっこの発想じゃね!?

 

まぁつまりだ。たった3話で亡くなったというのにあれほどの存在感…胸と首だけじゃなく本当に奥深いキャラクターなんですよ。たぶん。彼女はピチピチの中学生なのに、大きなお友達もつい「さん」付けで呼んでしまうほどの風格がある。だけどレディさ。

 

どうでもいいけど、「マミる」って言葉を未だに使う輩がいますよね。あの言葉はナンセンスの極みなので、目にしなくなる日がとっとと来てほしいもんですよ。

 

 

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暁美 ほむら

まどマギデビューした頃は黒髪ロングに黒タイツといった完璧な見た目に一目惚れしてしまい、常にほむらちゃほむほむだったのだが、冷静に分析してみるとかなりヒドい女の子だった。

 

まず、ほむほむは1周目でループするべきじゃなかった。

これを言うとストーリーそのものを否定してるようなものだからちょっとアレなんですけど、彼女はまどかの「元気でね」を無視してワルプルギスの夜と戦ったマミさんの「名誉の死」を最終的には「頭パックン」にしたんだよ。

 

ほむらはまどかに「今とは違う自分になろうだなんて、絶対に思わないことね」と毎回言ってそうだけど、魔法少女になるか、ならないかの選択だけが人の変化じゃなくて、もっと大事なアレがあるのだ。ほむらにはその辺を気遣えるレベルの想像力も人生経験も無かったので本編のまどかはズタズタ。まどかの「肉体の生存」しか考えていない。

最初にほむらが惚れたまどかはもうほむらの中にすらいないのではないか?…切ないね。

 

9話では「てめえそれでも人間か!?」という杏子の叫びに「もちろん違うわ、あなたもね」とクールに返して上手いこと言ったような雰囲気になってたけど、杏子は肉体ではなく人間性についてツッコんでいたわけで、ほむらはコミュ力というか聞く力の低さをドヤ顔で披露してしまったのだ。そういうところがかわいいのだと思いたいけど、まどかの気持ちを考えたら普通に最低である。傷付くと分かっていて返したんならそれはそれでまたドン引き。しかもその危うさはメガほむ時代から垣間見える。

 

ワルプルギスの夜に勝ったけど魔女化しそうだなって時には「2人で怪物になってこんな世界何もかも滅茶苦茶にしちゃおうか」だなんてマミさんの精神から何も学んでいないことを言い出す。まどかからすれば「まだ私の家族いるんですけど」って感じだろうよ。何も返事されてないし、まどかに絶対引かれてる。こんなふっ切れた友達は見たくなかっただろうし、まどかがドッキリ方式でグリーフシードを使ったのも納得だ。

 

ていうか、なんでマミさんとまどかの扱いにあれほどの差があるんだろうか?

マミさんは1、2週目では本当にお世話になった存在でしょ。

殺されかけたんだからビビるのは仕方ないけど、「誰も未来を受け止められない」とかマミさんの行動だけを見て決めつけたような発言は酷いよ。現実を受け入れられなくてループした君が言うのか。そして本来巻き込まれなかったはずのさやかと杏子を含めて「こいつら使えない」的な扱い。

勝手にループしておいて「もう誰にも頼らないッ!」ってあぁそうですか。

 

そもそも突然作り始めた威圧感と事情通ですって態度を止めていればマミさんから警戒されることは無くなり、もっと上手く話が運んでマミさんの死も回避できたはず。それで何度も体験してきたであろうさやかの魔女化をどうにかして防げさえすれば、お菓子の魔女戦を生き残ったマミさんは魔法少女心中計画を発動しないかもしれんし、杏子とさやかも生き残ってワルプルギスの夜戦が有利になる。まどかの悲しみも最小限で済むはずだ。

ほむらはお菓子の魔女が危険だって未来を知ってるくせにテキトーに登場するし、ハコの魔女の時も統計とやらがあったはずなのになぜ現れなかったのか。もし分からなかったとしても、なぜ暇人(決めつけだけど)のくせに不安定なまどかから目を離していたのか。

さやかの契約は避けられなかったにしろ、まどかはガチで死にかけていたよ。

その後の会話で「彼女にも監視」とか言ってたけど、まどかの監視も出来てなかったんじゃね…。

 

ほむらとさやかは相性が悪いと言われがちだが、メガほむと同じく気が弱いまどかの最初の友達がさやかだし、ドラマCDでクールほむほむとさやかが微笑ましい会話をしていたことから素の相性が悪いってことはない…はずで、気が強い直感型さやかに気が強い現実的思考のキャラで当たっていったほむほむが悪い子ッ。

 

それと改編後の世界でさやかが円環の理に導かれた後にほむらだけ「まどか…!」って言っていたけど、まどかを知らない杏子達からしたら空気を読めない発言が普通にウザいでしょ。さやかちゃんに触れてあげて。

 

そして一番迷惑だったのは銃器のマジカル窃盗だと思う。いったいどれほどのヤクザの指と軍人の首が飛んだのか気になる。アルティメットまどか様は結果的にほむほむの行動で犠牲になった人達も救ったのだ。

 

ここまでボロクソ言ってしまいましたが、11話では自分がすでに迷子で、まどかとほとんど通じ合っていないことを自覚しているし、まどかを守ることだけが生きる理由になるまで壊れちゃってんだなぁと理解できれば、やっぱり好きになっちゃうな。

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杏子とさやかの戦闘を止めに入ったシーンとか、ワルプルギスの夜戦の変身シーンやハンパない火薬でボコボコにするホマンドーアクションは素晴らしい映像だった。

ワルプルに吹っ飛ばされた時と絶望しかけていた時の表情は悲しすぎて泣けてくる。本当にかわいそうでかわいい。ゾクゾクする。

某海賊漫画の白ひげは裏切った息子をそれでも愛したし、俺も最初の気持ちを裏切らずに彼女を愛でていこうと思います。好きだよほむら…。

おわり。 

そんな感じ

時々、自分の価値観が分からなくなる。

毎日のように映画・ゲーム・YouTubeといった娯楽を楽しみ、Twitter等のSNSやネットの記事であらゆる考えに触れている生活の中で、昔から影響を受けやすい性格の自分は油断していると変なものに染まって矛盾ばかりの人間になってしまいそうだ。

そんな不安や作品を忘れたくない想いとか、オタク特有の語りたい欲求を解消しまくりたいって感じで、考えをまとめるブログを始めることにする。

なんだか疲れる動機ですけど、簡単に始められるんだし、やってみないと引きずって余計に疲れるものだろう。

アメブロもやってみたんですが、1回の投稿で飽きたので今度こそ続けるぞ…。