いまげろく

テキトーにやっていきます。Amazonアソシエイトリンクあり

2021年のSpotifyまとめ

プレイリストは中身に納得いかないので載せない。

音の聴き比べに使ったりとか、感想に困って再生数だけ多くなった曲が多いんだよね。


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ここ数年間では一番少ない結果に。

YouTubeに費やした時間もかなりあったし、下半期は全然新曲を漁れなかったので納得はできる。


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クジラの鳴き声は聴いてないけど添い寝ASMRなんかは聴いたぜ。

88種類とか普通に気になるんで詳細を見せて欲しい。


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K-POPといってもJapanese ver.ばっかり聴いてた。音的に原曲の方が良いのは間違いないけれど、独特で堀りがいのあるメチャクチャおもしろいジャンルですよ。

ジャパニーズVTuberって字面ウケる。


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アカネを1位にすることができたので満足です。
Lidoの『Grouptext』は展開がカッコよすぎて聴きまくってた。まぁ2020年の曲だけど。
『actor city』は個人Vのオリ曲でマイナーかもしれないが最高です。

ぶぎぼの『unreal love』は2020年の曲だけど、ブログ書いてる時に聴きすぎた。

『生まれる願い』はフルーツバスケットってアニメの挿入歌で超絶名曲!


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多いのか分からないが自分の聴いた範囲だけでもそんなにいるのかぁ。

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嵐は昔から好きだったので、サブスクに入ってくれたのは本当にありがたかった。


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嵐とSHINeeとMilkoiは単純にハマりすぎ。ハニカムベアーは過去曲を漁ったのと『Revolver』の聴き込みすぎ。ジャスティンは新譜を何度も再生しちゃってた記憶はある。あとラロイの『STAY』の分も入っているのかも。

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サブスクって本当に素晴らしいサービスですけど、一時期GOT7の韓国盤が消えていたのはかなりビビったし、KakaoMとの契約が拗れて多くのK-POPやK-R&Bが消えたのもエグかった(もう戻ってる)。

いろいろ炎上したReverse RealのVtuberオリ曲コンピも契約切れで聴けなくなったし(一部は聴ける)、アーティストの気分や経済事情で消失するシングルもあるわけで、やっぱり完璧ではありませんね…。

 

謎項目のオーディオオーラは…
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ドラマチックはともかく、ずうずうしさってなんか嫌だな…。

たぶんイケメンソングのことを言ってるんだろうけど、ディスじゃねーか!?

 

 

自分で作った2021年プレイリスト(余裕で100曲以上ある)

↓一部は軽い感想を書いてる。

imagege.hateblo.jp

 

上記の記事で取り上げてない最高な曲をいくつか

どの曲も永遠に聴ける。

ますかれーどがここまで凄い曲を出すとはな…。

OP・EDどちらも素晴らしい。

ボカロがボーカル以上の存在。めっちゃ好きなサウンド

イノタク強すぎ。

このアルバムのコンセプトがとっても好み。

アニメは観てないけどハマった。最高の恨み節。雨宮 天のキャラソンは傑作しかないのか?

曲もボイスドラマも最高。

脚フェチにオススメな良いアニメだった。この2曲はマジ名曲。

過小評価されすぎグループ。めっちゃカッコイイ~!

 

おわり

片耳難聴のオタク道

あれは中学生の時だった。

「俺の右耳って聞こえてないのでは!?」と気付いて耳鼻科へ行き、医者からは手術がどうとか言われ、「なんか怖いな〜」って思ったもんだが、それから大した処置はせず、病院に通うこともなく、現在…あれから10年。完全に手遅れである。

原因や聴こえていた頃の感覚も、もはやまったく分からない。どうやら俺は産まれて間もない頃、サイトメガロウイルスに感染していたことがあるらしく、実は先天性だった可能性もある。昔の俺はマジでバカすぎた。今もそうだが。

あらゆるシーンで両耳の必要性を思い知らされる日々ですが、特に趣味で苦労している。

 

 

音楽

個人的に一番つらいのがコレ。ステレオの感覚を理解できない。

まだ気付いていない人がいるかもしれないので言っておくが、実はイヤホンなどで聴いている大抵の音楽は左右から出ている音が違っていたりする。

片耳難聴に限らず、普段から片耳イヤホンやってる勢はスマホやPCの設定でモノラルオーディオをONにしてみるといい。突然ギターが出現するかもしれないよ。いやマジで。

初めて気付いた時には恥ずかしさとか色々と湧いてしまうだろうが、飽きてしまったような曲をまた新鮮な気持ちで聴けるチャンスだなぁとでも思って頑張っていきましょう。

 

ただモノラルにはもちろんデメリットがあって、本来パンを左右に振った音をムリヤリ中心に重ねているので、少し籠ったように聴こえたりゴチャゴチャしてしまって曲の細かい音が聴き取り辛くなってしまうのだ。バンド曲の評論で語られるような楽器の位置とかいう概念は何だそりゃって感じ。残念ながら健常者と同じ感覚を得るのは不可能だと言える。ミックスの良し悪しには敏感になれるかも。

自分はボカロやアニソンを好んで聴いているんだけど、あれらは音を細かく詰め込みがちなジャンルだし、ステレオ処理にもこだわりがちなので相性が悪いんだよな。音数の少ない曲がトレンドにきてると楽。

音楽語りは大好きだが、リスナーとしては永遠にクソザコなのである。

 

だからといって音楽を諦めたくねえ!って人はいるだろう。妥協を許さず、残された方耳の聴力が落ちることも恐れないバカどもがいるだろうよ。俺もそう。

そんな奴はまずPCを用意するんだ。持っておいて損は無いので、なるべく高スペックなやつを買うべし。MACは知らんけどWindowsのモノラル設定は非常に楽だし、音楽を追求するならスマホだけでは限界がある。

DAP(音楽プレーヤー)は設定からモノラル変換ができないから(できる機種もあるかもしれんが)買わないほうがいいと思う。基本的に高額だし虚しくなるだけ(体験談)。

モノラル変換プラグを使う手もあるけど、付けると普通に邪魔だし音質の変化も気になってくる。

 

最も大切なことは良いイヤホンを購入すること。音を拾いたいなら頭に掛けるようなヘッドホンはぶっちゃけ論外。モノラル前提だから重い物を着けてるとなんか損な気持ちになる。俺はメガネ族なので余計に煩わしく感じる。

ワイヤレスも悪くは無いだろうけど、外で音楽を聴くことなんて全然無いし、音質優先で有線だ。便利さ故に長く装着して耳に負担がかかりやすいリスクもあるかも。

骨伝導はまぁ…カナル型のハイエンドと同等の音が味わえるなら欲しいけども…今はナシよね。

ガチを目指すならイヤホンだけでも最低数万は覚悟しよう。ただ絶対に沼には落ちるな。いくら拘ろうと、お前の耳じゃ持て余すだけなんだ。数万の時点で落ちてる気もするが、片耳難聴だから高い品質を求めるのは仕方ない。ケーブルも大事だ。俺は落ちていない…。

そしてポータブルDACアンプなどを買って基盤を高めていこう。それにイヤホンをブッ挿すと音が良くなるんだ!(雑) プラグの対応サイズには気を付けましょう。

良い音を鳴らせる環境ができたら聴くデータの品質にも拘るべき。ここまでくるとYouTubeの音質では物足りないと思い始める頃だろう。まぁSpotifyのようなサブスクで充分なので、プランや音質設定を最大にすればいい。

ダウンロードとかCDの取り込みはWAV/FLACがベスト。音源によっては標準ソフトではなくハイレゾ対応と謳っているような再生ソフトを導入する必要もある。自分で検証するのは面倒なので各自 探してください。俺はたまーにDAW(作曲ソフト)をプレーヤー代わりにしています(異常者)。

 

自分はスピーカーを使わないので、スピーカーと片耳難聴の相性はよく分かりません。でも大抵の人はテレビの視聴などで自身の耳の角度を意識しなければならない不便さを感じているだろうし、茨の道なのは確実だろう。

クラブやライブイベントは聴力への危険がさらに大きいはずなので、できるだけ止めるべきなんでしょうね。俺はそういった場に大した興味が無いから問題ないけど、悔しい思いをしてしまう人もいるでしょうね。

 

まぁとにかく、モノラルを極めるしかない!自己責任で!

 

 

ASMR

もちろん音楽以外の音声コンテンツにも大きな影響がある。みんな大好きなASMRさ。

イヤホンのモノラルなら片耳で聴くことができるけど、音楽と同じく音の劣化は避けられないし、音楽以上に空間的表現が重視されるジャンルなので、コンテンツとしての相性は最悪だと言ってもいい。

あえてモノラル収録されてるパターンもあるけどニッチ。

主流であるバイノーラル録音された作品や動画配信は、もちろんリスナーの両耳が機能していること前提で作られており、ステレオ再生中に聴こえない側で何かが行われると虚無を感じることができます。ただ例外として耳かきのような片耳集中系に関しては、シチュエーションの流れに合わせて左右を付け替えれば劣化なしの音を味わえると思う。安眠目的だと使えないテクニックですがね。

「次は反対側でしよっか」みたいな言葉で後ろめたさを感じてしまうだろうが、そんな感情は棄てるしかない。

残念なことに耳掛けイヤホン使いは付け替えすら困難だから、結局はモノラル推奨。俺もそう。

モノラルだろうと距離感なんかは割と感じ取れますし、快楽性は充分に楽しめるのよ。

音の情報量が少ないから音楽より全然マシ。

 

アダルト作品の場合は、えっちな声で性欲処理できればそれでいいって気持ちで聴くことがほとんどなので、モノラルで普通に満足できる。

耳舐めなんて中耳炎で片耳がイカれるリスクを考えると最も恐ろしいプレイに感じてしまうのだが、音声なら気持ちいい音として受け入れちゃいますね。

でも複数シチュだけは厄介なんだ。

姉妹モノの両耳責め系で例えるなら、姉の「感じちゃってるんだ~♡」的なセリフが左から出力され、右からは妹のセリフだったり耳舐めの音だけみたいな、どのジャンルよりも極端に振られた作りになっていて、片耳モノラルで聴きながら想像力を働かせてしまうと、片耳で全てを受け止めているような…物理的に無理のある状況が浮かんでしまうのだ。かといってステレオで聴いてしまうと、当然どちらかを聞き取ることができずに、「なんで喋ってるだけなんだよ!」なんて無茶苦茶なキレ方をしてしまうかもしれない。

これはマジなので、ストレスフリーで致すためにも、自慰目的で聴きたいのであればモノラルしか選択肢はない。両耳責めを片側で受け止めろ。セリフ担当はテレパシーってことで納得するか、自分の両耳は聴こえているんだと思い込め。ASMRを聴いている時だけ、お前の聴力は復活しているんだよ。

そもそもの話、最初からステレオの感覚を知らないタイプの片耳難聴にとっては、モノラルにしても違和感を感じないんじゃないだろうか?後天性はドンマイ。 

音が劣化するとしつこく言ってきましたが気付ける人のほうが少ないし、それぞれが気持ち良さに納得できればそれでいいのです。

ASMR作品はボイスドラマとして楽しめるものもあるから買ってみる価値はある。

妥協できない奴は地獄のオーオタ道を歩むハメになるので、最初からモノラルで聴いて余計なことに気付かないまま生きていきましょう。

以上が片耳難聴のための音声作品絶頂術だ。結論はモノラルで聴け。

諦めんなよ!音声オ○ニーを!

まずオーディオ環境よりも強靭なメンタルを築くことが大事なのですよー!

 

ASMR配信界隈では誰もが知っているであろう「まこと。」さんは片耳がほとんど聴こえないらしいので、スゲーなぁと思います。

片耳難聴の音楽アーティストだっているんだし、ビビってられないッスね。

 

 

ゲーム

例えばFPSのような3D空間のバトロワゲームをプレイする場合、敵の足音や発砲音が片側からしか聴こえないことになるので、正確な索敵が難しくなりメチャクチャ不利になってしまう。

視界の角度によってはApexでいうところのピンを指した報告すら聴こえないのだ。

PS4ではモノラル設定ができないので最悪だけど、モノラル変換プラグを使えば片耳で全方位を聴けてなんとかなる(でも安定はしない)。そうなると音の聴こえ方が中心になるので、前方で発生している音が一番大きく聴こえます。でもやっぱり左右の区別はキツイのよ。

モノラル化を前提とすればだが、Apexなら優秀なスポット機能とか索敵に使えるアビリティもあるので、立ち回りを身に付ければそこそこやっていける。より繊細なゲームは厳しいと思う。

ボイチャ用のヘッドセットはモノラル変換プラグを付けるとマイクを認識しなくなるはずなのでゴミと化すよ。付属のショボい片耳イヤホンを使えばコスト0だけどショボい。

ミキサーを買ってコントローラーにブッ挿し、そのミキサーにモノラル変換プラグを付けたイヤホンと、Discordなどの通話アプリを入れたスマホを繋げるのがオススメ。この方法は知り合いと通話しながら映画を観たり音楽を聴くとか、ゲーム以外にも応用できる。ゴチャゴチャして邪魔になるけどね。PCゲームならマイクを買うだけで済むと思う。

さらには1人プレイのノベルゲームでも難儀する場合がある。

作品によると思うけど、キャラの立ち位置によってセリフのボリュームが変わることもあったりするのよ。これはたぶんゲーム内の設定でなんとかできるはずだ。

対人ゲーには覚悟がいる。

 

 

映像作品

アニメや映画の鑑賞に大した問題は無いと思うが、良い作品に限って左右を活かした音響の演出を取り入れてたりするんだよな。

爆音上映みたいなもんが正直どうでもよくなる。

自分はイヤホンで聴きながらPCモニターで観まくっているけど、テレビのデカい画面へのこだわりがあればテレビでもいいし、セリフが聞き取れるならスピーカーでも全然アリだと思う。

メインは映像だし字幕を付けれる場合もあるので、基本的には片耳難聴でも問題ないでしょう。

 

 

日常生活でのメリット・デメリット

ここまで書いてきて改めて痛感する。デメリットしか存在しない。

ただの会話すら超めんどくさい。

挨拶すら80%くらいの確率で聞き返してしまうし、話しかけられた位置によっては必ず頭を90度とか180度ほど変えなければ話を進められず、声を拾うことに集中しようって意識しすぎると逆に頭が混乱する。人の目を見ながらのコミュニケーションを試みようとすると、会話の一部を聞き取れない可能性が高まるので相手に耳を向ける必要もある。相手が「人の目を見て話せよ」みたいな、めんどくさいことを言ってくるタイプだったら厄介だ。でも元から目を見て話すのが苦手な人は相手に耳を向けて話す言い訳になるから良いかもね。気も楽になるので俺は徹底してやっています。

ただでさえ俺は他人との関わりに興味が薄いし、音のうるさい環境で働いているのもあって、職場で一言も喋らない日すらある。まぁこれは俺の人格の問題がほとんどかもしれないが、コミュニケーションが消極的になる人は多いと思う。

 

それでも片耳難聴のメリットをムリヤリ考えてみる。

誰にでも共感してもらえそうなことから言うと、就寝時に聴こえる側の耳を枕に押し付けて眠れば、周りの音に起こされることの無い安眠を得られる!

まぁその代わりに、耳の位置によっては朝の目覚ましアラームに気付けなくなって寝坊する確率が格段に高まってしまうんですけどね。俺は実家住みなのでカーチャンに何度も助けられた。

 

フィクションでしか見た事ないけど、カップル的な2人が隣合ってイヤホンをシェアする状況ってあるよね?

あれは普段からモノラル設定にしている片耳難聴にはもってこいのシチュエーションですよ!ロマンティックに同じ世界を共有できます。

「どうせ片方は使わないから…聴く?」と自然に差し出せるのは強みだろう。俺はイヤホンを人に貸すなんて生理的に無理だけどね。

まぁイヤホンの形によっては最初から無理だし、相手も片耳難聴だったらめんどくさいことになりそう。

 

もう少しオタクっぽいモノで考えると、鈍感難聴系主人公のように「え?何だって?」みたいな反応を日常的に返せるので、ヒロインを焦らし続けたい人には便利ではないだろうか?

 

幼馴染「そういうところが……き」

オレ「ん?ゴメン。そっちの耳は聴こえないからさ、こっちでもう1回頼むよ」

幼馴染「…聴こえないから言ったの」

みたいなシチュエーションにも憧れますね。でも少し不謹慎かもしれないな。

今からでもいい、俺に美少女幼馴染がいれば…。

 

カノジョ「やだっ…隣の部屋にカレがいるのに…」 

友達「あいつ耳悪ぃからダイジョーブだってw」

オレ「チクショウ…チクショウ…」

なんてナメプNTRも悪くない。俺は頭が壊れているから…。

 

密着交尾している時に彼女が「んっ…ヘンな声でちゃうからぁ…こっちがいいの…あ///」って、聴こえない耳側に顔を置いてきたらめっちゃエロいんじゃないかと思います。

難聴もエロに変えられる。使っても良いですよ。腹立つけど。

 

これは突飛な話だが、怪しい儀式・契約・拷問・ケジメなどの際に体の一部を失わなければならない状況に陥ったとしたら、迷わず片耳を選べるのもオトクだ。

 

でも俺が1番に伝えたいコトはね…誰かと同居している場合はイヤホンを着けたままの自慰行為が非常にリスキーって話なんだ。健常者は片耳でエロボイスを聴いて片耳で母親の襲来を警戒する戦法が可能だろうが、片耳難聴はそれができない。

俺は親フラの経験が無いままで済んでいるけれど、これから起こる可能性はゼロじゃない。常に戦いなのさ。

 

というわけで…こんなものだろうか。

ろくでもないな。強く生きよう…

ソフィーのアトリエ感想

ソフィーのアトリエDX(PS4版)トロコン完了

 

ソフィーちゃんかわいすぎ!と下心だけで始めたゲームでしたが、何度か泣きそうになるほど優しさに溢れた物語で、難易度DESPAIR(採取レベル5)の破壊に苛まれし獣を倒せるくらいには強くなってしまった。アイツはアイテムで継続的に封印を与えれば地蔵ですよ。

オリフラムか死霊使いの笛で継続ダメージを与えてフリッツの十文字を使えば簡単にエグいダメージが出る。

でも忘却の影はマジで勝てなくて諦めた。採取レベル1なら楽勝なんだけどなぁ。これ以上やる時間も気力もさすがに無いや。

 

ストーリーの大半は非常にのんびりとした日常だけど、積み重ねられていく微かな変化が愛おしくて…不思議と切なくて、冷静に考えたらダークすぎる殺伐とした世界を、人々の温かさに包まれながら生きていく。

広い世界を渡って戦闘にも知識にも長けた大人たちに囲まれている環境の心地良さが素晴らしい。

そんな家族のような人達や友人に溢れた平和な街を、夢のために旅立とうと決心できる勇気には感動するしかない。

ホルストさんにはソフィーがいなきゃ回らない的なことまで言われていたし、マジでソフィーが街全体の経済を回していたんじゃないかってくらい活動していたから大変なことですよ。

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モニカとソフィーのやりとりは、幼馴染だからこその気まずさと、優しい背中の押し方にグッときて最高でしたね。

 

プレイ前はソフィーしか眼中になかったけど、まさかコルネリアとプラフタのような激萌えキャラまでいるとは思わなかったぜ。

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かわいすぎるんだよ、お前。

 

聴けば分かってくれると思うが、ワールドマップへ出た時にプラフタが言う「どこに行くのですか?」がスゲー好き…。その場にいたら抱きしめてキスしてる。

 

 

音楽はマジで気に入った。

どんな場面でも曲が良かったからモチベが保たれたってのもある。でも起動する度に流れるオープニングの歌はビミョーかな…。

 

 

ゲーム性は想像以上に自由で、採取・調合や戦闘のバランスも良かったのですが、悪い点は少しある。

なんだかんだ長いプレイになるから過去の会話を見直したりが気楽にできないのは惜しいです。セーブデータを複数作っても見分けが付かないし、バックログも無いからノベルゲー慣れしてると大変。そういう時にYouTubeのゲーム実況動画が役立ったりするんだな。

テキストウィンドウが頻繁に出たり消えたりするイベント中にスキップボタンを間違えて押してしまうと、なかなか停止できなくてヤバかった。

アイテムのコンテナが5000までしか入らないのは明らかに少ない。空きが無くなった時には超めんどくさかった。

服と武器の素材選択中にスキルでの絞り込みができないのも地味にダルい。

金策にも苦悩してたけど、難易度DESPAIRで金プ二狩りをすると稼げるって情報をググって見つけた時には本当に溜息が出た。しばらく作業ゲーモードに入ったよ。

ソフィーやコルとかの3Dモデルは文句なしのかわいさですが、プラフタとレオンの何とも言えん違和感は何なんだろうな。ジュリオさんも何なんだ。目やパーツの位置か?

エンディングまでは攻略サイトを見ずに探りながら進められたけど、エンディング前に賢者の石を作ればスチルとトロフィーが手に入るって情報を後で知ってマジ焦ったな。偶然にもラスボス前にセーブデータを増やしておいたからなんとかなったけどさ…。

まぁ元々2015年に出たゲームなので、仕方ない部分は多いのかもしれない。

 

 

お気に入りスクショやフォトモードで作成した画像コーナー

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いらない物を貰ったコルちゃん。

 

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ただただ顔が良い。

 

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これはプラフタの技を見て皆が驚いている画です。

 

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なぜか少しだけ本のエンカウント判定を抜けられた時。

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撮影場所はテキトーですがゴーストに襲われそうなテスさん。大変だ!

 

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見てるだけでなんか良いプ二ども。

 

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これはアトリエのベッドを紹介しているプラフタです。

 

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かわいい

 

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俺のナニかしらの部分に響いた瞬間。

 

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イイ角度でキメるロジーさん。

 

貼りすぎた。

 

とにかく良い作品でしたよ。

さーてアトリエ始めてみますかと思ったタイミングで『ソフィーのアトリエ2』が発表されたから先の長さにビビりましたが、とりあえず1作目は終わらせることができた。不思議シリーズ2作目の『フィリスのアトリエ』もやりたいけれど…『ソフィーのアトリエ2』を待つことにします。

エーペックス引退成功!

「もう二度とやらん」

そう言って次の日にはApexを起動する異常行動のループから、ついに抜け出せたんだって…今なら胸を張って言えるんです。

シーズン11が始まっても1試合もせず今日を生きている。時間的にも精神的にも余裕が生まれたし、なんか物欲が増して口座残高がとてもピンチ。無料コンテンツから抜け出すってこういうことなんだな?

ゲームもパッケージ版にしか興味が湧かなくなった。

アプデとかいう聞こえのいい作業を繰り返して、いつまでも未完成のままでいるゲームってのが、そもそも自分に合ってなかったのもあるだろう。まぁソシャゲは1つやってるけど。

 

長くプレイしていたゲームを静かに去るのもアレなので、最後に文句や思い出を綴っておこうと思う。ずっと君のことを考えていたからこそ残したいんだ。

 

プラットフォームはPS4

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シーズン0からやってたっぽい。

俺は『Apex Legends』が初のFPSだったし、数シーズンはYouTubeの動画などをまったく見てないうえに9割以上はソロだったので、立ち回りとかも身に付けないまま長くやりすぎて合計キルレがかなり悪い。キャラは気分で変えまくるタイプだったし何にも特化できなかったな。

実は片耳難聴なのでハンデもあった。Spotifyで音楽を聴きながらプレイしていたこともいっぱいあった。ナメた奴だよ。

 

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一番ハマったのはクリプちゃん。最大ダメージは彼で出した3086。珍しそうなバッジはアサシン(50回)とか迅速排除くらい。1人2役のデザインは特に好き。シーズン1の恐竜バッジを付けて「ぼくは古参だぞッ」って雰囲気を演出するのも楽しかった。ボイチャ野良に反応されるとニチャ二チャしたもんさ。

 

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ミラージュもかなり使った。バンガとヒューズも好きよ。

2000ハンマーはヒューズ・ローバ・レヴナント・コースティック・オクタン

2500はパスファインダーとミラージュ

3000はクリプトだけって成績。

レイス・ジブ・ホライゾン・シアはチャレンジの条件でもない限り使わねぇぞって逆張りし続けてた。

武器は強い弱いに拘らず何でも使ったけど、ボセック最強とかLスター最強みたいなブッ壊れで評判だったブツは、もちろん逆張りで無視を貫いた。スナイパーは常に愛せる。全距離スナイパーライフルで戦うこともよくある異常者でしたね。

 

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クランはタグ目的で作った。1人だけ入ってきた野良がいたけど、気付いた時には抜けていたよ。

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野良と何かが通じた瞬間。こいつらもそれぞれの人生を生きているんだな…。

 

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クリプト年上発言は最高だった。ここで喋ってるのは絶対クリプトじゃないでしょう。

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全員ブラザーはかっこよすぎ。

レジェンドたちの関係性は凄く好きだったし、バトロワのキャラ選びはセリフ狙いで選ぶことも多かった。ホロスプレーとかセリフスロットを戦闘中にもバンバン使ってた。うるせえなと思われてそう。

トレジャーパックで解放される漫画もあったけど翻訳が駄目すぎたな。

 

辞めようと思った一番のきっかけはランクかも。

アリーナランクはマジでクソ。

いつか改善されるのかもしれないが、野良と組んでも普通にフルパと当たるし、いくら健闘しようが最終的に勝利しなければ1ポイントも獲得できないし、負けが続けば獲得数の基準も下がりまくって先の果てしなさに絶望する地獄のシステム。

ただでさえレジェンドや武器の格差が顕著だってのに、マップの高低差も酷くてまったくフェアにならない。本当にウンザリだった。ゲーム性は最高なのに最悪の環境ばかり築かれる。

俺は味方の冷ややかな目を想像しながら頑なにクリプトを使っていたから分かるんだ。マジでクソみたいなバランスさ。俺が信じられたのはアイアンサイトウイングマンとアイアンサイトセンチネル(3スコ付きもアリ)とリピーターだけ。ライフラインとランパートとLスターには寿命をかなり縮められた。

味方に「やる気が無ぇなら辞めろ!」(うろ覚え)みたいな暴言を、振り絞ったような声で吐いてからくたばったヘタレ野郎もいた。パスファインダーだった。

敵は死体撃ちが多すぎて、気にしないようにしても心の奥底に何かが蓄積していく。あんなもん慣れる必要なんて無いんだよな。敵の1人が死体撃ちするチームメイトを殴ってくれる瞬間が唯一ホッコリするだなんておかしいよ。

バトロワランクは消費する時間がエグすぎてマジでキリがないし、無駄にコンプレックスが膨らむので早々に手を引きたかったんだけど…有益なモードってランクしかなくない?って感じでチマチマやってしまいましたね。本当、カジュアルをやる意味に疑問を持ち始めたら終わりですよ。

クロスプレイに対応してからPS4プレイヤーと組めないマッチが多すぎて実力が安定しなかったのもしんどかった。一緒にやるフレンドがいないからそうなるわけだ。

でもフレンドがいなかったからこそ、俺を引き止めるものが無くてズバッと手を引けたんだよな。心残りがあるとすれば、クリミラの終着点とローバのケツくらい。Apex女子と繋がりたかった。

 

Apexの影響で『タイタンフォール2』にも手を出しましたが…マジで傑作だよね。

キャンペーンモードをマスターでクリアするまでやり込んだけど、どのステージもストーリーにも全然飽きない。あれは忘れた頃にまたやりたいな。

 

辞めた後に1番変化したのはYouTube

YouTubeのトップページを開けば似たようなサムネが蔓延っていたもんだが、今では随分とマトモになりましたよ。ちょっとHなサムネから中年までいろいろ出てくる。

YouTubeに上がるリークやら予測に過ぎない動画を観て聴いて、わざわざコメント欄のヘイト合戦を眺めては不快になってる時間はマジで何だったんだ?

海外プロのスーパープレー集そのものは見る価値があったと今でも思えるけど、当たり前のように付いてくる汚い言葉と、それを「さすが!」「実は優しいんだよなあ!」だとか言って切り抜かれた部分だけを盲信的に面白がる人達にはモヤモヤしっぱなしで、それらに対する反論を頭の中で巡らせていた時間はFANZAのセール対象作品を吟味する時間以上に無駄だったことだろう。

一部の日本ストリーマーの陽的で品性に欠けるノリが界隈の大きな部分を占めていた状況にも厳しいものがあり(もちろん純粋に面白い人もいた)、ボクちゃんにはVtuberしかいない!と希望を抱いていろいろな配信を見てみても、バトロワじゃあ過疎っていようがコメントはなかなか読まれないし(コメントの質が悪いのでは?とかは別で)、コラボ配信となれば視聴者にできることは見守ることばかり。

俺はなんつーコンテンツに足を突っ込んでいたんだよって…もはやゲーム実況配信そのものが心底どうでもよくなってしまった。自分でゲームやるの楽しすぎ。

オンラインゲームのコミュニティから離れることで、暴言ってのは普通は見かけるもんじゃないんだなと…当たり前のことに気付いて日々のストレスが大幅に減ったし、徐々に人間性を取り戻せていると実感しています。

 

そして辿り着いたモノは、そう…『閃乱カグラ

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『Burst Re:Newal』『ESTIVAL VERSUS』『PEACH BEACH SPLASH』でPS4世界線は堪能した。

爆乳JKニンジャをヤンキーモノみたいなノリの世界観で描いた、セクシーで熱血で、時にはダークでもあるシリーズなんだ。アニメも1・2期を一気に観たぜ。

しかし『PEACH BEACH SPLASH』は爆乳JKニンジャが水着で水をかけあうだけの平和なTPSゲームになっており、奇しくもフォートナイトとAPEXの経験が活かされてしまった。オフラインモードオンリーだけどね。

スナイパーライフルとオトモのルカを強化すればほとんど勝てるよ。

どのキャラも魅力的でスケベだけど、華風流と奈楽と夜桜は俺の中じゃレジェンドだね。飛鳥、柳生、日影、紫、神楽もとんでもねえオンナ。

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ダウンした相手にフィニッシャーを発動することも可能!水鉄砲で顔かビキニを集中砲火して濡れ濡れの艶やかな姿を拝めるってワケ。キマればボディシールドではないナニかが回復してチャージMAXのトリプルテイクさ。

 

【追記】

まぁなんだかんだ、たまにエペやってる。

 

おわり

失恋・NTR好きにオススメの切ない楽曲・MV

安易にNTRとカテゴライズするのは品が無いし、音楽にもNTRジャンルにも失礼だと思うけど、切なさによる胸の痛みがクセになっているような、どうしようもないヘタレ野郎は楽しめるはずだ。

俺は恋愛経験が無い反動なのか、フィクションに感情移入して得る失恋の苦しみが気持ちよくて仕方ないし、架空の記憶でセンチメンタルに浸ってばかり。助けてください。

恋が始まってすら無いモノから死別まで何でもアリです。

 

 


これを紹介したかっただけと言ってもいい。最高。

 

浮気に気付いてキレてる感じ。かっこいい。

 

詳細はよく分からんが、勘違いでケンカしたまま死んでしまったと…。

失ってからでは遅いってことですね。

 

音楽活動が忙しくて呆れられた男。回想の編集が良い。

 

名曲。近所で仲も良かったけど、お互いに一歩踏み出せなかったって…コト?

 

アクションも少し寂しいオチも好みだし、曲も歌も本当に好き。

 

思い出を物理的に燃やしがち。

 

三人組ってのが良いし、女性の方は前向きに旅立ってるのが切ない。

 


気まずい状況の中、怒りと皮肉で頭がいっぱいの主人公に好感が持てる。

 

『Congratulations』に出てきた女性の視点。あれから時間が経っていそうで、良い思い出として振り替えれるようになったんでしょうね。男の方はまだ脳内Congratulationsしてるのかな。

 

別れても相手の幸せを願える愛なら素敵だけど簡単じゃないよね。知らんけど。

 

最も綺麗なデルーロ。

歌詞が超絶ナンパで最高だし、MVの切なさも最上級。

 

なぜかクリス・ブラウンがエイリアン(?)を倒すための爆弾になってる話。

もっと聴かれるべき名曲。

 

ハードな胸クソMVだけど、それが良い。

 

シンプルで当たり前のことだけど、一時的にも人生を共有していた人と別れて、それっきり互いの人生に関わらないまま生きて行くって凄いよな。

 


曲も歌詞も最高。俺も美少女キャラを見る度にこんなこと思ってる。

 


好みすぎる。「I think you'd be better with somebody like me」は気に食わない主人公とくっついたヒロインに思いがち。

 

曲も映像も美しい。亡くなった男のことなんて全然知らないのに、最後に見せる軽い表情で「変わらないなぁ」と、こちらも泣きそうになりながら微笑んでしまう。

 

回想が凄く幸せそうな一人称視点で最高。

これが主題歌になっている『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』もヤバい作品。

back numberは『高嶺の花子さん』で相手の彼氏を想像してる部分もイイよね。

 


おもしろすぎて笑ってしまう。

SoulJaが歌も顔もキレキレなんだけど、MVのストーリー的には誰なんだよ?ISSAの怒りの人格だと思ってればいいのかな。

 

もはやクラシック。レジェンド。サビの歌詞はオタクとして心に刻みたい。

 

歌唱力・表現力が凄まじいし、何もない地を歩く姿も心に響きまくる。

 

恋人を忘れられず引きずりまくる歌詞、記憶消去されても消せない記憶が出てくるMVが凄く好み。

 

クマタロー可愛い~!

歌詞の言い回しが微妙にムカつく。

数カットでクマ先輩の優しさが伝わるから2人の仲を認めるしかなくて切ない。

でも最後に垣間見えたあの娘の秘密をどう捉えるかで解釈が変わっていくだろう。

コメント欄にあった、恋よりも友情を掴み取る話だという解釈を見て、確かにその通りだなぁと思った。

あの娘が積み上げられたぬいぐるみを見ている姿や、ガチャガチャを回しまくる行動も象徴的で男遊びを繰り返してきたようにも見えるし、使い古されたクマを投げ捨てた後の魔性な笑みも悪い印象を残す。

今度は少年がクマ先輩を支える番。

でも個人的には遊ばれたいと思ってしまうほどかわいい女だな。チクショウ…。

 

 

こう…安全な立場にいながら疑似的に傷ついて感情を刺激するの止められないっすね。

自分の人生とは何も重ねずに物語として楽しめる。

気持ちいいとは言いつつもポルノ的に消費しているつもりはなくて、本当に心を打たれて感動もしてるのだ。

短い尺で音楽と映画並のストーリーを味わえるMVは娯楽として凄まじいコスパの良さだし、真っ当な形のファストなコンテンツでもあるので、もはや映像作品の究極形態とすら感じていますよ。

ナンパ系のMV・楽曲

主に男が見知らぬ女性を口説こうとするミュージックビデオを貼っています。

ナンパと呼ぶには怪しいものもありますが、重要なのはノリなのだ。

 

金のバランススクーターに乗って声掛けしたかと思えばすぐに捨て去り、なぜかバックダンサーが湧き、最終的には新婚旅行かよってくらいの雰囲気で完全勝利。この男抜きにナンパMVは語れないでしょう。

 

恐れ知らずにも程がある。ダンスバトルからラストまで意味わからん。

 

ガン見は怖い。ロードバイクの後ろに高級車が続いてるのシュール。

 

バスの柄が凄い。女性に目を奪われる開幕からコミカルな映像が続いて楽しいMVだし、サウンドJay Seanのヴァースも最高。荷物は失ったがオイシイ思いはしたのだろう。

 

ベストMV。曲としてもインド系で一番好きかも。Arjunがスウィートすぎて超カッコイイし、フラれたばかりなのに数秒で別の女にワクワクするグルも最高でクソ笑える。

イントロ部分の2人がアニメの美少女キャラを見た時の俺と完璧に一致する。

とある映画に使われた『Suit Suit』というバージョンもあるけど、テンポは原曲の方が好き。Arjunが日本語Tシャツを着ていたのだが読めない。たぶん「いっしょだよ」って書いてある。

 

マジでサイコー。

 

鮮やかすぎる。

 

ゴルフの扱いが雑すぎて笑う。子供みたいに飛び出すのが良い。

 


Jassi Gillのアプローチがホラー。最後がメチャクチャ寂しそうでかわいそうになったけど、女性からの謎のカウンターでホッコリだね(?)

 

ゴチャゴチャしているが、声かけから車に乗せただけじゃん?

 

Yo Yo Honey Singhはスゴいよ。MVは周りに警察呼ばれてそうだし勝手に電話するのもヤバすぎ。割と実験的な曲にもビビる。

 

不審すぎる。曲の構成もおもろい。

 

セレブが一般女性に惚れる話なのだろうか?

ナンパというよりストーキングに近い迫り方ですが、ゴールインしたので良し。

このMVに限らず、スマホとかでhungamaを見るシーンはクソコラ感あって笑えるな。ベル的な音が特徴的な美しいトラックと緩やかな歌も凄い。

 

ホラーみたいな逆ナンだがアルマーンもノリノリ。遊ばれてるけど超かっこいい。ダンサブルで歌も最高。

 

浜辺シチュって刹那的な展開も受け入れられる雰囲気があるな~って思う。

 

導かれるようにロマンスする男。いろいろ謎すぎ。

 

イケイケすぎる。

 

連れと渋滞に嵌っているにも関わらず、英語が通じるかも分からない国でナンパに飛び出す行動力はどうかしている。Malumaの入りがクセになる。

 

ミニマルなファンクで気持ち良すぎるし全員のヴァースが最高。特にクリスがキレキレすぎ。Jeremihがほとんど痴漢。ナンパモノとして理想的なMV。

 

今聴いてもフレッシュで凄い。クリスはニンジャみたいな恰好をしているが旅人なんだろうし、あのオチでナンパだと判断しました。その世界観でやるの!?ってマジでビックリ。ケンドリック・ラマーのヴァースでゴージャスな美女が出てくるのも意味わからんけど、故郷の回想って解釈はアリかもしれない。いやでも時代感が不明すぎる…。

 

直球下ネタソングだがR&Bとしては素晴らしい。ラップパートもさすがの良さ。ホテルで逆ナン?なのかよく分からんMV。クリスは謎空間に行きがち。

 

突然ダンスで誘ってくるNe-Yo。色っぽくメロディアスで最高だし、神出鬼没で大胆不敵だが…調子に乗りすぎて撃沈。

ちなみにMVにはストーリー性があり、この『One In A Million』は2作目にあたる。1作目は『Champagne Life』、3作目が『Beautiful Monster』だ。全部通して意味が分からん。

 

自虐的でユーモアのある楽しいMV。MKTOってYouTubeの再生回数では過小評価されてるように見えるけど、もうサブスクだと聴かれまくっているんだよな。Spotifyじゃほとんど数千万再生だし『Classic』なんて7億越えだぞ…。

 

英語とスペイン語レゲトン。気持ちよく踊れる曲だ。HRVYは最高。歌い始めから「You got them Juliet eyes」「An I can be your Romeo tonight」とかたまらんよ。

 

曲もオースティンの表情も楽しい。歌詞がナンパでしかなくて最高。俺も美少女キャラを見る度に「mmm yeah yeah」ってなる。

 

ギリギリ変人だが勢いがある。ダンスも印象的。歌詞は失恋系でそれっぽい回想シーンもあることから、出ていった彼女を追いかける話にも見える。

 

完璧。低評価の多さでも有名ですね。さりげなくドレイクとティナーシェがいるのも凄いな。

 

パーティーで会った娘が普通に門限で帰っちゃったって感じかな?

ジャスティンのビミョーな演技も好き。

 

ナンパが下手で一度は躱されてしまうが、再会してイケメンパワーで押す。

 

幻想的でシュール。

 

ホントよくできているMV。何度観てもハンサムすぎる。

 

神がかり的なイントロ、ド直球なトロピカルサウンドはいつ聴いても最高。映像は劇的で美しく、イノセントな感じの歌唱も素晴らしくて感動する。ナンパなんて俗な括り方はしたくないけど入れた。

 

ステキなやつ。

 

安っぽくて良い。

 

ループナンパ。いろいろ変えようとしていて良い話だな。

 

ジェイソン・デルーロが初期にリリースしたロックなR&B。名曲だしMVはオチまで良い。

 

お前らの負けだよ。

 

キメすぎて逆にかっこ悪いしオチもないMVだけど…曲は凄い。

 

曲もMVも好きすぎて数えきれないほど再生してる。

美少女キャラに「俺の最後になってよ」と何度も思っては、あちこちに手を出し続けている自分のキモさを思い知らされます。

 

甘くて爽やか。

 

だいぶ典型的な変人キャラに見えるが、エリック・ナムの表情はキュートだしピュアで誠実。

 


SHINeeの日本シングル。楽しそう。

 

ナンパとは言い切れないが皆の反応がそれっぽいのでね。

デビュー曲とは思えない超絶名曲。日本語版もかなり良い。

 

ロックなビートとファッション。ヒップホップ色が強くてカッコイイけど表情とか動きはキュートなんだなぁ。

 

ガッセ。突然現れたイケメン達に「A~!」って言われる衝撃よ。

途中からは完全にストーキングだ。

曲自体が楽しいし自信過剰な歌詞も最高!

 

乙女ゲームみたいで最高。

 

かっこよすぎ。スローモーションが上手い。

 

ナンパまではいってないと思うんですけど美女が出てきた時の皆がおもしろすぎて…。

 

ワケわかんないことになってるな。終盤がカットされていてオチが気になる。

 

俺が主演女優賞~!?完全ワンカットMVで見応えあるし曲もめっちゃ良い。

 

 

やはりR&B歌手やアイドル系が強い。王道的な日本産MVは全然見つけられなかった。

ナンパなんて基本的には迷惑行為でしかないけれど、MVならフィクションとして扱えるし、ナンパをテーマにした数分に収まる薄っぺらいラブストーリーはMVでないと描けない。音楽による楽しさと説得力も相まって、唯一無二のおもしろさがある。

まだまだ注目していきたいジャンルですね。

SSSS.DYNAZENONの感想(70点くらい)

『SSSS.GRDMAN』の感想と比べると簡潔な感じ。ネタバレ注意。

imagege.hateblo.jp

 

GRIDMANと同じくエモーショナルな雰囲気はビンビン。

味を占めたのだろうか…ここまでくるとリアリティなのか分からんキャラの冷静なリアクション、敵と会話する型破りなシュールさ、大胆な間の取り方まで露骨にやっており、どれも記号的に感じてノレない。

でも「無職のまま死んだんだ」みたいな、シュールギャグとして秀逸なセリフは多かった。

戦闘はGRIDMANほどのおもしろさは無いけれど、パイロットが複数人いるのでワチャワチャしてるし形態変化もガンガンやってて迫力はある。ほとんどの敵を宙に浮かして倒すのが独特で良い。一度だけ宇宙で倒していたんだが、全部それを狙えば被害も少なくなってそうだな…。

グリッドナイトの動きは常に最高。

 

街の背景や小道具がGRIDMANと酷似していたのはいいとしても、画の構図までGRIDMANと重ねまくっていたのは正直やりすぎでつまらない。オマージュまみれだったGRIDMANが今度はオマージュされる側になったと捉えれば納得だし感動的ですらあるのだが、別に深い演出意図は感じられないし、無理矢理なサービスとしか思えないペラさで、もはや手抜きじゃないのかと。グリッドマン関連以外の引用が薄まってるのは良い変化だった。

 

リセットされる世界では無いから、壊れた街並みに心を痛める描写があるっちゃあるけど、申し訳程度の「入れとくか」感。守る立場とはいえ自分達も知らぬ間に人を死なせているかもしれないってのに、世間との距離がありすぎる。GRIDMANと違ってほぼ全員が(しかも一般人が)戦場に立っている意味は大きいし、それでいてGRIDMANよりも犠牲者の扱いが薄い。リアリティのバランスが非常に悪いよ。もちろん若者達が背負うには重すぎるとか、メインキャラのドラマを疎かにできないからそうしているのだろうけど、そのドラマもかなり冗長なのでタイトにできたんじゃないの?って言いたくなるし、ヒーロー作品としてどうなの?って問いたくもなる。ラブコメで流せると思うな。なんで俺はこんなに文句を言ってるんだ?

気になる人は厳しい違和感をずっと引きずってしまうだろうね。

怪獣優生思想と距離を保ち、怪獣が出たら倒すみたいな、お約束を守っているのも意味不明。GRIDMANならアカネを直接倒さない(倒せない)理屈がいろいろあったけど、これは潰しに行かなきゃダメなやつだろ。思想家ってレベルじゃないんだからさ。人は殺しちゃダメってのを真っ当に貫いてるつもりなのだろうか(最後には殺されるけど)。あんな理不尽に対する憎しみが全然描かれないのスゲーと思う。

 

まぁキャラは良かったですよ。

ヒロインの夢芽ちゃんはマジ逸材。

茶髪緑目というシンプルながら最強の属性を持ち、虹彩が翼みたいで美しい。

時々チラつくタイツのランガードには視線が吸い込まれてしまう。

「なんとかビーム」は最高の技名。

風邪で寝込んで古生物のぬいぐるみに囲まれてる姿は、1話のアブないミステリアスな印象とは真逆で、ただのかわいいJKである。

 

ちせもかわいすぎ。

性格に難があるパンクガールだが、かわいいのでとにかく良し。彼女が居なかったらガウマ隊の雰囲気は深刻だったと思う。

 

蓬は表層がシンプルに見えるけど実際は未知なところが多くて掴みづらい。

でも終盤には夢芽に対する想いがハッキリしてきてキャラが一気に立ってくる。

 

友達の金石ちゃん、絶対エロい。

 

暦はまぁ…引きこもりのくせに行動力あるしコミュニケーション能力も普通にあって何とも言えんショックを受けてしまうキャラだった。そういう極端ではないキャラクター性はアリだし、長々と過去を引きずっていたけど成長は常に感じさせる不思議な奴。

しかも最後には「出た~!髪型変えたらイケメンになるやつ~!」って感じの変化に全ての印象を持っていかれた。

 

ガウマは苦手なタイプのキャラかもな~と不安だったけど、冷めたキャラが多い中で程よく熱く、堂々とした性格が常に頼もしくて1話から好きになれた。意外とロマンチストなのも好き。ナイトとの絡みはGRIDMANでは見られなかったタイプのものでニヤニヤしちゃう。

 

怪獣優生思想は名前がキャッチーだけどギリギリなセンスでもあるなと思う。

ムジナは顔面が素晴らしいうえに巨乳で、脚の太さは引くほどヤバイ。

4話のインスタンスドミネーションは指のアニメーションが妙にエロい。手袋はエロい。

終盤で同類だと思っていた暦が先に進んでる姿を見て憎んでしまうのがかわいくて、凄く無職だった。直接伝えちゃうところが余計に情けないよ。でも気持ちは分かる。

 

シズムは最後まで思想を変えない一貫した敵で嫌いじゃないんだけど、夢芽と蓬の情動をウメェ~ウメェ~と貪っていたのを想像するとウケるな。

他のメンバーはあんまり興味が無いや。 

 

問題はナイトと2代目なんだよ。

別世界から訪れた彼らの正体は、疑うまでもなくGRIDMANのアンチとアノシラスなんだけど、夢オチ解釈を貫いてきた作品の続編的なモノが約3年越しに出された俺の気持ちが分かるか?

まぁ出てきて観てしまったもんは仕方ない…。明確に描かれたのはこの2人だけだし、アカネの消失は揺るがなかったので許容できる範囲ではあった。

ナイトの見た目は長身目隠れでカッコイイし、キャリバーさんの影響が窺える刀もグッとくるし、なんだかんだ1人で勝てないのも好き。2代目への敬語も良いギャップ。

アカネのヒーロー願望と嫌悪から生まれたアンチが、今では立派にヒーローやってるのは感慨深い。相変わらず愛想が無くて、暴力的な面もあるけど、アンチヒーローらしいといえばそう。正直、カイゼルグリッドナイトだけはかっこよくないんだよな…。

2代目がメガネかけてんのが一番疑問。俺がメガネヒロインアンチなのは関係無くて、君って視力下がるんだって驚きよ。ホームレスだった過去の姿が嘘みたいだ。

 

 

8話と9話は苦手。

8話ではロイコクロリディウムのような、目がキモくて小さい怪獣が現れて、シズムにハズレと言われたり気持ち悪いとか無理とかキッツイとか散々な扱いを受けている。確かにヤバいデザインなんだけど、怪獣優生思想が怪獣に対して優生思想を振りかざし、劣生認定していたことが一番キツい。シズム以外が見つけていたらどうなるのか知らんけどね。

それからナイトと2代目が怪獣であることを匂わし、怪獣への理解を語りながら、怪獣を処分しようとするんだけど、2人は今回の怪獣のような醜さの無い美形で、望まれて生まれた存在であり、そんな彼らと対比的に見てしまえば容姿や育ちって大事だよなと嫌な気持ちになる。もちろんナイトは危険か安全かでしか考えてないだろうけどね。かつてグリッドマンに見逃されまくって被害を与え続けた彼だからこそ説得力があるのかもしれない。

差別的な話だったと言うつもりは無いけれど、キモイ生物+優生思想+駆除って構造を明確な絵と言葉で描かれると楽しみづらいよ〜ってハナシ。

暦の後悔とか夢芽と蓬の距離なんかも前回までの描きの延長戦程度だと思ったので、ドラマ的にもビミョーだった。

 

9話は冒頭の髪を下ろしたちせがカワイイ。グリの内海以上に疎外感を感じていたであろう、ちせの想いが怪獣として形になり皆を助け、彼女自身も仲間の実感を得られたのは良いことだ。夢芽に言った「あんた、贅沢なんだよ」はナイスだった。ゴルドバーンに助けられた時の夢芽の脚は最高。

でも戦闘が始まってからはイカれている。前回は街の被害を強く気にしていたくせに今回の戦闘はまったく考えないで作ってるだろとビビってしまう激しさだし、最後まで祭りに参加しようと思ってる頭お花畑っぷりにもビビる。ノリで意識が変わりまくるアンバランスさは気持ちよければ好きになれるがコレはモヤるわ。

ナイトが花火してる姿は見れて良かった。

 

 

特に好きなエピソードは7話と10話と最終話。

7話は単純に一番おもしろい。ナイトが出てきて複雑な気持ちになったのは間違いないけど、ムジナがやる気を出したり、暦が人助けしたり、暦と夢芽の仲も進展してドラマ面は普通に良し。ナイトとダイナゼノンが協力する熱さと戦闘シーンのおもしろさは作中で最高。『HumanLove_CH_edm_all』が流れたのもマジで高まるし、アンチのキャラソンを挿入歌として流すのもしっかりと盛り上がって上手かった。

 

10話はSグリ9話的な独特の作画と演出に特化した回。

皆が音も無く消えるの良いし、ガウマ殴っといて出オチするナイトかわいい。幼い夢芽もかわいい。蓬が一瞬で覚めて熱血キャラと化してたけど、もはや囚われるほどの過去は無く、今が一番大事だと確信しているんだろうな。さすがに極端すぎる変化でナンダコレって思っちゃったけど…。ナイトも執着するタイプじゃなくて良かった。

過去のバイトリーダーがかなり好みなので暦が囚われるのも理解できる。

怪獣内も戦闘も画的に満足度が高かった。

怪獣による幻想世界だと思いきや、ガウマが「過去の世界に戻れた」とか言っていたから、夢芽と香乃の会話は本物だと信じていいんじゃないかな。

夢芽が黒で香乃が白の、解けた輪をまた結んだのが良いね。

どうでもいいけど、クレジットの蓬の母ちゃんと夢芽のママって表記がなんか好き。

7話も10話も結果的に街の被害がほとんど無かったから楽しみやすかったのかもな。

 

最終話で気付いたのだが、2つの勢力が拗らせた大人と青春真っ只中の若者って構造で、怪獣優生思想がだいぶ哀れに見えてくる。

それぞれ望んでいるものがバラバラなのも、団結してるガウマ達とは対比的。

彼らが人間を憎む理由は分かるけど、過去の亡霊が今を生きる者達の歩みを邪魔していいわけがないのだ。ただ突き放して相互理解まで至らない解決になってしまったけど仕方ないんだろうな。

戦闘は対話が多く挟まれるけど、7話と同じくらい楽しめる熱い戦いだった。やっぱりダイナゼノンとナイトはバラけた方が良いじゃないか!

夢芽と蓬は付き合ってリア充と化しましたが、まだ学校に戻るわけじゃないちせと、嫌いだと言っていた人の会社にコネ就職した暦の不器用な進み方も良いと思う。

全て思い出になり人生は続いていくのだと、切なくも美しい余韻まで好みだった。

「かけがえのない不自由をこれから手に入れていくんだ」とか、学園祭を楽しむ姿にアカネへのアンサーを感じる。「ずっと消えない痕になるといいね。何十年経ってもきっと忘れないと思うから」も凄く良いセリフ。俺も高校生の頃から手の甲に傷の痕があるんだけど、自転車で盛大に転んでついただけで、ドラマは欠片も無いから普通に消えて欲しい。

ガウマが言ってた守らなきゃいけないモノって、愛と約束と、未来なのかも。

最後にガウマがダイナゼノンになったのだとしたら、ナイトとの繋がりも続きそうで嬉しいな。

絶賛はできませんが最終的にはおもしろいと思える作品でした。

 

追記

発表された劇場版が恐ろしいです。

SSSS.GRIDMAN 感想 フォーエバー・新条アカネ

やらなくちゃいけないことがある気がするんだ…そう例えば『SSSS.GRIDMAN』の感想を書くとか…。俺にしかできないわけじゃないけど、やっておかないと気が済まない、なんかそういうアレ。

というわけで今更ながら書きますが、原作とされる『電光超人グリッドマン』は未視聴で、たぶんこれからも観ないだろうし、なんなら観たくないとまで思っている不誠実な輩の感想であり、ネタバレはもちろん、制作側の意図を無視した妄言も多分に含まれているのでご注意ください。

 

 

 

とりあえず1話ずつ雑な感想をば。

第1回 覚・醒

まずヒロインのキャラデザで一気に心を掴まれる。俺もアカネも、これが運命の出会いだったなんて気付いちゃいなかった。

全話観た後には冒頭の渡り廊下(屋上じゃないよ!)で退屈そうに佇むアカネの姿を思い出すだけでグッとくるし、ありもしない美少女との切ない思い出をリフレインするような感覚が気持ちいいんだ。

目覚めたら六花のような女子がいる光景を一人称視点で描いた臨場感にはドキドキしたし、中割り無しでテンポよく会話するシーンも印象的。

裕太は顔がかわいくて受け入れやすい男主人公。

内海がLINE(的なアプリ)のアイコンを自分そっくりのアバターみたいなもんにしていたのは本編を観終えた後でも意外だ。でも10年後にはウルトラマンのフィギュアとかをアイコンにしてSNSしてそう。

学校に着いて日常パートが始まると劇伴の無さが妙に目立ち、生っぽい声の演技やセリフの言葉遣いにギョッとしなくもなかったのだが、良くも悪くも珍しい表現ではあったので興味を惹かれたし、大雑把なことしか言わないグリッドマンの異質さがより際立って笑える。

アカネのバルタン星人は語り継がれるべき名シーンだ。何度も指の動きを練習したのかなって思うと愛おしい。

アカネが自由を求めているからなのか、ツツジ台高校の校則は非常に緩い。

紫パーカー美少女や、スカートを履いているのか疑ってしまうカーディガン美少女までもが教室に存在している統一感の薄さは学園モノとして新鮮。

モブクラスメイトのファッションにも個性を感じられるほどに作画・キャラデザ面がリッチな作り込みで、テレビアニメの中でも凄い力が入っているなとよく分かる。

BD付属のブックレットには偏差値が60くらいだと書かれており、俺の通っていた高校よりも20は高い。もしも試験を受けるのなら記憶喪失の裕太といい勝負になるだろう。

シーン自体は少ないが授業中の雰囲気も大したものだ。自分が通っていた高校は生徒の私語が当たり前だったので、あの静けさはファンタジー

アカネの成績も気になるけど、内海いわく才色兼備で才貌両全とのことで、顔の良さ以外はハッキリとしない。実際に外見しか良いところがない。

 

気だるげな日常パートから戦闘へ転換する無理矢理な勢いも楽しくて秀逸な作劇。

1話のグリッドマンはカラー的にエヴァ初号機っぽかったな。

墓地越しにグールギラスが見えるカットは多くの死を感じさせて恐ろしい。

作中全体で電柱やら電線が印象的に描かれているけど、おそらく繋がりや境界を意味して映しているんだろうと考えられる。

 

解散から翌日のユルいテンションにはツッコんでいいのか悩む。

 

 

第2回 修・復

危機の実感、キャリバー登場。そしてアカネの正体があっさりと明かされる。

青い目のキャラが味方で赤い目のキャラが赤みたいなネタもあるけど、『スカイライン』ってB級SF映画は逆なんだよな。

渡り廊下の昼メシ中にさりげなく見せたストローの噛み跡で幼児性が垣間見え、家では先生への怒りを盛大にブチ撒けて、マドンナ的イメージが一瞬でクソガキに転落してしまう(先生が感じ悪かったのはその通りだけど)

敵対関係を勿体ぶらない展開は観ていて気持ちいいですね。

ここから何度か登場するラムネのビー玉はもちろんアカネを表すモノで、瓶は世界を意味しているのだろう。アカネが怪獣の骨組みに込めている謎の玉にオーバーラップで繋げていたことからも明らかだ。キャリバーさんが瓶を斬ってビー玉を取り出していた描写は、彼らの使命を暗示するようにも見えた。キラキラする物が気になる猫みたいで可愛らしさもある。

そうなると六花が炭酸嫌いなのも意味がありそうですが、ただの好き嫌いに演出意図が含まれていたら普通にキモイなと思っちゃいそうなので深く考えないでおきます。

六花は被害者と仲が深かったわけではないけれど、消えてしまった事実にどうしようもない悲しみを抱いたり、裕太に直接「戦って」とは言えない面から良い子だなって感じる。

怪獣が出たら反射的にキャラが変わってしまう裕太は伏線でもあって、いろんな意味でおもしろい。

落ちてきた鉄骨をぶった切るキャリバーさん最高。

最適化されたグリッドマンのアクロバティックな動きや剣での攻撃はド派手だったけど、ガッツリと元ネタがあることやってんだよな〜。特に剣の構えはロボアニメに詳しくない自分でも気づく。

リセットされる世界で戦いの成果を実感できない裕太の後に映る先生の何気ない変化はスゲー好き。

アカネは更生の可能性まで根こそぎ奪っていたんですよね。

 

 

第3回 敗・北

常に雨が降っている陰鬱な雰囲気で、敗北とリベンジが詰め込まれた異常な回。

偶然見かけたアンチに躊躇いなく弁当を与えてしまう六花の行動は、冷静に考えれば危ういことではあるのだが、1話で内海に「憐れみみたいなもん」と評されてしまったアカネの施しと比べると、六花のそれは反射みたいなもんに感じられて好感が持てる。

アンチが変身してから教室に飛び込んでくるキャリバーさんの動きやアカネのワルそうな二ヤケ面はかなり良い。

そして戦闘後、ファミレスにてアカネが「怪獣に正体なんてあるわけないのにねー」とクラシックな怪獣論を説いていたが、アカネの目の前にいるアンチはどう見ても人間だし、そもそも喋って食事をしている時点で異端なので、自分にとって都合のいい解釈を固めてるタイプのオタクだなーと思ってしまった(とはいえ俺も怪獣については素人なのだが)

アンチに負けた裕太が戻らず落ち込んでしまう六花はかわいいし、不貞腐れる内海も嫌いにはなれんし、グリッドマンが消えてからクソ暇そうなアンチは切ない。

唐突に新世紀中学生が集結する流れは熱くてワクワクした。

マックスグリッドマンを見たアカネの「意味わかんないんだけど」は何度も聴きたくなるセリフ。

GANTZ』のハードスーツみたいなマックスグリッドマンはメカデザも動きも最高にカッコよくて、特に素早い殴り合いは1時間くらい観ていたくなるほど素晴らしかった。戦闘面では最も好きなシーンです。

 

六花のめんどくさそうな女感はサイコー。

弁当を投げつけるアカネのクソ具合が際立つ。

 

 

第4回 疑・心

本編の中で最も恐ろしいエピソードと言っても過言ではない。

昔は六花とアカネが一緒に登校していたという素敵な情報を得られるけど、それは設定でしかない記憶なのだろう。まだこの時点ではアカネが六花にほとんど無関心なので反応が薄く興味無さそう。気付いてないんだね…六花が近所にいる意味を。

バス内でアカネが感じ悪くなって黙り込んだ六花には笑っちゃった。

ヒロインが大学生の男と遊ぶなんて展開には頭が痛くなってしまうが嫌いじゃない(性癖)。

こういう時のなみことはっすは六花と真逆のテンションになるってのに、仲良く友人関係を築けているのがステキだよね。

LINE(的なアプリ)を開いたら新条アカネの名前を認識できる距離感がめちゃくちゃ羨ましくて泣けるし、グループの参加者一覧を開いて六花の写真アイコンを見ながら悶々としたすぎる。

アカネが六花とまともに話す機会を作れないのは仕方ないとしても、自分から参加しといて勝手に不快になってキレてる浅ましい態度は痛々しいよ。俺がいれば、一緒に抜け出しちゃおうかって誘ってる。

怪獣アイコンの件に関してArcadiaに悪意は無いだろう。彼らは本当に運が悪かった。JKとオフ会なんかするからだっ!

 

六花に対する気持ちをごまかす裕太にストレートな問いをぶつけまくるマックスには笑えたし、マスク着けたままパン食ってるの意味わからんし、戦闘においてはマックスグリッドマンが一番強いというリーダーらしい威厳も見せてくれる。

YouTuberが次々と消されちゃうけど、ソロになっても成功してるアイツの才能は凄いんだろうな。せっかく触手を使う怪獣が出てきたのに触手シーンは男だけっていう裏切りね。

流れ的に新しいウェポンを使うのかと思いきや、あえて一番強いマックスを選んでサッと片付けていたのは非常に正しい。アンチくんの「おのれ~!グリッドマン!」は小物すぎてカワイイな。

低スぺのジャンクだから全員出動すると処理できずに固まるってのはイケてる。

 

いきなりコンセントを抜いてしまう六花は天然ギャグ以外として見てもおもしろくて、タイピングはかなり速いのにPCの知識が深いわけではない変なバランスは、学校の授業とかMac的なノートPCを使っている影響なんだろうな。

 

 

第5回 挑・発

約束された水着回。クラスでラフティングをしたり怪獣が現れたりする話。

電車で眠った裕太が夢でアレクシスに刺されるグリッドマンを見るのだが、あのシーンは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』のラストでカシウスの槍に貫かれた初号機と酷似していますね。

まぁそんなことよりも、一瞬しか拝めないアカネの私服を目に焼き付けておくべきだ。

夏に着るにはどうかしている長袖のワンピに、いつものタイツと同じカラーのオーバーニーソという素晴らしいコーディネートは、学校行事で普段と違う姿を見られる特別な高揚感も合わさって俺を何倍もアツくさせる。

実際に日焼けするのかは不明だが、アカネがサンオイルを塗られている様は非常に官能的でスケベでいやらしく、刺激的でエキサイティング。

思わず『新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 Air』冒頭にある白濁に汚れたシンジの右手が頭に浮かんでしまった。六花は左手にジェルを垂らし右手で塗っていたのだが、もしかするとアレもエヴァを意識したシーンなのかもしれない。

その美しい肌に触れていいのは六花とアンチと俺だけだろう。君の太陽のような輝きでなら日焼け…いや、火傷しても構わない。

白々しいほどシンプルで露出の強い白水着は悩殺級の巨乳が映えて挑発的だし、俺色に染めたくなる無垢な印象も残す。無害そうな顔してそのボディ、周囲の視線を独占しかねない無邪気なあざとさが危うくて、海やプールには行かせたくないな。そもそも行きたくないだろうけど。

ぶっちゃけ六花さんのレイヤードビキニが一番好きなのはナイショ…

はっすがマスクを着けたまま参加していたけど、川に落ちたらマジで危険だぞ。

アカネはまるで川のようだ。環境で激しくも緩やかにもなり掴めない。カラダもアブない高低差。俺はとっくに溺れてる。

古間とまるさんが映らないのはサボったからだろうか?まるさんの水着姿が1番見たかったのにな~(*・ω・)

 

六花がモブ男子の遊びを見て笑ってるカットも良いよね。変に気取らず、アニメのヒロインというかクラスの女子だな~って感じ。

なんて思いながらも、周りと離れて陰ぶってる裕太がアカネに話しかけられているシーンが最も理想的なシチュエーションだ。

 

戦闘に関してはそこそこ不満がある。敵がデカすぎて画面の動きが少なくなるのは仕方ないとしても、ボラーと組んどいてミサイルとビームで勝つって何?OP詐欺だよ。

スケール違いの怪獣が出てくるアイデアは良いし、アカネのおっぱいもビッグスケールだし、ジャンクの移動がスリリングかつコミカルで楽しかったのだが、本当になんでドリル攻撃を描かなかったのか理解に苦しみます。

いやもしかしたら…あのドリルは男根のメタファーで、あえて貫くことなく凄まじい火力を水着回で生じた情欲として放っていた可能性もあるか… 

 

こういう水着姿は描いても下着は描かないってのがまた良いんですよね。

 

 

第6回 接・触

怪獣戦はおやすみだが、世界の謎がそこそこ明かされる。

裕太と怪獣少女アノシラスを監視するマックスがまったく木に隠れられてないの好き。

アノシラスが電車内で眠った裕太を目覚めさせるためにイヤホンを着けて「音楽にはね、目には見えないけど音の精霊が隠れていてね、そしていつも演奏する人の心を見てるんだ」と言っていましたが、ヘッドホンを音楽も聴かずに着けて閉じこもっているアカネと対比的だし、音楽というものはアカネ自身の抱えてる問題に関係している可能性もあるんですよね(後で少し掘り下げます)。

世界の説明パートでは、いきなり映されるカワイイCGと劇伴の「HumanLove」が異質で印象的なシーンに仕上がっていた。

アノシラスは裕太をグリッドマンだと信じて接していたので、この時点で裕太の正体を読み取ることは可能だったんだな…。

六花がアンチを洗ってあげるシーンは犯罪だと思います。

内海とアカネがスタバ的なところで話す展開には「ハァ!?」ってなったけど、案の定アカネの目的がグリッドマンだけで安心しましたよ…。

「怪獣が出ない回とか作っちゃ駄目だよね~」ってメタ的なセリフや「怪獣ってほんとは主役じゃん?」なんて過激な思想が内海と噛み合わないのウケる。同族かと思ったら解釈違いを起こしてしまう事故。飲み物を両手で覆って飲んでいた姿は、えっちだなって。

内海とアカネの会話を聞いていたくせに少しも疑わないボラーは駄目だな。

アンチとマックスとキャリバーの戦闘はかっこいい。新世紀中学生が生身でも強すぎて、変身前の本体を直接狙うような邪道展開も見事に回避している。グリッドマンと怪獣の戦いでもそうだが、アクロバティックなアクションが魅力的なんですよね。

アンチくんの「今日は見逃してやる~!」かわいい~!

 

 

第7回 策・略

裕太がアカネの正体を暴露しても信じてもらえないの可哀想。

六花と内海が冷たいというよりは、裕太の6話分の信用よりもアカネの刷り込みの方が強いってだけでしょうね。そこの設定が明かされるのは8話になるので、それまでは少しモヤってしまう。

学校に入ってきたアンチがパンを拾っていくのかわいすぎ。パンを踏むアカネはゴミ。

帰宅したらアカネがいるドキドキのイベントは羨ましすぎるよ。

デカいペットボトルを両手で持ってグビグビ飲んでから神様ヅラする君が好き。

枕をワサワサしてるのメチャクチャ興奮したし、手を組もうで脚を組んだ時のタイツの質感も素晴らしすぎて前屈みにならざるを得なかった。たとえ作画が監督の履いたタイツを参考にしていたとしてもだ!

「響くんの匂いがする」と枕を嗅ぎ、なぜか裕太の耳に息を吹きかけたりと…どう考えても勧誘とか媚び目的に留まらない好意を感じさせる性的なアプローチですよね。観ていると本当に頭が痛くなる。

アレクシスと対面するシュールさはけっこう好きだし、見てると腹が減るチャーハンもGood。 

アンチ作の怪獣は、その怪獣らしくない見た目と、グリッドマンを攻撃するためだけの特性からアンチらしさを感じられるナイスなデザイン。アンチの飛行形態はちょっとキモかった。

スカイグリッドマンとの空中戦はスゴイ機動力で迫力あったし、ヴィット1人に負けるアンチくんが雑魚すぎ。ヴィットやる時はやるんだな…。

被造物がクリエイティビティを発揮したと考えると興味深くて、アレクシスからすれば「本当の怪獣を創ることができるのは本当の人間だけ」らしいのだが、なぜ下に見るんだい?彼のアイデアは見事だよ。高尚ぶって「本当の作り手」「本当の作品」とかくだらないよ。アカネも「私にしかできない」とか自惚れやがってよ。何度失敗してると思ってんだ。お前のやってることは人殺しで最低の人間だよ。でも最低な君が好きだ。

もはやアカネとアンチは同等の存在になったと言えなくもない。

 

 

第8回 対・立

ついに始まる学園祭!

しかし嫌いだからってだけの理由で器の小さいアカネは襲撃の計画を立ててしまう!

自慢も兼ねた宣戦布告をしてくるアカネはかわいかった。目の前で怪獣模型を破壊したくなる。

学園祭の準備に勤しむ生徒達の雰囲気はなかなかのリアリティ。

部活に入ってない六花達はやることが少なそうだったけど、気取ってサボるアカネとは違ってクラスの企画には参加してるし、素直に楽しんでいたのは良いことです。アカネと古間はガチで何もしてないでしょ?

新世紀中学生が一般人にも認識されるようになって通報されてたのはウケる。

ただ内海を蹴ってるだけのボラーは見ていてダルいなぁ。

 

六花と内海の喧嘩は「どちらの意見も正しい。だからこそぶつかってしまうのかもしれない」に尽きるが、虐殺を繰り返してきた外道が説得で改心するはずもないし、内海の言う通り迎え撃つしかないのだ。

バスにて六花がアカネの説得を試みるシーンは神々しかったけれど、「私じゃない。私の怪獣がそうしたってだけ」が本当にクズで、六花が2話からずっと「そんなに仲良かったっけ?」に言い返しているのが好きだな。そういう気持ちって理屈じゃないんですよね。

 

学園祭当日、小さめのグリッドマンを先に出して非難を促し、なんとか学校を守ることに成功したらしいけど、アカネは気にせず学校まで突っ込ませりゃいいのにね。

アカネの「今日こそ私の力、見せる日なんだから!」から一瞬でフルパワーグリッドマンの勝利が確定する流れは非常に気持ちよかった。メカグールギラスはリメイク後も首の長さが仇になりすぎて哀しくなるわ。

「もうただのロボットじゃん」ってツッコミは本当に仰る通りで、スケール違いよりも邪道だなと思わなくもないんですけど、冷静に見るとメカにメカをぶつけている真っ当な流れでもある。

 

戦いの後、内海と六花がアッサリ仲直りしたのが良い。

夕陽の中の六花の笑顔が美しすぎて君しか見えなくなるんだよな。

対して真っ暗な部屋で沈んでいるアカネは哀れ。ざまぁないですよ。

 

 

第9回 夢・想

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物理的に敵わないと悟ったアカネちゃんが精神攻撃に走る回。

『キャプテンアース』23話の「真夏の夜の夢」にインスパイアされたエピソードなんだろうな。

軽く崩された特徴的な作画はキャラの表情が豊かで非常に可愛らしく、引いた画でも動きが細かくて目が離せないし、幻想的な演出やダイナミックなシーンでも活きていた。

終始アカネの顔面が良すぎて心の中でメチャクチャ叫んだよ。

 

「アンチくんは一周回ってグリッドマンのことが好きなんじゃないのかな」は割と重要。

 

電車と逆の方向へ走っているうえに一歩も進めてないアカネが痛々しくて、彼女の逃避がどれだけ半端なものか伝わってくる。俺のLOVE TRAINも止まらないよ。

裕太の夢は裕太の望みを見せているというよりも、アカネの望みを押し付けている感じだ。でもアカネが彼氏欲しいと思ってるわけでもなさそうなんだよな。こちらとしては頭が痛くなるイチャラブっぷりだし、俺を好きになればいいのに。墓地でデートすんなよマジで。

問川の墓石がトリガーとなり、やるべきことを思い出した裕太の腕に、空から降ってきたグリッドマンがアクセプターになって装着されたシーンがあったけど、もしかしたらグリッドマンが憑いた時の裕太もやるべきことを見出していたのかな。

夢から覚めなければいけないと諭す裕太に押し付けがましさを感じちゃって言い返したくもなるんだけど、まぁ野暮だよね。

 

内海が目覚めたきっかけは裕太の不在に気付いたからだけど、趣味の合う美少女と仲良くなる都合の良さが信じられないという理由もあって切ないねぇ。

内海の夢はアカネがオタ友を求めているかのように解釈することも可能ではあるが、俺は違うと思うんだよな!俺の知ってるアカネはそういう娘じゃなくてさ、あれは内海の願望に精一杯応えようと演じているのであって、他人の夢に生きたり、そういう嘘を貫いてたらダメなんだ的なテーマも含めて拒絶されてんだと思うんだよな!

ただの友達としてはアリなのかもしれんけどね。

 

六花の場合は裕太と内海の中間のような雰囲気の夢で、「六花はこれが好きなんでしょ?」と迫るものの、六花の望みを何も理解できておらず空回りに終わってしまった。六花は想像以上に複雑で真っ直ぐだったのだ。

男連中と比べるとアッサリ突き放すもんだから驚いたけど、六花は夢に浸りたがるほどのロマンチストではなく、現実に対する信用度が段違いなんだと思う。俺なら保健室で一生駄弁ってる。

そして保健室のアカネがワイシャツの第一ボタンを外していた点も俺は見逃さなかった。

誰もが気にしているであろうアカネの第一ボタン問題についても掘り下げますが、なんと8話までにボタンが描き込まれているカットは僅かながら存在しており、それらは閉めてあるように見えるのですが、この9話で明確に外された姿が披露されたってワケです。10話でもアカネのボタンが外れていたので、ほぼ間違いなく9話からの変化でしょうね。学校もどうでもよくなっちゃって、取り繕う気力も無いんだろうね。剥き出しの首筋は俺を誘っているとしか思えない。

 

現実の怪獣を撃破するために新世紀中学生がグリッドマン無しで合体してたけど、いくら相手が精神攻撃特化型とはいえ、彼らだけでも余裕で戦えるところを見せてしまったのは悪手な気もする…。

 

最後にアカネが落下してネットフェンスにぶつかるところは何度も観たくなる良い動き。追い詰められたアカネちゃんかわいいね。よしよしヾ(・ω・`)

 

目覚めた後の店内も、夢みたいな光と陰影で秀逸な寝起き感。

俺は精神世界や幻覚的な話は何よりも大好きだし、どの回よりも演出極振りで一番印象的なエピソードだった。

 

 

第10回 崩・壊

アカネが一週間以上も休んで平和な日々が続いてます♪

リセットされる現象が霧の向こうの怪獣のせいだとか、影響を受けないのは我々だけだとか考えてるの遅すぎヤバすぎ。

アレクシスの言う「本当の人間は寝たりしないよ」が、『キャプテン・アース』の遊星歯車装置が語る「本当の人間」を意識したセリフなのは間違いない。アカネはずっと睡眠を取らずにいたんでしょうね。変わったってことは神の体質は気持ちの問題なのか?

アカネの家に殴り込みをかけるぞ!と、隣の家に歩いて行くだけの流れはツッコミ所でしかないのだが、友達でも家までは行かないよね~みたいな距離感を意識していたのだとしたら理解できなくもない。でもそれではあまりにもお粗末に感じてしまうし、今までは認識阻害が働いていたって解釈が適切だろう。今更なぜ認識できたのかというと、おそらく9話の夢でアカネが六花に気付かせてしまったんだと思う(うっかりさんだね)。

 

着ぐるみ怪獣は弱すぎたし、アンチがいくら攻撃してもフルパワーグリッドマンが無傷なの哀しすぎ。怪獣の死体が残ったんなら真っ二つにでもしとけよ…。

「パクってばっかのやつが勝てると思うな!」と内海が吐き捨てたセリフは本作自体にも刺さりそうだけど、アンチはこの後アンチテーゼ的に勝利するし、この10話というエピソード自体も批判を引っ込めたくなるカウンターのような凄みがあるのだ。

でも「グリッドマンは生き物の命は奪えない」っての、人に危害を加えた熊を駆除するハンターとかの前で言えるのかよって、無責任に感じてしまうんだよね。

 

追い詰められて雨の中を放浪するアカネの傘になりたすぎる。

「やっぱり怪獣は負けるために生まれて死ぬのかな」から分かるのは、アカネは大して怪獣を信用していないってことだ。

現実に絶望して神の力を手に入れた今の自分にとって都合がいいから利用しているだけ。フィクションの消費なんてそういうもん。

3話で「怪獣に正体なんてあるわけないのにねー」と偉そうに言っていたもんだが、どの怪獣もアカネが元になっているわけで、特にアンチはアカネの深層心理を象徴するような存在だし、今回じゃ怪獣から中の人が出て来てしまう始末だ。しかもその一番怪獣らしくないナナシBが一番強かったのも皮肉。

ナナシBは鋭利な形と真珠を秘めた貝のような構造でアカネの心を表しており、皮膚かゴム製のような質感と素早い動きがアニメ映えしておもしろい。

 

アンチがグリッドマンを助ける流れはベタだけど、好きに決まってる激アツ展開。

コピーとはいえ、彼はもうこのアニメのオリジナリティ代表みたいな存在になった。

「俺には見えているぞ!新条アカネ!」は悔しいくらいアンチにしか言えない最高のセリフ。

アンチは単なる怪獣ではなく、ナナシBと同じくアカネの心そのものと言えなくもないので動きを読むことができたんだろうし、そんな彼が「どこでも好きなとこ行きなよ」と言われてグリッドマンの元へ向かい、最後にアカネが「グリッドマンと話してみたかったな」と呟いたことからして、アカネの根底にはヒーロー願望があるんだろうなと察せられる。

裕太…アカネに刺された時、おっぱいも当たったんだろ?

 

 

第11回 決・戦

裕太が刺される衝撃の開幕。カッターナイフであの出血量はなかなかエグイ。 

アカネは趣味の道具を凶器として扱い、本体を直接狙わないお約束も破って墜ちるところまで墜ちた。

リセットされなくなった世界は不完全な構造が剥き出しになって痛ましいけどサイバーな終末感は好き。

 

六花や内海が無惨な死体を見て嘔吐するような描写でもあれば、皆のショックがより深刻に伝わったと思うんだけどな。まぁ吐く六花が見たいだけなのですが。

 

ボラーの「お前がグリッドマンなんて認めねーからな」を聞いて、アンチは邪道路線とはいえ本物で、主人公みたいな存在なんだなと改めて感慨深くなった。

内海が「お前たちがいつも足で踏みつぶしてる一般市民の代表だよ」と言ってくれたのは凄く良い。アンチに向けつつ今まで少しも触れずに流していたグリッドマンにも刺さってそうな鋭い視点だ。破壊前提の迫力ある戦いを楽しんでいた内海が言うと説得力に欠けるが、内海にしか言えないことではある。

やるべきことが無い彼のやるせなさには共感するしかないんだけど、「これ以上裕太に…裕太の身体に何させるんだよ」「裕太を殺す気かよ!」みたいな正論も、一般人発言と同じく誰かが言ってやるべきことだったと思うし、作中での必要性は充分にあった。

 

今までの裕太が自分を裕太だと思い込んでるグリッドマンだったと判明したことで本当の裕太のキャラクター性が極薄になってしまったわけだが、1話で記憶喪失になっていた裕太に内海が大した違和感を抱いていなかったことから、人間性においてはグリ太と本当の裕太は同じだと考えていいと思う(いつもとキャラ違うぞ!って言われていた時は除く)。

 

グリッドナイトが大量の怪獣と乱闘するけど「グリッドナイトサーキュラー」「グリッドナイトストーム」「ナイトキャリバーエンド」などの技名が安直で笑っちまう。

今まではグリッドマンが出てこないと変身すらできなかったのに、次は君の番だと言われたかのように立場が変わったな。

 

六花さんの「私はアカネの友達。私はそれ以外に生まれてきた意味なんていらないよ」はあまりにも極端なセリフだったので、頭の中が「???」に満ちてしまったけれど、まぁ六花は思ったことをそのまま口にするタイプとして描かれてきたし、情動を怪獣で表現してきたアカネとの対比だと考えれば納得できなくもない。

アレクシスの「どうでもいい話の最中に失礼するよ」はけっこう好きで、百合くせえ間に思いっきり割り込む度胸は評価せざるを得ませんね。

 

 

第12回 覚醒

お前が怪獣になるんだよ!と、アレクシスの手でアカネがバケモンになっちゃった…。まぁ元々バケモンみたいな女だが。

ナナシB以上に籠るようなデザインで防御力が高そうだし、叫び声はまんまアカネ。

 

グリナイがフルグリと並ぶ画は普通にカッコイイし、「ナイト爆裂光波弾」ってネーミングセンスがマジでダサくて好き。

 

内海の無力感は仕方ない。友達として居るだけでいいって描き方は暖かいなと思う。

 

アカネ救出を任されたアンチの頑張りは応援したくなるし、引き上げる手のイメージが怪獣みたいだったのも良い。

失敗作としてアカネを救い、万能じゃないことを思い知らせて、怪獣は負けるために生まれてくるわけではないと証明し、どこまでもアンチを体現していた、マジモンのアンチヒーローなのだ。

 

グリッドマンが本当の姿に成る際、SSSSの意味が「Special Signature to Save a Soul」であったと明かされますが、資料によると後になって思い付いた言葉らしい。

アメリカ版グリッドマンのタイトル『Superhuman Samurai Syber-Squad』からとった説も有力ですが、アメリカの出入国などでチケットを発行した際に決まる二次的な荷物検査の対象者をSSSS(Secondary Security Screening Selection)と表記することから、異物的な要注意人物という意味もかけたのではないかと俺だけは考えています。

 

アレクシスとグリッドマンの戦いは全編作画でギュンギュン動く。

追い詰められたグリッドマンからキラキラした粒子が漏れ出し、まるで精通を迎えた少年のように勢いよく放出するフィクサービーム!

「それだけではない!」からはマジでギャグ。フィクサービームにはオトクな効能が盛り沢山なので、アカネの心だけでなく世界の存続問題も解決だ!

結局ビームで治すのかよって肩透かし感もなくはないが、それくらいの力を加えないと救えないほどに歪んでいたのだろう。

いよいよ決着かと思えば、いきなり無限の命と限りある命の話が最重要テーマであるかのように語られ始める。そのテーマは『キャプテン・アース』で描かれたものとほぼ同一であり、これも意図的な作りであると推測できます。ただSグリの取り入れ方は意味不明なほど唐突で、キャラクター性からしても体現の説得力をほとんど感じられず、俺自身が不老不死をネガティブに扱う価値観にウンザリしているのもあるし、生まれ持った特性(だよな?)を一方的に否定されて殴られるアレクシスが気の毒に見えてくるまであって、限りある命が強いとかいう主張は少しも響きませんでしたね。

生き物の命は奪えないとアンチを見逃していたグリッドマンさんが殺す気マンマンだったのもアレだけど、アンチと違ってアレクシスには明確な悪意があるので、厳しく成敗する必要があるのは納得できるんですよ(それでも極端だと思うけど)。

でもなぁ…不老不死は生き物じゃないからヨシ!みたいなさ、定命優生思想というか、もはや差別的な都合のいい基準で動いてるようにも見えてしまって怖かった。

グリッドパンチのモーション自体は普通にかっこよかったです。

 

戦いが終結し、片付けられた部屋で六花と対話するアカネの泣き顔が反則だよ。

タイツもパーカーもメガネも外した君は儚くて美しい。特に太ももが良い。

卑怯者で臆病でズルくて弱虫。美少女じゃなかったら救おうとは思わん。

悪意から解放され、殻を破った君は罪悪感に苛まれながら苦しみ続けるだろう。

俺なんかが赦しても仕方ないし慰めもしないけど、変わりたいと思っているのなら応援するよ。もう君は何処へだって行ける。

六花の「私はアカネと一緒に居たい。どうかこの願いが、ずっと叶いませんように」は12話で一番気の利いた最高の言葉。俺も叶わないままずっと一方的に想っていたい

結局あの部屋に入れた者ってアレクシスとアンチと六花だけだったんだよな。特に六花とアンチはアカネから分裂したような存在なので、彼らの想いを大切にすることは自分自身を愛することにも繋がる。本当に自己肯定が大事。

1つに戻ったはずのグリッドマンとアシストウェポンどもが分離しているのは意味不明だが、あの場所は超空間っぽいので何でもアリってことにしておこう。

2人の会話に混ざろうとしなかった内海がアレクシスと真逆でなんか笑える。 

 

アフターフィクサービームでは一般人の記憶の保持と復活がなされたのかが曖昧で、視聴者の解釈が分かれてくるところだ。

精神世界の修復、創作者が出しゃばった添削の修正をメタ的に考えると、亡くなった人達の復活はありえなくもないだろう。BD特典のボイスドラマの話になってしまうが、アカネと同じ容姿の少女が突然に沸いたことから、人々の意識にも影響は与えているんだろうし、どうとでも解釈可能な余地がある。

でも個人的には、失ったものや奪ってしまったものを安易に戻すような話にはならないで欲しい。

 

なぜ裕太にグリッドマンが入ったのかという謎も残っている。

アカネよりも六花に惹かれていたことが一番の理由だろうけど、六花が何気なく言っていた、アカネの隣の席だったという点も見落としてはいけない。

これは妄想でしかないのだが、アカネが無意識に理想的な男子として裕太を生み出して(裕太がアカネの好みだとしても、そのデザインが自覚的なものとは思えないんですよね)、あくまで無意識に隣の席へ配置していたとしたら…愛おしすぎて泣けてくるな。彼女が無意識にヒーロー像を求めていた裕太とヒーローであるグリッドマンの波長が合ったと考えれば、さらに説得力が増すのではないか。

皮肉(?)にも裕太に宿ったタイミングは六花に何かしらの想いを伝える瞬間だった。

アレクシスとアカネの関係も、お互いに退屈だったからこそ築かれたものであり、奇妙なエモさがある。

 

アンチくんのオッドアイ化には痺れた…。怪獣である事実は変わらないが、それを受け入れたうえで彼の中の人間らしさがハッキリと覚醒したのだ。やはりヒーローとは宿り、成るもの。良いとこ持っていきすぎだろ。

 

 

そしてまさかの実写パート……実写アカネが新条とまったく似つかない見た目で驚きましたが、俺も妄想世界での自分はアニメキャラ顔の別人になっているし、中二病の夢男子的には納得の描き方でしたね。アニメで見せられる表現としては嫌いですけど、ギリギリ第四の壁は超えておらず物語の品格は保たれていたと思う。

目覚めた実写アカネの部屋に定期入れが映されていましたが、既に持っていた物であるにもかかわらず(あの世界から物質化したとは思っていません)、新条アカネは受け取った際に思い出すことが無かった。

おそらく定期入れはしばらく使わずにいて忘れていた物であり、棄てる場所として機能していたジャンクショップの娘から渡されるという形に、感慨深い意味が含まれていたのかもしれません。

キーボードは趣味なのかなと意外でしたが、存在だけなら6話でジャンクショップに出てきている。6話の感想でも書いたけど、音楽関係の悩みがあったとも考えられる。

六花がよく音楽を聴いていて、アカネのヘッドホンはファッションやメタファー的にしか機能してなかったことも関係してそうだ。

グリッドマンが入っていたジャンクだって、アカネが手放していた憧憬のようなモノが形になっていたのかも。

平然と存在している『プロメア』のポスターや写真立てなども不思議なんだが…もしかするとラストシーンは、実際に目覚めてからそこそこの時間が経ち、メンタルも社会性も改善された後の姿で、ごく普通の起床だった可能性すらある…。

六花はアカネ本体の投影なのでは?といった考察があるらしいけど、俺はその説が好きじゃないので否定しておく。友情物語としての感動が崩れてしまうし、六花はどこまでもアカネの夢の住人かつ自分から離れた存在であったほうが、なんつーかロマンティックじゃないですか?

 

途方に暮れて夕暮れを彷徨っていたアカネをアレクシスが夜に引き込み、グリッドマン達が朝に導いた。グリッドマンのおかげで新条アカネの創った世界は拡がって形になり、アカネと六花達はそれぞれの世界で生きていく。切なくもポジティブな別れは青春モノとして大好物です。いつかアカネの顔も声も思い出せなくなったり、事故や病気で突然アカネが死んだとしても、六花は何も知らずに生きて行くんだなぁって思うとゾクゾクする。アカネも現実で大切な物が増えていって、あの世界のことは忘れてしまうのかも。でも何かがきっかけで何十年越しに思い出してほしいなって希望も抱かせる。この切なさ…想像するだけで絶頂しそうになるね。

グリッドマンがメインのヒーローとして描かれていましたが、勇敢に扉を開けて旅立ったアカネも、このアニメを観た悩める誰かの目にはヒーローとして映ったはずだ。

アカネが抱えていた苦しみの詳細は語られませんでしたが、限定されないからこそ多くの人に響くのだろう。

奪うばかりの神だったが、最後に素晴らしい勇気を与えてくれた。まぁ俺の心は奪われたままなんだけどね(笑)

皆の優しさに触れた君なら、後悔も流した涙も、きっと自分の優しさに変えていける。

俺も「もう戻ってくるなよ~!」って、精神病棟や刑務所の中にいるような気持ちで見送ろうじゃないか。

サブタイから消えた「・」は解き放たれたビー玉を意味していたって考察を見たことあるけど、おもしろい仕掛けで感心した。

でもやっぱり俺にとっての君は、俺の心と生活を取り返しのつかないほどに歪ませてしまった怪獣なんだよ。

どうしてくれるんだよ…俺、こんなになっちゃった…。

 

創作が与える影響についても考えたい。

好き勝手していたアカネは、見方を変えれば怪獣という創作物に影響されてしまった殺人鬼として捉えることも可能で、あらゆる意味で君は危険すぎる。

創作物がサイコを生み出すなんて考えは否定されるべきで、大抵のサイコは最悪な現実から生まれるもんだと思うんだけど、フィクションがサイコの想像力を掻き立てて表現のきっかけになってしまうケースは、残念ながらあるあるでしょうね(アカネのメンタリティーはサイコというよりもクソガキだと思うけど)

でもポジティブな影響も確実にあって、結果的に彼女は創造物に救われた。

頭の中の出来事だから結局は自分と対話してただけとか、作者より頭が良いキャラは創れない的な論が頭をよぎったけど、キャラが勝手に作者の意図しない存在に変質していくことも実際あるわけで、自己完結ではない他人による救いが成立していたのは見事でした。

こうしたフィクションの影響力に自覚的な作品は好感が持てる。

 

 

といった具合に読み取れば、アカネは救われて現実を頑張るよ~って解釈で終わるのが普通だと思うのだが、ぶっちゃけ俺にはどうしても、実写アカネと新条アカネを同じ存在として認めることができない。ここまで書いといて何言ってんだって自分でも思うが言わせて欲しい。俺はこのアニメを夢オチとして解釈したい。

アカネの場合は本当の姿に戻ったとかではなくて、新条アカネの意識・存在はリアル少女の覚醒と同時に消え去ったんだ。あの姿で、あの考え方で、あの環境で生きてきた新条アカネは、間違いなくあの瞬間にしか存在していなかった。本物か偽物かなんてどうでもいい、オンリーワンの花が咲いていたんだよ。実写パートへの突入と同時に新条アカネは死んだのだ。

俺は二次元贔屓気味で、ヒロインの死が性癖だから、そう思い込みたいってのもあるけどな!

皆が実写アカネをアニメのアカネと同一視して受け入れるのなら、せめて俺だけは、消えてしまったアイツを唯一無二の新条アカネだと想い続けるよ。それが俺の使命なんだって確信している。

そんな君に永遠を感じているから、これからも決して独りじゃないんだ。

そもそも夢を見ていたアカネ(仮)はガチガチのオタクではないかもしれないし、世界に絶望しておらず人間関係に悩んですらいなかった可能性は否定できないんですよね。

夢の中って本当に別人として生きることがあるからさ。

アニメそのものが演出過多だから、むしろ制作側が作り物っぽさとか夢らしさを助長してるんだよ。

六花も死んだことにしたっていいけど、昔見た夢の舞台と同じ夢を何度も見ることだってあるから、夢の世界は持続する解釈で通すのもアリ。

まぁだからといって全てが幻想だったと極端な切り捨て方をするつもりはない。

辛かったことも楽しかったことも、六花と交わした約束も、最後の確かな変化も本当だ。全部夢でいつか忘れたとしても、全部本当でいい。

写真立てにAKANEと書いてあるように見えたので名前の違いまで疑う必要は無いだろう。

コンピューターワールド?DYNAZENON?…何だそりゃ?

 

 

まとめると

キャラデザと声優の演技の良さは言わずもがな。日常描写は演出・空気感・レイアウト・萌え的にも質が高い。

戦闘シーンはスケール感も重量感も持った違和感の無いCGが素晴らしくて、作画のアクションではスピーディーな動きが魅力的だった。

でもバカ作品みたいな勢いあるノリを入れつつテーマ性を詰め込んだり、カットに意図を含めすぎてる計算された優等生感が鼻につくし、キャラの掘り下げをボイスドラマなどに頼りすぎなのも好きではない。熱く見えるだけでおもしろくない瞬間は多いしまさよし、戦闘中の挿入歌も多用すぎて飽きる。登場人物の冷静でシュールなセリフは笑える時もあるけど狙いすぎ。生々しい自然体に見えて、作り込まれてるなぁと脚本やキャラ造形とか声優による芝居であることを意識させられ興醒めする。

イマドキのリアルな学生なら問題の解決に時間がかかるはずだッ!って謎の確信のもと作られているので冗長なんだけど、敵がクラスメイトだから葛藤が強くなるとか、アカネや怪獣による認識阻害とか何やらもあるだろうしで、一応納得はできる作劇に収まっている。でもやはり、おもしろさにはほとんど繋がってない制作側の自己満足なんだよね。

昔の特撮・ロボアニメを意識したであろう画が異様に多く、一部は擁護し難いほどに露骨で辟易してしまう。ほとんどはオリジナリティに昇華されていたから気にせず楽しめたけど(ほとんどキャラクターに関してだけど)、これはアレのオマージュなんだ!って気持ちが先行してる下品なモノも少なくなかった。「凄いアイデアだ!」と思った所がパクリだったと知った時の何とも言えん感覚は本当にめんどくさい。小物や人物にも引用が多く仕込まれているらしいが、どれも知ったところで「そうですか」って感じで心底どうでもいい。元ネタ解説オタクが大量発生してたりするので、他人の感想を漁るにも布教するにしてもなかなかしんどいものが目に入る。もし初見の人(非オタ)に勧めるなら純粋な気持ちでフラットに観てもらいたい。作中にオタクを皮肉るような視点はあるけど、オタクを謙虚にはしなかったようだ。

でも大半の問題は、この物語を夢オチで捉えれば全て許せる。どのオマージュも夢の主が見てきた作品の反映であり、本物やコピーのテーマも考慮すれば必要性を見出せるのだ。

このアニメを冷静に評価するなら60点くらいになりそうだが、新条アカネの解釈によっては1億点にまで跳ね上がる。そんな神話。もう数年は観ないで思い出にしたい。

放送から数年経ってもスパロボとかアズレンのコラボで見かけるようになりましたが、俺は本編至上主義なので「そういうの」はマジでどうでもいいんだよな。

 
 
 
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音楽

youtu.be

OPの映像・歌詞がキャッチーすぎて最高。陰謀論みたいなフレーズが印象的。

 

youtu.be

EDも最高。画が強すぎ。

六花の幻覚だと考えることも可能だし、最終話以降にもアカネが居れば~とか、六花とアカネが同等の存在だったら~みたいなifとしても見れますよね。ただラストカットは最終話以降の景色なんだろうな。

 

インストもめっちゃ聴いてる。ミックスが良いし、バンドサウンドのアニソンではトップクラスに好き。

 

劇伴は『HumanLove_CH_edm_all』『HumanLove』が好き。何度も聴きたくなるような曲は少ないな。

 

 

Wヒロインの魅力

新条 アカネ 

まず目を惹くのはピンクのグラデーションが魅惑的なサラサラヘアー。ピンク一色ではなく半分ほどは灰色であり、上から色を被って塗りつぶそうとしたような曖昧な色合いは、世界に染まり切れないまま本当の自分を必死に隠しているかのようにも見える。

ショートだが短いとは感じさせないボブのボリューム感はベストで、前髪と左のサイドでまとまっている先端の別れた触覚的な部分がチャーミング。

そして瞳は宇宙だ。渦を巻く銀河のような虹彩が美しく、瞳孔はまるでブラックホール。その中心には確かな光もあるんだ。俺以外も惹き込んでしまう凄まじい引力は君の唯一の問題点。

紅い輝きは瞳の奥に隠した熱情が表れているのだろう。

何かを企むようなジト目や、怒りや驚きで余裕の消えた目も美しい。その眼差しはメドゥーサも顔負けなほど、俺をカチカチにしてしまうね。

物理的に距離を詰めて話しかけてくるだけでも厄介だし、見下ろすような位置取りと上目遣いの使い分けも巧みだ。俺以外にやるな。

 

引きこもる君は日本神話の女神か、それとも城に囚われたお姫様か…

神や天使と呼ぶには不適切なほど悪魔的で人間味に溢れたバッドガール。

美貌に関しては非の打ち所がなく、文句のつけようもないのに…愛おしいほど不完全。

 

オーバーサイズのパーカーはまるで虚栄心。

少しだけ見える肩がもどかしくて、どこか臆病にも見える萌え袖から出た指先は今すぐに掴みたくなる。シルエットは大きく見えるが、1枚脱がせばあまりにも華奢。

きっとシャイなんだね。俺は全て理解ってるから大丈夫。

もちろん最も触れたい部分は胸部だ。君の抱える闇のように深い谷間、でも本質はとても敏感で柔らかな、ゴーヤベックも霞んでしまう最高峰のおっぱいなんだ。その不変のバストに秘めているものはケータイだけじゃないはずだろ。俺には全部さらけ出してくれ。

そして2本の脚は蹴ったら折れそうなくらいに細く、絶対領域に見えなくもないグラデーションがあるタイツには釘付けになってしまう。

部屋に入れば窮屈だったかのようにタイツを脱ぎ捨て、露になる生脚と凶悪な態度のコントラストがとても罪深い。

胸担当などと言われがちだが、俺からすれば脚においても最高なのだ。でも足首から下には興味が無いから、素足は別に好きじゃないんだ。

夏場でもパーカーとタイツを着ている理由は、彼女自身が夏の気温以上にホットだから。

どんな姿でも魅力的だけど、俺が一番好きなのは…ワイシャツとスカートとタイツを着て、布団の中で俺を待ってるキミだな。

割れた色眼鏡越しの歪んだ視界を一緒に見ることはできないけれど、その裂け目を埋められるのは俺なんだろうなって思う。

あからさまに世間の遮断を感じさせるゴツいヘッドホンは、ケーブルの位置の描き込みが割とテキトー。それを外してイヤホンの片方を貸してあげたくなる。

 

 一体どこで学んだのか…アカネの笑顔は俺以外に見せるなと言いたくなるほど可愛らしいが、リアルなリアクションを追求した作風であるにも関わらず、目を閉じてニッコリとするアニメチックな笑顔を振り撒く彼女は、不思議と浮いて映ってしまう。

アニメの表現としては当たり前のものだし、他のキャラも目を閉じて笑うくらいはしているけれど、アカネの回数はやけに多い。そのほとんどは優等生を演じるための作り笑いなのだろう。俺をどれだけ翻弄すれば気が済むのか…全部お見通しだけどね。

 

もちろん声も最高。囁きも、甲高い声も、荒々しい叫びも、魂まで響く美声。

でも言葉使いには少々トゲがあるね。その唇を塞がれる覚悟が必要だよ。

 

五感は機能しているみたいだけど痛覚は無いようで、外部からの衝撃や気温などの影響を受けることもなく(かといって無敵マリオみたいなものではない)、食事・睡眠…お花摘みなどの生理現象も必要無いものだと考えられる。円盤の特典CDで「食べてるのを見るのが好き」と言っていたのは神っぽかった。なぜか飲み物だけはあからさまに摂っているけど、心の乾きや秘めた渇望の表れだろうか?

俺としては君が遠くに見えるオアシスのようで、乾かされている気分なんだけどな。

ブックレットでは発汗しないと明確に書かれており、つまりタイツはまったく蒸れず、臭うこともないはずだ。これは本当に素晴らしい事ですよ。

故に入浴はしてないんだろうし、パッシブ的にデフォルトで全身が無味無臭なのかもしれない。

OMG…どこまでも俺の理想のタイプ。

しかし5話では川に落ちてむせたり煙にケホケホしちゃってるし、崩れた山道を1人で越えることもできなかったので、身体能力は常人と変わらないのだろう。

肺が機能しているなら窒息を狙えば勝機があるかもしれませんね。首絞めか水責めか…夢が広がる。

2話の渡り廊下、4・8話のバス、5話の岩の上、7話の階段などなど、いちいち相手よりも高い位置を取ってしまう君が好き。9話で地に落ちて、10話で地面に座り込んだり、11話で六花より低い構図になってる君も好き。アニメ演出の奴隷だね。でも俺達の間には演出なんて不要さ。

この肩書だけのカミサマ気取りは自分を万能だと思っているんだろうが、皆と変わらず呼吸して水分を欲する生き物だ。感情的で幼稚だし神らしい威厳は欠片もない。立場も所詮はアレクシスありきのもの。完全美少女だけど不完全。そんな君だから…俺はこんなになってしまったんだろうな。

夕暮れでもないのに茜色に染められる。これが決して色褪せないものだと証明したいから、こんなものを書いているのかもしれない。

どこをとっても繊細で全身メタファーみたいな女、それが新条アカネ。

 

アカネは様々な呼ばれ方があるのもおもしろくて

アレクシスの「アカネくん」

Arcadiaの「アカネちゃん」

クラスの女子や9話で彼氏になった裕太の「アカネ」

ほとんどの男子や9話で初対面だった六花の「新条さん」

本人がいない時に限る内海の「新条」

アンチとグリッド・ウェポンどもや内海もたまに言ってる「新条アカネ」

あと「神様」がある。他はたぶん無いでしょう。

「アカネさん」と呼んで他の誰とも違う雰囲気を出したくなるし、クラスメイトっぽい絶妙な距離感を演出できる「新条」も悪くないし、なんとなくフルネームでも呼びたくなる女だよな~とか思ったりしたのだが、俺はあえて名前を呼び捨てにする。俺とアカネはそういう関係だと思ってるんで。

 

男の影が一切無いのはアカネにその気が無いから当然ですが、潜在的な好意を植え付けられた人々で溢れた世界に居てナンパやストーカーの被害に遭遇していないとは考えられないので、おそらくアカネに言い寄るタイプの連中は早い段階で全滅している可能性が高い。ザコめ。

インターネットでは「ぼっ…ぼくも同じなんだよアカネちゃん…」みたいに近付こうとするオタクどもが目に付くが、そいつらは自分のコンプレックスを君に重ねて安心したいだけのヤリモク野郎だ。停滞の誘惑に負けず、時には俺すらも置き去りにして進んで欲しい。

俺は見ての通り誠実に想いを寄せているのですが、趣味嗜好においてはアカネと噛み合う部分が少ないんじゃないかと不安がある。

正直に言えば怪獣よりもモンスターやクリーチャーが好きだし、特撮ジャンルにはほとんど興味が無いうえに、トマトが大嫌いだからトマトジュースも駄目だし、彼女はiPhone派だけど俺はAndroid、ふたばちゃんねるを見ているらしいけど俺はオタクじゃないのでふたばなんか知らん。

こんな俺がアカネの好きなものを好きになれるかは難しいだろう。でも逆に言えば可能性があるってことだし、そもそも全部が同じである必要は無いわけで、その違いを受け入れた先にある関係はきっと強固で尊いものになると思う。否定も強要もしないよ。大事なところですれ違わなければいいだけさ。

アカネは趣味を共有したり他人の理解を求めたがるタイプのオタクではないから、同じ考えの人と相性が良いはずで(矛盾はしていません)、つまり俺達はきっとうまくいく。そうだろアカネ?なぁ!?

 

そういえば、ブックレットにて雨宮監督が「アカネちゃんと同じタイプのオタクです(笑)」と述べていたのだが、押し付けがましいオマージュ満載の作品を作っておいてそれはないだろ(笑)

 


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キャラソンも読み取りますけど、所詮はキャラソン。なんだかんだ本編の外で展開されたモノなので、俺はこの歌詞をあんまり信用していません。でも好き。

歌詞に合わせた編集の公式MVはなんだか痛々しくて、ぶっちゃけ背中が痒くなる。

初めて聴いた時には絶妙に古いメロだなってだけの印象だったけど、キャラへの愛が加速してからはいくらでも聴けるようになってしまった。キャラクターソングは音楽性だけで判断できないなと実感しましたよ。こんな気持ち…君と会うまで知らなかった。

「制服と道徳とチャイムが縛る檻の中から連れ出して」「未来閉ざす進路指導室」は中二病じみた言い回しで深みがあるように聞こえるけど、それは被害妄想に近い歪んだ認識なんだよ。

うそつきだと自称する君は本当に嘘が上手すぎる。管理怪獣やバジャックよりも皆を惑わすほどにね。そのあどけない唇から飛び出す巧みな嘘が俺のためかと思うと嬉しいよ。俺は人を疑うのが苦手だから何度だって騙されてあげる。

でも「独りだって笑えるんだね」と自分の苦しみまで偽ろうとする君を見るのは辛い。そうやって騙し続けていれば自分を愛せなくなってしまうし、俺が気付かないままでいると思っているのなら、俺を見くびりすぎなんだよ。オマエのことなら全部わかる。周りを頼って自分を大切にして欲しい。

もし「もっと君を知りたい」なんて言われたくて、わざと下手に誤魔化しているのだとしたら…君はとんでもない策士だな。駆け引きも退屈しない。

望み通りに弱みまで、もっと君を知りたいから、夜は素直になるまで寝かせられないかも…。

終盤の「嫉妬されたい」も秀逸。嫉妬されたい場合に相手への情報を制限するのは非常に効果的で、もっと君を…いや、ぜんぶ独占したくなる。

君の誠実さを信じているけど、他の男に色目を使って俺を妬かせるような行動をしないか心配だ。俺はNTRもイケるからやめてください。

 

実はYouTubeのMVはフルサイズよりも1分ほど短くカットされている。

お互いの距離を知らずに

ふたり眩しく笑いあえた

そうあの日の私たちまで戻れたならいいのに

 

言い訳と後悔と蛇足が染みて蒸れた上履き脱ぎ捨てて

 

だって私泣き虫なのに

君の前で涙が出ない

ずっと君を知らずにいれば

独りだって気付かず夢見たのに

といった部分がカットされているのだが、この辺りの歌詞はアカネが想いを寄せる明確な"相手"の存在を示している。もしかすると、外から愛を送るガチ恋勢の没入感を邪魔せぬよう、編集担当が気を使ってくれたのかもしれない。よかったねガチ恋勢さんたち。

俺だったらその不器用な好意に応えて、独りだなんて思わせやしないのに…。


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2021年にSpotifyで1番聴いた曲になってしまった。

 

 

毎日というか時々というか極稀にだが、アカネとの夜の営みを考えることもある。

本編の振る舞いからはサディスティックなイメージがなくもないけれど、ベッドの上ではマゾだと思うんだよね。

アレクシスに操られていた経験、怪獣と共に負かされ心を折られ続けた日々、多くの人間を死に追いやった罪悪感…これらはマゾに目覚めるきっかけとしては充分だろう。

彼女は自分への罰として激しいプレイを求めるんだ。後ろからね。

痛めつけても痛みは感じないだろうけど、呼吸をしているから首絞めによって肉体的な苦痛を味わおうとするのさ。

でも俺には愛があるから、イチャラブな絡みも欠かせない。頭を撫でられたり優しいキスが好きらしいよ。

アカネのプライバシーもあるので、これ以上は想像にお任せします。

 

 

ついでに、あれだけ繊細なアカネと最も近い友人関係を築いていた古間とまるさんにも触れておきたい。

パッと見の雰囲気が陽なので実際に会ったら萎縮してしまいそうだが、別に不良とかスクールカーストを意識するような人間性ではないだろうし、ユルい生活態度や適度な距離を保ってくれる居心地の良さ、オタク趣味関係なく付き合えるフラットさは理想的な友達だ。特にまるさんは自主的に勉強したりダンス部に所属している描写があって容姿も凄く良い。クラスを掌握するうえでは必ず抑えておきたい人物だろうよ。

8話ではアカネが裕太達に自慢した怪獣と技術を素直に褒めてくれたけど、同じ回でアカネが2人も居るはずの学園祭を躊躇なく襲おうとするので、やはり作り物扱いなのかと悲しくなってしまう。

以降2人は登校してこないアカネを純粋に心配し続けていたし、アカネが学校に休みの連絡を入れたと読める描写はあったけど、2人のメッセージには返信していないのかもしれない。そのまま何も言葉を交わさず別れてしまったのだ。

でもアカネが扉を開ける前にしていた回想(?)の最後のカットが古間まるだったのが何とも言えん気持ちにさせる。まぁアレはアカネが認識していないシーンなんですけどね。

俺が思うに、10話の感想で述べたような怪獣を利用する動機と同じく、古間まるは新条アカネとしての自分を維持するために都合のいい存在で、好感を持っているのは間違いないけど作為的な組み合わせだったんだろうな。

 

 

宝多 六花

黒髪セミロングのJK、好きに決まってるだろ。

誰かの支えになれるような強さを感じられる太い脚、一度でも捕らえられたら抜け出すことは困難であろう太い太腿、本人は気にしているという裏設定に同情してしまう肉厚な下半身…。とにかく壮大だが、キャラデザ的には当時のトレンドを掴んでいる絶妙な太さである。

ピンクの虹彩を含む青い瞳はビュリフォ。アカネが去っても君には彼女の影がずっと刻まれているんだろうね。

実写オチにしたことで存在性が完全な二次元キャラになってるのスゴイな〜。

各話の感想で充分に語った気がするので特に言いたいことは無いが、1つだけ言っておきたい。アカネと比較するとマジでイイ女だな…。

 

トリビア

キャラの名前に込められた深み

トランスフォーマーとか企業名が元ネタにあると耳にしたことはあるが、だからなんだよとしか思わんので、独自に解釈してみる。

まず六花という名前を文字通り6の花とし(本来は雪の別称)、そこにアカネを一輪の花として足すと七花…つまり紫陽花の別称になります。その花言葉は無常や移り気といった変化を表すものであり、本編でアカネに必要だった出来事も変化だったんですよね。2人の関係性の尊さがよく分かる。

そして花の色によっては「辛抱強い愛情(青)」「元気な女性(ピンク)」や「寛容(白)」といった意味があるらしく、青は六花、ピンクはアカネ、白はアンチ(キャラのイメージカラーはキャラソンのジャケットから)とすれば、それぞれがキャラの印象と近しい意味が当てはまって全てが繋がります。そういうことです。

さらに追求すると、新条アカネという名前は「新アカ」と略すことが可能で、これを「新規アカウント」と考えればキャラクター性にハマりますよね。

基本設定の段階でこれだけ練られているとは驚愕だ。

 

 

SSSS.GRIDMAN=LDH

ボイスドラマ第12.12回にて、新条アカネのコピー元とされる女の子が「三代目 J Soul Brothers」が好きだと元カレ情報を交えて話している。

曲名まで出された『R.Y.U.S.E.I.』(2014年)の歌詞は、Sグリの内容に繋がる部分があると俺の中だけで話題になっている。


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七つの流星 絡み合いながら進む

交じり合ってひとつになる

最終話のアクセスフラッシュ(新世紀中学生4人+グリッドマン+裕太+アンチ)は間違いなく『R.Y.U.S.E.I.』をリスペクトしてのものでしょう。

頻出する「SHOOTING STARS」「STARS SHINE」の頭文字を取れば「SSSS」になるのも偶然とは思えない。

LDHはLove,Dream,Happinessをテーマに掲げていて、これらはどれも本編の中で重要な要素だった。

GRIDMANのDがLDHのDと一致していることも無視できません。

 

2018年の6月に、三代目JSBは『FUTURE』というアルバムをリリースしており(Sグリは10月放送)、収録されている曲の歌詞と本編を照らし合わせれば、なんと作品のテーマをより深く掘り下げることができます。やっぱりボイドラは制作側の粋なヒントなんですよね。

とにかく大事なのはポジティブ精神だってことが伝わってくる。

特に『HAPPINESS』の歌詞は繋がる部分が多すぎる。個人的には裏主題歌だと思っています。Bメロの四字熟語は、アカネの作った怪獣の肩書きが四字熟語(TRIGGERがTwitterに載せたアフレコ台本の表紙参照)であることを連想させますし、特に2番の「捲土重来」はメカグールギラスと同じであり、「百花繚乱」怪獣もスピンオフ小説で登場したらしい(未読)。残った「勇往邁進」と「不撓不屈」はアカネへのメッセージとして考えればピッタリだろう。サビも六花達の心情そのもので完璧だ。

歌詞では愛しい「あなた」を薔薇と表現しているのですが、セイヨウアカネの根から採れる色素で染めたような紫の強い赤色は、ローズマダー(madderは茜を指す)と呼ばれているので、この歌詞とアカネを重ねるのは容易。

「愛で満たすしかない」は真理。これはアカネに通ずるだろ…ってフレーズが多い。聴けば分かります。

 

12.12回の数字を足せば24…つまり”本物”をテーマにした『24karats』シリーズにも行き着きますね。『24karats -type EX-』『24karats STAY GOLD』『24karats GOLD SOUL』『24karats TRIBE OF GOLD』なども本質に迫っていますが、中でもアナザーストーリー的な『24WORLD』は、Sグリに与えた影響を強く感じ取れます。


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そうデジタルが溢れる近未来

でもアナログな繋がり信じたい

この部分からはアカネが貰った定期入れを想起させ、全体のタフな歌詞は、「アカネはさ、どこへ行ったって堂々としてないと」と伝えた六花の想いに重なるのではないでしょうか?

 

タイトルからも察せられるように、EXILEの『real world』と『HERO』もアカネを表しているかのような歌詞だった。

 

アレクシスが無限の魂を持つ者として描かれていましたが、無限と聞けばLDHが生み出した最高のエンタメ作品『HiGH & LOW』に登場する伝説のチーム「ムゲン」を想い浮かべる人も多いでしょう。ムゲンといえば最強の男である琥珀、そしてグリッドマン化した裕太やアレクシスの目は琥珀色と言えなくもない事実。

さらにムゲンのテーマ曲『MUGEN ROAD』は、限りある命を叫んでアレクシスを殴ったグリッドマンを思い出さずにはいられません。


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この拳で Knock it down

一瞬の命燃やせ Burn up

その未来(さき) 憂(うれ)うな Burn out 

刹那(せつな)に火花散らし 焦がし尽くす魂

 

そしてGRIDMANの監督の名前は雨宮哲…雨宮といえばハイロー最強クラスのキャラである雨宮兄弟がいますし、監督が認識している可能性はさらに高まるのだ。

 

ホント…監督のLDH愛には圧倒されますね。

 

 

おわり

HoneyComeBearの『Revolver』ヤバッ!

とにかく観て、聴いてください。

MVありきと言える曲だけど、だからこそ1つの作品としては格別で心に響いた。

キャラデザも制服のデザインもめっちゃ良いし、絵コンテまで見たくなる。

ドロップが抑え気味な曲の構成からハニカムベアーの変化を感じられるし、ストリングスと重い低域で演出される劇的な雰囲気と、アニメーションMVの衝撃的な展開で凄まじい余韻を得られた。

単にKawaiiで消費したくない世界がある。

情報量が乏しいのでほとんどが妄想になってしまうのですが、これは絶対的な関係である2人の片方に成り変わろうとしたけど盛大にフラれてしまったモブキャラと、それを突き放した主人公の物語ってのが、とりあえずの解釈です。

あまり好きな言い方ではありませんが、百合に混ざりたがる奴は許されない!に近い意志を感じますね(俺はそういうの嫌いじゃないけど)

 

歌詞を読み取る際には、赤髪ちゃんが「私」、茶髪ちゃん(みんな黄色ちゃんって呼んでるけど…)が「あなた」、青髪ちゃんが「君」であることを意識すれば分かりやすい。

 

とはいえ、茶髪ちゃんの正体に関してはいくら考えても難しいから、頭を整理するためにも3つの説を考えてみた。

例えば、赤髪ちゃんの隣にいたくなって青髪ちゃんを殺してから近付いた、詰めの甘すぎるサイコおバカさん説で考えてみると、奪った指輪を馬鹿正直に着けてくる茶髪ちゃんが本当にバカで理解に苦しみます。でも同時に、その必死さがメチャクチャ切実で何とも言えない気持ちにさせられる。

35秒辺りでピンッと飛ばされる消しゴムは、青髪ちゃんとの思い出を忘れない赤髪ちゃんの覚悟を表しているように感じた。

 

 

もう1つは、赤髪ちゃんの記憶が消えたことになっていて、茶髪ちゃんが自分との思い出で塗り潰そうとしていた説だ。

それならば奪った指輪を堂々と着けていたのも分かるし、顔を隠したモブのSFっぽさにも納得できるし、ノイズみたいなフラッシュバックもそれっぽく見えるし、35秒辺りの消しゴムが記憶消去を意味しているとも考えられる。

最初にこの考え方が浮かんでいたけど、自覚的な歌詞とのすれ違いが生まれてしまうし、最初の茶髪ちゃんバカ説の方がしっくりくるんですよね。

どちらにしろ赤髪ちゃん的には、わざと気付いてないフリを続けて茶髪ちゃんが幸せを感じてきたところで一気に糾弾する計画だったんだろうな。

戯言だと早い内から気付いていたのなら、もしかしたら赤髪ちゃんは過去の再現に依存していた面があったのかもしれないし、茶髪ちゃんの好意自体は嬉しくてなぁなぁにしていた可能性もありえるけど…まぁこれこそ戯言かもね。

 

 

3つ目は割とガチなのだが、茶髪ちゃんは赤髪ちゃんの別人格だった可能性に行き着いた。

まず気になったのは瞳の色で、青髪ちゃんの瞳が赤色なのは納得なんだけど、赤髪ちゃんの瞳が茶髪ちゃんの色、茶髪ちゃんの色が青髪ちゃんの色ってのは不可思議だ。

さらには、赤髪ちゃん視点で描かれている(であろう)物語なのに、茶髪ちゃんがやらかした時のフラッシュバックが入ってくるのも奇妙に感じちゃって、もしかしたら同居してんじゃないの?と思ったワケ。

あとホラ…2人とも胸が小さいし…。

そして「進路希望は白紙のままだ」って部分と、鳥かごや鳥居から感じる捕えるようなイメージを汲み取ってみると、いつか卒業して別れてしまう青髪ちゃんを永遠にしたいという願望の暴走から生まれた茶髪ちゃんが勝手に殺しを実行し、耐えられなくなった赤髪ちゃんは自死を選んでしまった…なんて可能性も、否定はできないと思うんですよ。

「君だからいけなかった」なんて加害者の言い回しみたいなのよね。

茶と赤の行動が、青と赤の過去に重なるのなら、0:55からのバス停では青髪ちゃんから別れを示唆する会話が行われたのではないかと推測できる。

それならバス停を描いた意図と、胸を痛める動作の意味も分かってくるのだ。

ときめいちゃったのカナ?とも思ったけど、雨が降っていたうえに暗く見える演出だったし、きっとネガティブな痛みだったはず。

となれば、歌詞の「あなたの戯言に猫を被っている」は青髪ちゃんの言葉を受け入れられない状況にもなり得る。

そもそも指輪を渡すような出来事のきっかけが謎で、例えば別れを前にズッ友の証として渡したのだとしたら自然な流れでしょう。

1:54と3:06の笑顔が作り笑いに見えるのは俺だけ?

終盤の回想の中で1度だけ不自然に映ってるモノクロのモブ(たぶん茶髪ちゃん)の立ち方が赤髪ちゃんと同じである点にまで納得がいきますね。

もちろん、いくつか穴のある考え方ではあるけれど、別人格説はけっこうアリだと思うよ。もう俺は冷静に考えられそうにない。

 

え?茶髪ちゃんは青髪ちゃんの別人格説?

それ以上はやめろ!戻って来れなくなるぞー!

 

ただ確実に言えるのは、茶髪ちゃんは規格外のおバカさんだってこと。故に混乱してしまう…。

 

どんな解釈を貫くかはアナタ次第ですよ。

 

 

演出単位で興味深いシーンもあって、1:17からの画は境界を描くように柱が中心に置かれて鎖も張られているのだが、黄色の注意マークから左側はモブ(茶髪ちゃん含む)が多く、でも赤髪ちゃんは赤いポスト(?)と被っていて、青い線の入った柱から右側は赤髪ちゃんと青髪ちゃんの尊い空間であり、茶髪ちゃんと思われるモブはモノクロかつ顔無しの状態だ。細かい言語化が難しいんだけど、生きてる世界の違いを感じさせますね。

 

1:25で赤い花と赤髪ちゃんを並べて映し、空の鳥かご(?)越しに花瓶と赤髪ちゃんを見せていたのは対比として捉えられる。花瓶には水が入っているんだろうけど、赤髪ちゃんの心は青(水色)髪ちゃんが不在で空っぽになっているのだ。たぶん。

単純に囚われている心情を表しているのかもしれないし、二重人格説で青い鳥の童話なんかと照らし合わせると、青髪ちゃんを籠の中に捕らえていたかった願望が垣間見えたりもする。

 

リボルバーを突きつけられた茶髪ちゃんの焦った表情はマジでかわいい。

隠していたリボルバーの元々の意味は青髪ちゃんへの恋心のようなもので、茶髪ちゃんには復讐心として向けることになったのではないだろうか?

「許せなかった」のは自分のことでもあるんじゃないのかと、なんとなく思った。

 

最後のドロップで真実の記憶が駆け巡る勢いはたまらないし、あれこそが正しい時系列で、茶髪ちゃんが最初から指輪を着けていたのは別の意味でも異常だったのね。

茶髪ちゃんは立ち位置から駄目だったよ。青髪ちゃんは常に赤髪ちゃんの左側に居たってのにさ。

指輪の位置も中途半端で、2人のように指輪も合わせられず、ラストで一方的に死体の手を握るだけだったのも哀れだ。夕焼けと青空の対比も強烈。

青い空と頻繁に映り込む鳥居は青赤の関係性が神域であることのモチーフのようで、背景で目立たない無地の鳥居は外野に過ぎない茶髪ちゃんを表していたのかなとか…考えてて辛いぞ。

青髪ちゃんの髪が緑色になっていたことについては、何かのレイヤー効果じゃない?ってくらいの興味しか湧かず、あんまり深い意味があるとは思えなくて思考放棄しました。

 

それはそうと、青髪ちゃんの指輪の位置が数パターンある理由がどうしても分らない。

終盤の回想の中では茶髪ちゃんと同じ右の薬指だったし(ただの使い回し?)(つーか赤髪ちゃんが指輪を見て微笑む時の指輪の向きが逆なんだよな)、殺された時の指輪は左手の小指から抜かれていて、ラストでは右手の小指という暴れっぷり。

見えない時には外しているだけなのか、描き込みの問題なのか(でも茶髪ちゃんはほぼ全カットで着けてる)、指によって意味があるのか、触れないほうがいいやつなのか…俺の頭では判断しかねる。

指輪の解釈に関しては自信が持てないですね。

 

というわけで、読みづらい文だったと思いますが、考察もとい妄想はここで切り上げます。

たった3分30秒に詰め込まれた詞・音楽・アニメーションの凄みを存分に堪能できました。そしてこれからもハニカムベアーの描く世界に没入していきたい。

 

 

ついでに俺のハニカムベスト10っ(Revolverは除く)

HoneyComeBear - Mirror (Official Audio) - YouTube

やっぱコレ。

表に出せない女の子同士の秘め事を官能的に綴っている歌詞、盛り上がりすぎない上品な曲調、ギターとシンセとカットアップの気持ちよさが最高。

 

HoneyComeBear - Sunflower(Official Audio) - YouTube

メロディもサウンドもめちゃくちゃ好み。これは普通にインスト聴きたい。

Kaakoさんが言うには、3年前の夏の曲を守ってあげられるように作った曲らしいのだが、確かに『ナツゾラ』では明確な救いは感じられない。

『Sunflower』には幽霊視点のようなフレーズが多いし、「交差点の中 迷い込む君の 背中を押す」は事故死のショックから立ち直らせたがっているようで、イラストも直球にゴーストだから、亡くなった友人の話という解釈が的確だと思うけど、個人的には引っ越しの話(または幽霊説も含む)ってイメージもなくはない。

泣いてない夏の空と、ただ上を向く向日葵が、前向きな意味であって欲しいですね。

 

HoneyComeBear - Calling (Official Audio) - YouTube

近未来の世界観。「何百年も生きて行けるこの世界で~(略)~同じような日々でいいよ」がロマンティックで好き。身体の機械化でもしてるのかな。

歌詞も音色も明るめでドロップも最高。何度も聴きたくなる。

 

HoneyComeBear - アキレア (Official Audio) - YouTube

世界の終わりを前にして君のもとへ勇ましく逢いに行くって感じかな。

全体の美しさ、Bメロで加わる疾走感が特に好き。

Spotifyの歌詞に致命的な誤字があるのでYouTubeの概要欄を見ましょう。

 

HoneyComeBear - Defy (Official Audio) - YouTube

EP『Intro』のジャケットイラストがスニーカーちゃん。

EDM構成ではなく、少しアップテンポなバラードって感じ。運命に逆らおうと傷つき傷つけながら突き放す、切ないメタ的な歌詞が非常に好み。

『Outro』収録の後日譚みたいな『Clockwise』も良曲。

 

HoneyComeBear - Twilight (Official Audio) - YouTube

荒廃した世界を感じさせるけど力強さがある。『アキレア』と似てるかも。

とにかく曲がカッコイイ。

 

HoneyComeBear - IDOL (Official Audio) - YouTube

最後の「いたむ僕」は悼むにもなり、歌詞の解釈は転校や自殺が正当だろう。

アイドルとは言われているけど、モテる女子が周囲の悪意に苦しんでいたっていうミニマルな捉え方もアリだと思うし、個人的な好みではアイドルの熱愛発覚とか、ただただ心の内も明かしてもらえず触れられない高値の花を描いているのではと考えたくなる。

なんにせよ思い込みの強い後方彼氏面の妄想みたいだし(褒めてます)、霊的に考えても切なくて、ベースラインのせいか歪にも感じてしまう、意外と怖い曲。

これと『Calling』が一緒のEPに入っているのもおもしろい。

 

HoneyComeBear - Dear (Official Audio) - YouTube

童話的で聴きやすいピュアな曲。

初めて聴いたハニカムがコレだった気がする。

 

HoneyComeBear - またね (Official Audio) - YouTube

ゆったりとしたFuture Bassっぽい曲。よく分からんが、連絡先を交換しろと言いたくなる歌詞。俺も別世界に迷い込んだような深夜徘徊をして、夜明けと共に消える繋がりの切なさを知りてえ。

 

HoneyComeBear - Missing (Official Audio) - YouTube

覇ニ華ム部屋。ループ的な設定の話なのかな?

壮大な雰囲気のリフレインと嘆きに近い感情が乗っているようなドロップが印象的。

 

アッ…手が滑った

2021年 上半期の気に入った曲

雑なメモ

自分が2021年で気に入った曲を入れてるプレイリストから、コメントしたくなった曲・アーティストをいくつか載せる。

 

 

actor city / 遠坂ソニア [Official Music Video] - YouTube

2021年のVtuberオリジナル曲では一番好きですね。緩やかなメロディと綺麗なボーカルと言葉選びの良さとサビのバリエーションのおもしろさで無限に聴ける。

 

TEMPLIME×星宮ととはやりすぎな曲がベスト。

 

メトロミュー「都市伝説」【Official Music Video】 - YouTube

ボーカリストとしても魅力的だし、マジ最高シンセ。『ECLAIR GROOVE』のコード進行を一生聴いていたい。

 

キツネDJ良い音作りしてますね。

アメノセイの無期限休止には驚いた…。

 

安定のラップと落ち着くトラックが良い。おこめちゃんとコラボしている事実にグッとくる。

 

富士葵…凄くなったなって。

 

あんまり伸びないナユタン星人の曲。好きだよ。

 

ASTRAM『スターロア』AKROGLAM Music Video - YouTube

MINERALS『アングレカム』AKROGLAM Music Video - YouTube

超絶ハマったコンテンツ。キャラデザもストーリーも楽曲も最高。

しばらくスターロアのインストを朝の目覚ましアラームにしています。

 

ポジティブで綺麗なYOASOBI…めっちゃ良いと思う。

 

[MV] PENTAGON(펜타곤) - Honey Drop | 웹드라마 Replay 리플레이 OST - YouTube

韓国ドラマのOST。PENTAGONの甘いポップソングは最高だな。K-POPとしても珍しいサウンドな気がする。

 

Mere Dil Vich | Arjun Kanungo ft. Tanzeel Khan | OFFICIAL VIDEO - YouTube

Arjun - Baggage (Ishq Mushkil Hai) Official Video - YouTube

最近この2人のArjunが好きすぎてインドの曲が大好きになってる。

 

4s4ki - FAIRYTALE feat. Zheani (Official Music Video) - YouTube

4s4ki - ☆メガジョッキ☆ (Official Music Video) - YouTube

どうかしている。サイコー。

 

シングルのカップリング曲。かなり強い。

 

『うっせぇわ』には複雑な気持ちになるけど、やっぱりAdoはスゴイよ。

 

EGOIST『絶体絶命』Music Video(スマートフォンゲーム「アズールレーン」簡体字版リリース4周年記念主題歌) - YouTube

EGOISTだけど曲はryo(supercell)ではない。でも最高。

chellyがreche(リシェ)に改名してソロ活するようになったけど、もはやEGOISTの存在意義って楪いのりを感じられるかどうかになってくると思うので…消えることなく良曲を出し続けてくれればなんでもいいや。

 

宇多田ヒカル『One Last Kiss』 - YouTube

シン・エヴァは駄作。宇多田ヒカルは最高!!!

 

BTS (방탄소년단) 'Butter' Official MV - YouTube

MV良すぎ。音の少ないシンプルなファンキーさ、妙に王道なサビ、少しレトロなシンセの間奏からベースがブンブン鳴るラップパートに入る流れがヤバすぎ。JINの兵役問題で不安になってしまったけど応援し続けていきたいね。

 

dodo & tofubeats - nirvana (Official Music Video) - YouTube

tofubeats - SMILE - YouTube

好きに決まってるだろ。

 

素晴らしいアルバム。『Filter』と『Every Time』が特に良い。

 

KID FRESINO - Girl got a cute face ft. Campanella (Official Music Video) - YouTube

STUTS & 松たか子 with 3exes - Presence I feat. KID FRESINO (Official Music Video) - YouTube

KID FRESINOのラップも音楽性もクセになってんだ。

 

2021年に入ってから知って驚愕したアーティスト。絶妙な音数でめちゃくちゃメロディアスな曲がいっぱいだ。

 

DJ Khaled - WE GOING CRAZY (Official Music Video) ft. H.E.R., Migos - YouTube

キャレドのアルバムは良くも悪くもお祭り気分になれる。相変わらず豪華なメンツを揃えていますが、『KHALED KHALED』なんてタイトルやMVで自分を一番前に出そうとする姿勢もさすが。
『WE GOING CRAZY』はShawty Loの『Dey Know』ネタが目立つけどベースラインも超好き。

H.E.R.のアルバムも良かった。2017年から聴いてるアーティストだけど、めちゃくちゃ有名になったよなぁ。

 

JeremihのOh~!とかYeah~!とかがマジで好きなんだよな。

 

jizueはジズーって読むんじゃよ。

 

【期間限定公開】TVアニメ「シャドーハウス」ノンクレジットエンディング映像|「ないない」ReoNa - YouTube

これ発明だろ。イントロAメロ超好き。『シャドーハウス』の主題歌だけあって本編のゴシック要素を表現しつつハウスミュージックにもなっているのが完璧。ゴシックな曲が苦手な俺でも新鮮に感じられて余裕で聴ける。

 

スカートとPUNPEE『ODDTAXI』Official Music Video(TVアニメ「オッドタクシー」オープニングテーマ) - YouTube

『オッドタクシー』最高だったね…。

 

転スラの主題歌らしいのだが自分は未視聴。

カッコイイね。

 


フロムアイドル公式 - YouTube

ポエトリーリーディングのキャラソンで展開するコンテンツ。YouTubeの広告で流れて一気に惹かれた。かわいいMVは何度も観れるし、SpotifyでOff Vocal版を聴くのも良い。

正直アキトはイマイチだけど、yuzuとシンはトラックが良いしドキドキしちゃうね。

 

Milkoiは韓国のトラックメーカーでマジ最高なんだ。

 

オタクEDMを聴け。えげつない音色とkawaiiの組み合わせが気持ちぃい!

2019年の『Euphoria』が一番好き。

 

 

おわり